息子コクトウ君へ
13回目のお誕生日おめでとう。
4月から中学2年生だね。
なんか信じられん。
だってパーパーでさえ、昨日が中学2年生だったような気分だから。
これは、ギャグじゃなくてマジで。
昨日まで「3才だった」かと言われたら、
そんな気はしない。
でも、中学二年生の自分を思い返せば、
それは本当に昨日のようにリアルに脳内に立つものがある。
その頃には、パーパーはもう一人の「さとうみつろう」だった。
アイデンティティと呼ばれるものが、確実に確立されていた。
その「中学二年生」という位置に、君がいま立っているということは、
たぶん君が40才になって振り返っても、
昨日のことのように今日を思い出せるだろう。
それはすなわち、ここから先は途切れることが無い記憶が連綿と未来まで繋がるということであり、
君はもう、大きくは変わらないだろう。
とはいえ、そこ「中学二年生の位置」に立っている君は、
来年起こる「中学三年生のコクトウ」を知らないし、
「高校2年生のコクトウ」も知らないし、
「会社に入った時のコクトウ」も、
「結婚した日のコクトウ」も、
「子供を始めて抱いた日のコクトウ」も知らないだろう。

そこが、君とパーパーの大きな違いかもしれん。
「中学二年生」の君は、40才まで続く連綿とした未来の記憶を知らない。
でも「40才」のパパは、中学二年生までの過去へと記憶が途切れずに繋がっている。
君と僕の違いは、それだけだ。
君が1才の時、パパは29才だった。
なんと、年の差29倍!
パパはお前の29倍えらかった!


君が5才になった日、パパは33才だった。
年の差は6倍で、パパはまだ偉かった。

君が10才になった日、パパは38才だった。
年の差は4倍。
そして、今日は君が13才で、パパは40才。
年の差は3倍だ。
こうして君は、どんどんパパに近づいていく。
世界の楽しいことを沢山吸収し、
世界の不条理に何度も怒り、
世界の難しさを何度も悩み抜き、
その分だけ君は大きくなって行く。
君が60才になった時、もしもパパが生きていたら、88才。
年の差は、1.4倍を切っている。
四捨五入したら、1だ。
タメだ。
僕らはいつか、タメになる。
ところが、スタート地点は大逆転から始まっていた。
君が生まれた時、
君は0才で、パパは28才。
28÷0=無限
パパを何倍にしても勝てないくらい、君は輝いていた。

パパが今、何を考えているか分かるかい?
きっと、君には分からないだろう。
パパはね、
「僕らはいつか、タメになる」とさっき君に書いた時に、
あれ?
これ、むかしどこかで書いたな。
本だったかな。詩集だったかな。
「僕らはいつか、タメになる」なんて詩的でカッコいい言葉を産めるのは、世界に俺一人しかない。
ブログかな?
どこで書いたっけ?
と、ずっとその事であたまがいっぱいなんだ。
君の誕生日を祝うどころか、もう自分の手柄のことであたまがいっぱいなんだ(笑)
あったよ、ここだった⇒これ
もう、脱線したから何の感動もないけど、
未来をまだ知らない君と、
過去をたくさん知っているパパの、
その差を、さらに急加速で埋めるために、
パパが偉そうに教えてやろう。
この世界のことを、パパは誰よりも考え抜いてきた。
どんな仕組みなのか。
どんな法則があるのか。
どんな作用機序が働いているのか。
でもこの世界のことを知れば知るほど、
この世界のことは同じだけ分からなくなる、
だから、パパよりこの世界のことを知っている人は一人も居ないし、
パパよりこの世界のことを知らない人もひとりも居ない。
みんな、だいたい同じくらい未熟で、
だいたい同じくらいバカで、
だいたい同じくらい偉そうな態度を取って、
同じくらい悩んでいる。
僕らは、ずっとタメだ。
うん、やっぱりあのセリフを超える詩は今日は出なさそうだから、
ペンを置こう。
この世界のことを、君より知っている人はどこにもいない。
君以外。
お誕生日おめでとう。

インスタ、今さら始めました。
https://www.instagram.com/mitsulow36/
↓はやいもんだ。
中二だってさ。
すぐ、高校生になるぜ。
高校生から、今日までの記憶。1mmの空白も無く繋がってるぜ。
高校生、昨日だったぜ。
スゲーな人生、なんか分かって来た。
みんな、偶然生きてるだけだ。
2年前の誕生日の記事↓
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時間ある人は、ずーっと続けて読んでみて。
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さとうみつろう
日本の作家・ミュージシャン。中1の長男コクトウ君と、小3の長女ザラメちゃん、1才になった次女ミリンちゃんの3児のパパ。石垣島で生まれ中学は大分県、大学は北海道。社会を変えるためには「1人1人の意識の変革」が必要だと痛感し、大手エネルギー企業から独立。本の執筆や楽曲の発表を本格化し、初の著書がシリーズ累計30万部のメガヒットを記録。10代の若者を中心に多くの支持を集める。ところ…


