「降りてきなさーい、実家でお母さんが泣いてるぞ~!」


シュボッ。ふぅ~。

知らなかったなぁ、刑事ってバカなんだ。

おかんは3年前に死んでるっつーの。ちゃんと調べてから説得しろよな。

飛び降りの説得もYOUTUBE見て学ぶ時代なんかなぁ。

さて、と。

このタバコを吸い終わったら、もう飛ぶか。




夕暮れの屋上で、若者が両足をブラブラさせながら煙草をふかしていた。

夕陽が落ちる前には飛び降りると決意している彼に、

メガホンによる説得はまだ続いていた。


「花子が泣いてるぞー!さっさと降りて来ーい!」


誰だよ、花子って。

おかんの名前くらい、ちゃんと調べてから説得しろよな。


「花子がいま、どんな気持ちだか分かってんのか!」


だから花子じゃないって!

てか、なんでそんなに語気が強いんだよ。

今にも飛び降りようとしてる若者を、後ろから責めて押してどうする?


「花子に、あやまれー!!」


・・・。マジ誰だこいつ?

さっきまでのデカじゃない。





若者
「ほっといてくれよ、刑事さん。

そもそも、俺のおかんは花子じゃねーぞ!」


刑事
「お前のお母さんには興味ない!

私は、花子に謝れって言ってんだ!

いまお前が死ぬと、花子はいったいどんな気持ちだと思う?」




若者
「??、いったい、何の話をし・・・」


刑事
「とにかく、考えろ!お前がいま死んだら、花子はどんな気持ちだ?」




若者
「だ、だから花子が誰だか分からないってば。

ひいおばあちゃん??先祖??」


刑事
「ウシの花子だよー!!

いいか、お前が今死んだら、

お前がこれまで食べてきた全ての動物たちに失礼だろうが!!

お前には、生きる義務があるんだ!

彼らの分まで、生きる義務があるんだよ!!

簡単に死ぬな、クソヤロー!俺が殺してやろうか!

いいか、彼らは生きたかった。

もっともっと、生きたかった。

でも、お前に食べられたんだ!

だから、お前には義務がある!

いいか、生きろ!

生きるんだ!

「お前」は、全ての動物たちの願いなんだ!

絶対に・・・、絶対に飛び降りてはダメだ!!」




若者
「じーん(なんかムダに感動・・・)

け、刑事さん。おれ、生きるよ!

ちょっと、手を貸してくれないか。

このてすりの、向こう側へ戻るた・・・

ズルっ!!」


刑事
「は、はなこー!!の化
身~!!

・・・。」


ぽよーン(説得中に1Fに設置したトランポリンで無事キャッチ)




若者
「あっぶね!!

あんた、刑事なんだから手を放すなよな!

むしろ殺しに来たのか?」



刑事
「結果、生きているから良かったじゃねーか若者。

いいか、二度と死のうだなんて思うんじゃねーぞ。

もし、こんど死のうと思ったらお前の背後生霊を全部使って呪い殺してやるからな!」



若者
「・・・ありがとう(なぜか感動アゲイン)。

刑事さん、お名前は?」



刑事
「さーな。」





危なすぎる刑事デカ

です。彼の名は、危なすぎるデカ。

出典は漫画『ポチのへなちょこ大作戦Z』より。


危なすぎる刑事







生きよう。

あなたには、生きる義務がある。

あなたは牛を殺した、親鳥から卵を奪った、

草を引き抜き、実をちぎった。

生きよう。

あなたには、生きる義務がある。

あなたは今生きているだけで、もっと生きる義務がある。

草が、木が、実が。

今日の「あなた」を生かしているのだから。

 

 



昨日のブログは、「おやごさん向け」だから。

今日のブログは、(数は少ないかもしれないけど読んでる)子供たちへ。

危なすぎるデカからの、メッセージでした。






↓とても楽しいギャグマンガなので、古本屋さんで見かけたらぜひ。


いま、花子はどんな気持ちなんだろう?

自分の命を託して、先へと生かした「あなた」が死を選択しようとしたら。

僕たちには、生きる義務がある。

江原さん、細木さんがブームになった時代に自死者が激増したそうです。

僕は「あの世がある」とか安易に発言する人が嫌いです。

あの世どころか、この世すら無い。

イマ、観測者の目の前に起こってる「現象」しか無いこの世界で、

「イマを終わらせない」。

あ、「イマを終わらすな」って歌詞↓、そういう意味なの?

 



まぁ、最後に、

危なすぎるデカからのメッセージをもう一度(*´▽`*)




「いいか、お前が今死んだら、

お前がこれまで食べてきた全ての動物たちに失礼だろうが!!

お前には、生きる義務があるんだ!

彼らの分まで、生きる義務があるんだよ!!

簡単に死ぬな、クソヤロー!俺が殺してやろうか!

いいか、彼らは生きたかった。

もっともっと、生きたかった。

でも、お前に食べられたんだ!

だから、お前には生きる義務がある!

いいか、生きろ!

生きるんだ!

「お前」は、全ての動物たちの願いなんだ!

絶対に・・・、絶対に死んじゃダメだ!!」




ズルっ、ぽよーん。
(結局また、突き飛ばした(笑))



「あなた」は。

これまでにあなたが食べた全ての動植物の願い。

「あなた」は、動物たちの最後の希望。

「あなた」は、前へ進ませてもらった命。







※データが明かす、生前の記憶。
これは「あの世」の話しじゃないですよ(笑)
水蒸気とH3O2の話しです(⇒こちら)


『あなたが「あなた」になる前の記憶』
科学的なデータが明らかにする、
「生前」の記憶。

講師:大門正幸先生(中部大学教授・バージニア大学客員教授)
日時:令和元年9月7日(土)

場所:名古屋電気文化会館イベントホール
⇒詳しい内容・お申し込みはこちらから




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▼この記事を書いた人 Writter's Info

さとうみつろう

日本の作家・ミュージシャン。社会を変えるためには「1人1人の意識の変革」が必要だと痛感し、大手エネルギー企業から独立。本の執筆や楽曲の発表を本格化し、初の著書がシリーズ累計30万部のメガヒットを記録。10代の若者を中心に多くの支持を集める。ところ…

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