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このブログ『笑えるスピリチュアル』の目次（⇒初めてお越しの方へ）
意見を言うということは、同時に、何かを否定していることになります。
「Aである」というのは、すなわち、「Bではない」と言ってることになるからです。
例え、どんな意見であれ、そうです。
だから、相対性のこの世では、何を言っても、絶対に誰かを傷つけてしまいます。
「玄米は美味しいよ」と言えば、日本マクドナルドが傷つきます。
あそこのヨガ教室最高ね！と言えば、こちらの絵画教室が傷つきますし、
「ありがとう」という言葉でさえ、「ありがとうじゃない勢力」を傷つけることになるんです。
夏目漱石は、その原理を、こう詠みました。
『智に働けば角が立つ、情に棹せば（さおせば）流される。意地を通せば窮屈だ。とかくに人の世は住みにくい。』
ここは、とかくに住みにくい、人の世、相対性の世界なんです。
だから、全てと仲良くすることは絶対に出来ません。
片方を立てれば、もう片方が沈みます。
これは、「原理」ですので、誰も傷つけない意見を言うことは、確実に不可能です。
ただ、漱石の死後、数十年。
日本のある天才詩人が、『そんな人の世で、楽に生きる抜け道』を見つけました。
彼の名は、甲本ヒロトさま。
彼は、こう歌いました。
『適当な、嘘をついて、その場を、切り抜けて、誰一人、傷つけない、日曜日よりの使者。』
「嘘をつくなんて、絶対にダメじゃないか！！」という、『意見』、もあるでしょう。
「自分が、一度言ったことと、違うことを、次の日に言う。」
だらしない人に見える一方で、
自分の主張にこだわりが無い、協調性のある人だとも言えます。
もう少し、踏み込んで言うと、
嘘をつけない、正直者というのは、
自己の主張を撤回できない人の事で、
自己主張がかなり強い人、だとも言えるわけです。
上記の歌の、「適当な、嘘をついて」という部分に、自我の柔軟さを感じられたなら、
あなたは、生きにくい人の世を、楽に生きる道筋の見えた人です。
『意見』なんて、立場や、時代が変われば、すぐに変わります。
牛乳だけが最高！と小学生の頃言ったあなたは、今ではビールが好きです。
どうせ、すぐに変わる意見を、かたくなに保持し続けるより、
誰一人傷つけない方法があるのだから、柔軟に、楽に、生きたいもんです。
↓昨日の記事で登場した、高田純次バリのとさとう教授の変わり身の早さ！
『自分の意見を、自分の意見と思っていない』とのたまってましたが、
適当というのは、やってみると難しいもんです。
自分の主張（カド）を立てないように、すぐに引っ込めるのは、至難の業！！
適宜（どんな状況でも）、当てられる方法、適当。
相対性のこの世界で、Aとも、Bともまあるく生きていく、唯一の方法です。
興味がある方は、『高田純次』でネット検索してみてください（笑
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