なるほど、そう考えると渋谷とは不思議な街である。

 

これほど多くの人が、すれ違い続けているのだから。

 

こんなに多くの他人が、こんなに多くの「他人のまま」に交差するなんて。

 

 

何名かは、はたと「知り合えて」も良さそうなもんだけど。

 

今夜も、この交差点では誰も「知り合い」にならないままで「すれ違い続けている」

 

 

 

なんか、この人生のようだ。

 

僕らは誰かの人生と、今日もすれ違い続けているのだから。

 

数多(あまた)の人生が、今日も地球上では無数に展開されているはずなのに。

 

 

 

だから昨夜は、「すれ違わない」でみた。

 

 

佐々木カルパッチョさん。

 

⇒声をかけてみたら、「他人」という物質にも名前がある事が分かった。

 

 

 

元吉本の芸人さんで、ハリセンボンの春菜さんと同期。

 

⇒話しを聞いてみたら、「他人」という存在にも人生がある事が分かった。

 

 

 

 

「夢を追っている若者を、ここ渋谷で応援し続けている。」

 

⇒わずか数分で、「他人」だったはずのその人に心が惹かれ始めた。

 

 

「70才を超えるおかんに、いいとこ見せてあげたいねん。」

 

 

⇒うなずき合えば、もうその人は「他人」というジャンルでは無かった。

 

 

 

みつろうTVの撮影からの帰り道、深夜の渋谷で。

 

すれ違えてた「他人」と、すれ違わないでみたら。

 

めっちゃ良い人だった。

 

 

佐々木カルパッチョさんは、

 

夜の渋谷でLIVE配信をし続けている。毎晩。

 

 

すると「出会い」がある。

 

 

渋谷だから、

 

夢を追っている人が沢山来る。

 

 

話しかけたり、話しかけられたり。

 

さっきまでただの背景の一部だった「他人」がくり抜かれ、

 

人生が見えて来る。

 

 

例えば、↑これに写ってる人、全員がさっきまで「他人」だったそうで(笑)。

 

「旅の思い出きかせてね」というフリップを持って、

 

夜の渋谷で多くの人と触れ合おうとしていた若者や、

 

歌手を目指しているユーチューバー。

 

 

 

手法は違うけど、みんなそれぞれ「出会おう」としていたのかもしれない。

 

すれ違い続ける、このスクランブル交差点で。

 

 

多くの「言い訳」をそれぞれが手に用意してるけど、

 

ほんとはただ、出会いたかっただけ。

 

「他人」じゃない人間に。

 

さっきまで街の風景の一部だった「タニン」から、

 

「人間」を「人生」を「ストーリー」を切り抜きたかっただけ。

 

 

無数に「他人」が「他人」のままに味気なくすれ違うこの渋谷で、

 

彼らは勇気を持って景色から「人間」を切り抜き、救出し続ける勇者だ。

 

 

とってもとっても勇気が居るんだよ。渋谷で他人に声かけるなんて。

 

でも彼らは今夜もきっと、そうしてる。

 

 

ヒーローみたいじゃね(笑)?

 

「俺、ちょっとあのゴッサムシティから「人間」を救出してくる。

 

あの近未来都市ではニンゲンが街に埋もれてしまっている。

 

俺は言うんだ。「君は街の一部じゃない!」「目を覚ませ、君は風景じゃない」って。

 

さぁ、今夜もいかん。渋谷へ。

 

 

映画、撮れるよね??

 

 

 

悪いクセで、お笑い方向へ茶化しちゃったけど、

 

彼らはくり抜きたかったんだ、風景から。

 

 

無造作な風景の一部に化してる「他人」から、

 

何名もの「人生」をくり抜いて、「人」として出会いのだ。

 

 

ナンパ師も、似顔絵師も、フリーハグも、ユーチューバーも、酔っ払いも。

 

 

なるほど、そう考えると

 

渋谷スクランブル交差点で起こっている事は、不思議な現象である。

 

今夜もこれほど多くの人が、すれ違い続けるのだから。

 

こんなに多くの他人が、こんなに多くの「他人のまま」に交差し続けているなんて。

 

 

 

今なら、不思議な気がしませんか?

 

 

 

 

すれ違い続けるこの人生で、

 

他人というただの背景だった景色から、「人生のストーリー」を切り抜きたい人は、

 

夜の渋谷へ行ってみては?

 

毎晩、彼は立ってます。

 

 

◆さとうみつろう2019イベント◆

札幌1月27日(日)※満席御礼

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◆伊勢ツアー4月30日(祝)※満席御礼

 

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◆秋分9月23日with阿部さん(6年目)

 

※現時点で決まっているイベントのみです

※詳細が決まり次第、順次優先案内メールにて流します

  

 

 

 

 

 

 

↓おととしの11月頃に、深夜の渋谷で妻公認のナンパしてたんですよ。

 

なんだ妻公認って(笑)

 

まぁ変なことじゃなくて「一緒に話そう」って知らない人に声をかけてて。

 

 

横には、ずーっとナンパしてる男の人が立っていて、

 

①はい、美女見つけます、

②僕の横から出撃します、

③断られて帰還します、

④また見つけます、

⑤スクランブル発進します、

⑥僕の横に帰還します

 

 

11人目くらいの女性へ出撃した時、けっこう話しながら向こうへ歩いて行くんですよ。

 

横断歩道も越えて。

 

お?うまく行ったのかなと、なぜか僕も気になって彼を追いかけて。

 

すると、300mくらい先で交渉が決裂したんでしょうね、

 

向こうから戻って来る。

 

 

だからもう、思い切って彼に声かけてみたんです。

 

めちゃチンピラみたいな恰好してたけど。

 

ナンパしてる人を、ナンパしてみたんです(笑)

 

 

みつろう

「あのー、すいませんダメだったんですか?」

 

ナンパ師

「なにが?誰だよおまえ。」

 

 

みつろう

「いや、ついにOKかと思いきゃ、彼女もダメだったんです?」

 

 

ナンパ師

「(無視しながら歩く)」

 

 

みつろう

「渋谷の街でよくナンパしてるんですか?上手く行くこともあるんです?」

 

 

ナンパ師

「(めちゃ不機嫌になりながら歩く)」

 

 

で、しつこく話しかけ続けて、

 

最後に、

 

 

みつろう

「良かったら一緒に、飲みに行きませんか?」

 

 

って声かけたら、

 

 

ナンパ師

「おれ、これから用事あるから」

 

って言って、走りながら駅へ。

 

 

 

ずっとナンパしてたやん!!

 

絶対に、これから用事ないやん!!

 

ナンパって、これから用事が無い人が、

 

これからの用事を作るためにやることやん!!

 

 

 

 

「おれ、ひまじゃないから」???

 

あんた、この街で一番ヒマだったはずでしょ!!

 

見てたから、ずっと!!!

 

 

 

めちゃくちゃ爆笑したのと同時に、

 

ものすごい敗北感と孤独を感じた気持ち、分かります??

 

ずっとフラれまくってるひとに、フラれたんですよ。

 

 

最下層やん、俺が。

 

 

ナン「ご飯行こう」

女性「いやよ」

 

ナン「ご飯行こう」

女性「いやよ」

 

ナン「ご飯行こう」

女性「いやよ」

 

 

みつ「ご飯行きません?」

ナン「いやじゃ!」

 

 

え?

 

 

 

一番の敗北者、みつろう(笑)

 

あんなに「ご飯行きたかった」人に、ご飯ことわられるて・・・。

 

 

それが、おととしの冬の深夜の渋谷でのお話し。

 

まぁ色々あって『女が産んだ』っていう歌詞が出来たから良かったけど。

 

 

 

あれから一年。

 

あの夜の渋谷の風景をまた見たくなって立ってたら。

 

横でYOUTUBEを撮影している人が居て。

 

 

佐々木カルパッチョさん、とっても良い人だったなぁ。

 

70歳を超えるお母さんに、いいとこ見せたいと言ってたけど。

 

たぶん、どんなカルパッチョさんでも、そのカルパッチョさんが一番好きだと思うけど。

 

お母さんは。

 

もちろん、それも知ってる上で、それでもお母さんにいいとこ見せたいというカルパッチョさんの熱い想いも素敵。

 

だってカルパッチョさんは、お母さんにカルパッチョさんならで・・・

 

 

 

カルパッチョって名前!!!

 

 

 

何度も文字に書いたら、笑えて来る(笑)

 

 

夢を追ってる人を、応援したいそうです。

 

そして、そんな彼の一番の応援団は、お母さん。

 

 

 

良かったら、あなたも渋谷へ行って

 

カルパッチョさんを応援してみませんか?

 

石の上にも三年。「渋谷に行けば絶対に会える」くらいまで立ち続けてほしいなぁ。

 

雨の日も、風の日も。

 

 

あの街には、ただの背景の一部と化している「他人」が多すぎるから。

 

「他人」のまま、すれ違い続けているから。

 

そこから多くの「人間としてのストーリー」をくり抜いてほしい。

 

岩から人型をくり抜いた、ミケランジェロみたいに。

 

渋谷の人ごみ(ただの他人という名の背景)から、

 

「人」をいっぱいくり抜く名匠、カルパッジェロ

 

と呼ばれるまで。

 

 

 

カルパッチョさんのこのブログ読んでみてね。

 

メチャクチャ色んな人が、この渋谷には居るんだなって思うよ。

 

読んでみてね(コレ)。

 

 

 
 

 

 

 

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