８月の名古屋のトークショーでのこと。
中電ホールという名古屋の栄（さかえ）にある会場でやったのですが、
めんどくさがりな僕は、いつも、ホールから一番近いホテルを探します。
で、そのホールから一番近いホテルが、栄の東急ホテルでした。
そのホテルは、いわゆる歓楽街のど真ん中に建っていて、
10Fの部屋の窓からは、下の歓楽街がよく見わたせました。
８月のその日も、明け方までブログを書いていて、
気がつくと、夜が明け始めました。
まだ、AM５時くらいでしたが、徐々に陽の光で照らされ始める、名古屋の街。
すると、AM５時半になったと同時に、
一つの雑居ビルの中から、数十名の仕事上がりの女性たちが一斉に出てきました。
キャバクラなのか、風俗なのか、職種は見えませんが、
わらわらと、一つのビルから、出てくるねーチャンたち。
知らなかったのですが、何台もの車がそのビルの前に横付けされて、
ボーイさん？？運転手さん？たちが、一つの車に５人ずつお姉さんたちを乗せて、
発車して行きます。
その一連の、光景をホテルの部屋から眺めながら、
できた曲が、we love the nightという曲です。
その曲の、最後のサビの歌詞↓
陽はまた昇り やがて この夜に逃げ込んだ者たちをうちへ帰すけど
きっとその日々に また打ちのめされ
倒れそうになったら また夜（ここ）で会いましょう
it's gracias night（イッツグラッシャスナイ）ありがたい夜 イタリア
magnifico night（マガニフィコナイト）ゴージャスな夜 スペイン
aeternum night （アエテルヌムナイト）永遠の夜 ラテン
we love the night
and Heimweh night （アンド ハイムヴェー）郷愁の夜 ドイツ
raffinement night (ラフィヌモンヌ ナイト）上品な夜 フランス
wender sun night（ウェンダーサンナイト） 優しい夜 沖縄
we love the night
we love the night
名古屋の歓楽街で、全てが見える上から見えた光景。
太陽の陽にあぶり出されて、
その雑居ビルの中の人たちがわらわらと出てきて、
それぞれの家に、帰っていく様子。
さっきまでは、夜でした。
でも、街がしらみ始めて、
太陽の明かりに、あぶり出されるように、わらわらとビルから数十名のねーチャンたちが出てくる。
そして、ボーイさんたちの車に乗って、それぞれの家に帰って行く。
僕は、その光景から、夜の優しさを感じました。
陽はまた昇り やがてこの夜に逃げ込んだ者たちをうちへ帰すけど
きっとその日々に、また打ちのめされ
倒れそうになったら、また夜（ここ）で会いましょう
今日から、また一週間が始まります。
Day lightの中では、僕たちは争うでしょう。
でも、きっと、その日々に打ちのめされたら、
また、夜に逃げ込みましょう。
大丈夫。
夜は、いつだってあなたを、優しく迎え入れてくれます。
こんなにも、夜が、優しいから。
僕たちは、この夜が、大好きなんです。
we love the night
☆今年最後の東京トークショー☆満席御礼
日時：2015年12月5日（土）19：00
場所：サントリー大ホール
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※満席です。１１月に第２弾を売り出します
☆大阪初の午前中トークショー☆
日時：2015年11月27日（金）AM10:30
場所：大阪堂島エルセラーンホール
詳細・お申し込みは⇒コチラから
↓歌詞と同時にメロディが降りてきた曲なので、
きっとイデア界からの預かり物です。
陽の光が出ると同時に、一つの雑居ビルからわらわらと出てくるお姉さんたちとお客さんたち。
「夜って、優しかったんだな！」って思えました。
「いつだって、僕達が逃げ込んだら、かくまってくれてたのか！！」
みたいな。
学校になんて行きたくないと、反抗期だった中学の頃も、高校の頃も。
僕達を、逃げ込ませて。かくまって。
優しくしてくれてた、あの「夜」。
夜の優しさに、初めて気づけた、名古屋の明け方の、あの光景。
あなたが、今日も、日の中で打ちのめされてしまっても、大丈夫。
今日だって、夜は、あなたが逃げ込んでくるのを、待っている。
それまでの、辛抱だ。
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