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『マネージャー症候群』という病気を知っているだろうか?

 

 

①芸能人などが、駆け出しのころは、

 

自分で全てのスケジュールを管理をしている。

 

目覚まし時計をかけて、タクシーを手配して、守衛室を通って、番組に出る。

 

このトキ、うっかりミスで、番組の入り時間を間違えて、

 

3時間も番組に遅れたとしよう。

 

 

彼は、責任をものすごく感じて、番組スタッフに謝りまくる。

 

次の日まで、彼はグッタリ落ち込んでいる。

 

 

 

 

 

②売れて来たら、マネージャーが付く。

 

マネージャーは、全てのスケジュール管理をしてくれる。

 

目覚ましコールをしてくれて、タクシーで迎えに来て、守衛室を通って、番組の舞台そでまで送る。

 

同じく、マネージャーがうっかりしていて、番組の入り時間を間違えていた。

 

さぁ大変、3時間も遅れてしまった。

 

 

このトキ、遅れた芸能人は、へっちゃらなのだ。

 

「わたし」が悪いと、思っていないから。

 

今日の番組の入り時間なんて、私は聞いてない。

 

スケジュール管理は、全てマネージャーに任せてある。

 

そのマネージャーが、管理ミスで、遅刻してしまった。

 

まぁ、彼も人間だから、ミスもあるよね。

 

3時間も遅れたけど、ごめんね。

 

 

 

 

「わたし」が3時間遅れてスタジオに入ってくる、という現象は一緒。

 

 

でも、当の本人である「わたし」の心的状況は、まるで違う。

 

①のトキは、慌てふためき、後悔し、責任で押しつぶされそうだ。

 

②のトキは、「ごめんねぇ」程度にしか思わない。

 

 

 

あなたも、自分が芸能人だと想像してみよう。

 

芸名は、加勢大周。

 

①の場合(自分のミスで遅刻)。

 

スタジオに入った自分を、リアルに想像してみて。

きっと、あなたは、ものすごい責任を感じて、潰れそうだろう。

 

②の場合(マネージャーのミスで遅刻)。

 

スタジオで、あなたは、同じようにみんなに迷惑をかけているし、

 

同じような視線でみんなに見られているが、

 

①よりも、だいぶ気が楽なのに、気づけるだろうか?

 

もちろん、一応、頭を下げてスタッフに謝るだろう。

 

でも、ココロは、楽なはずだ。

 

「ごめんね」と口では言いながらも、①の状況とは比べられないくらい、楽だろう。

 

ひょっとすると、気の知れたスタッフには、こんなことさえ言っちゃうかもしれない。

 

「ごめんね、遅刻して。マネージャーがうっかりしててさ。でも、あいつも人間だから仕方ないよね、ミスの一つくらいあるよ。」

 

 

 

 

 

よく考えてほしい。

 

マネージャーが、ミスした時、あなたのココロは、こう思った。

 

「人間だもの、ミスくらいするよ、みんな許してね。」

 

ところが、自分がミスした時、あなたのココロは、こう思った。

 

「おれは、なんて最低な人間なんだ、社会人として終わっている。番組に遅刻するなんて。」

 

 

 

この、ココロの違いの、明らかな、矛盾。

 

 

 

「わたし」は、絶対にミスしてはイケない人間なのに、

 

「マネージャー」は、ミスしても、「人間だもの・・・」。

 

 





 

いや、「わたし」も人間なのだ!!


ミスくらいする!

 

 

 

 

 

僕たちは、「じぶん」に誰よりも、厳しい生き物です。

 

マネージャーのミスは、許せるのに、

 

でも、「じぶん」のミスだけは、絶対に許せない。

 

 

どちらも同じ、「人間」です。

 

 

今日くらい、自分も「人間である」と思い出してみませんか?

 

あなたは、そんなにたくさん、責任を感じる必要は、ありません。だって、


 



人間だもの  Byあいだみつを





 

  

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↓くっそー!!

 

良い話し思いついたと思ったのに、最後の最後で、おいしいところ全部持ってかれた!!

 

『マネージャー症候群』は俺が考えた現象なのに!!

 

みつを、の野郎!!!

 

なにより、「みつろう」に名前が少し似てるあたりが、許せんバイ!

寄せてきやがって!

 

 

 

・・・御ッホン。

 

 

あなたは、「にんげん」です。

 

周囲の人と、まったく同じ、人間です。

 

でも、「わたし」がミスすると、なぜか全力で責任をしょい込むのに、

 

周りの誰かがミスすると、「人間だから仕方ないよ」と本気で思えます。

 

 

この差別、アパルトヘイト以上です!!

 

 

「わたし」は、人間代表なのに、「わたし」だけミスが許されんとは、

 

どうなっとんじゃい、みつをさん!!

 

 


「人間だもの」


 

あなたへ贈る、二人からの言葉です。

 

あなたは、「わたし」だけが、人間じゃないと思って、生きて来たはずです。

それも、今日までです。

 

許しましょう、「わたし」のミスさえも。
 

 

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