渋谷の記事が続いたんで、

 

2年前の冬の渋谷の思い出を。

 

まぁ最終的にはナンパ師にフラれるくらい渋谷の街でずっと立ってヒマしてたんで、

 

行き交う人や街を観察してたら。

 

 

 

 

だいたい午前0時よりは少し前くらいだったかな。


めちゃくちゃ威張った歩き方で男子高校生がツカツカとやって来て。

 

 

肩には、袖を通さずに制服のブレザーかけてさ。


きっと、ケンカしたんでしょうね。

後ろから、気まずそうに女子高生が付いて来ていて。


 

で、自動販売機の前でその男子高校生が立ち止まったんですよ。

そして後ろも振り向かないで、ただ右手を横に伸ばす彼。

ジェスチャー的には、「この手の上にお金おけ!」って感じで。

後ろも振り向かないでだよ(笑)



そしたら、財布を持たされていた女子高生があわてて財布取り出して、

 

その手の上に500円置いて。


彼は後ろに居る彼女を一度も振り返らずにジュースのボタンを押して、ジュースを取って、

 

また不機嫌そうに先を歩いて行った。

 

彼女はもちろん、そんな「威張ってる彼」の後ろをまた着いて行って。




その構図を見た時に、凄いことに気づいて、

 

ハッとした。

 

 

人物名や特定の個人としてじゃなく、

 

【女】

【男】

 

という構図で見てたから違和感に気づけたんだけど。

 

 

 

だから、あなたも構図で見てね。

 

男性性・女性性って言葉はなんか嫌いだから、

 

エネルギー的に見て。役職名的に。

 

あ、「役柄名」として見てみて。

 

 

いま、

 

【男】

【女】

 

という役柄がある。

 

 

 

たいていの場合、

 

【男】はいつも、【女】に対して威張ってる。

 

【男】≧【女】

 

な構図になる訳ですよ。

 

役柄としてね。

 

 

【男】って生き物は、【女】よりも威張りくさって生きているから。

 

この目の前の高校生カップルもそう。

 

 

【男】≧【女】

 

 

【男】という生物が、【女】に対して威張っている。

 

威張っている。

 

威張っている。

 

いば・・・、

 

ん????

 

 

でもその【男】って【女】が産んだんだよなってなって、

 

ハッとした。

 

 

なんか、一気にめっちゃ逆転したような感じがして。

 

 

威張ってる【男】も、【女】が産んだんじゃん!!って。

 

 

文字じゃ伝えられんけど、

 

【女】に威張ってる【男】も【女】が産んだ

 

みたいな。

 

 

【女】というモノに対して、めちゃくちゃ威張ってる【男】だけど、

 

その【男】というモノは、【女】が産んだんだよ

 

 

みたいな。

 

 

ダメだ、まったくこのコーフンが伝わらん(笑)

 

 

あ、分かった!

 

さすが、文字で伝える天才児さとうみつろう。

 

分かったぞ、君に伝わらない理由が!!

 

 

 

えーっと、この高校生をハルキって名前にするとする。

 

ブレザーを肩にかけるやつは、だいたい春樹って決まってる。

 

で、後ろから着いて来ている彼女がアイナね。

 

でもって春樹のお母さんが優子。

 

いい?

 

全員に名前が付いたよ?

 

じゃ、さっきの風景ね。

 

 

「愛奈に威張りちらす春樹は、実は優子が産んだ」

 

↑これだと伝わらないわけよ。個人名だから。

 

 

愛奈と優子が別人(別個人)だから。

 

 

愛奈≦春樹

 

の関係性の日々に、「優子」が出て来て、

 

「春樹!あんた威張ってるけど、あんたはママ(優子)が産んだのよ!」

 

って言われても、

 

愛奈≦春樹≦優子

 

という順列になるだけ。

 

 

 

愛奈より春樹が偉くて、

 

その春樹より優子が偉いんでしょ?

 

はいはい、みたいな。

 

 

「優子」と「愛奈」が別人だからこうなる。

 

じゃなく、優子も愛奈も【女】として、

 

構図として見てほしいのね。

 

 

春樹も愛奈も優子も忘れるの。

 

地球上の「個人名」はぜーんぶ忘れるの。

 

ぜーんぶを、【男】と【女】というエネルギーで見る。

 

要するに、女は全部【女】。男は全部【男】ね。

 

 

で、さっきの風景を見る訳よ。

 

 

「春樹!あんたは愛奈に威張ってるけど、あんたはママ(優子)が産んだのよ!」

 

が、

 

!あんたに威張ってるけど、が産んだのよ!」

 

 

ほら、一気に渋谷で目の前がガラガラと逆転したのが分かるでしょ?

 

 

【女】に威張ってる【男】も【女】が産んだ

 

 

 

 

地球上の全ての個人名を忘れて、【男】と【女】だけで見ると。

 

全ては【女】が産んだのです。

 

【女】というエネルギーが産んだのです。

 

「私、女だけど子供を産んだことないわよ」じゃなくて、

 

全ては、【女】というエネルギーが産んだのです。

 

 

ビルを設計したのは男。

 

でも、そのビルを設計した男を産んだのは女だから、

 

ビルも【女】が産んだのです。

 

 

自動販売機を作ったのは男。

 

でも、その自動販売機を作った男を産んだのは女だから、

 

自動販売機も【女】が産んだのです。

 

 

アスファルトを敷いたのは、男。

 

でも、そのアスファルトを敷いた男を産んだのは女だから、

 

アスファルトも【女】が産んだのです。

 

 

男はよく争います。

 

でも、戦争をした男を産んだのは女だから、

 

戦争も【女】が産んだのです。

 

 

男はよく嫉妬します。

 

でも、嫉妬をする男を産んだのは女だから、

 

嫉妬は【女】が産んだのです。

 

 

男はよく夢を語るのです。

 

でも、その夢を語る男を産んだのは女だから、

 

夢は【女】が産んだのです。

 

 

 

夢も希望も森もビルも何もかもぜーんぶ、

 

【女】が産んだのです。

 

 

すべて、のすべてを【女】が産んだのです。

 

 

 

それを、2年前のナンパに敗れた渋谷の街で気づいたとです(笑)。

 

で、昨日の記事に書いた通り『女が産んだ』という歌詞が出来た。

 


午前0時の渋谷 人湧くスクランブルで
袖を通さずにブレザー 肩にかけた男子高生が
赤い自販機で止まり 後ろも振り向かないで
ただ右手伸ばして 何か置けと言わんばかりに

後から3歩下がって 付いて来ていた彼女が
あわてて財布とりだして 天を仰ぐ手のひらの上に
500円置いて 「ごめんね」と言って
そっとにぎりかけた手が 夜空にはじかれた時

 

威張ってる男も 謝ってる女も
女が産んだ

夢も希望も森もビルも失敗もなにもかも全部

女が産んだ

 

 

メロディはまだまだアヤフヤだけど、

 

2年ぶりにちゃんとこの曲と向かい合ってみた。

 

 

 

あの日のエネルギーで一気に「ばばば!!」って作ってりゃ、

 

もっといい曲になったんだろうけど。

 

2年もダラダラと。

 

まぁいいや、こんな性格だから。

 

そのうち、良い曲になるだろう。

 

 

 

【女】と【男】の違和感が伝わった人は、教えて。

伝わらなかった人が居たら、それも教えて。

この気持ちを文字で伝えるのが仕事だから。

 

 

 

 

◆さとうみつろうの他のページ◆  

↓ブログには書けない情報は以下で↓