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ある女性が、美容室を訪れた。
カリスマカッター
「今日はどのようにカットしましょうか？」
女性Ａ
「そうですね・・、イメージで言えば、
上戸彩と剛力彩芽の中間地点への着地をお願いします。」
カリスマカッター
「わ、分かりました。高校の頃、
カリスマカッターは、お客の注文を快く引き受けはしたものの、
実は、まるでイメージがつかめてなかった。
カリスマカッター
「（ココロの声）う、上戸彩と剛力彩芽の中間地点？？？
この人、いったい、何を言ってるんだ朝っぱらから。
中間地点という表現もまるで分からないし、ちゃ着地？？
入店した時点で、髪型は墜落状態だったじゃないか。
そもそも、上戸彩と剛力彩芽は、同じ系統の美少女だろ。
あの似た系統の二人の間に、違いは１mmくらいしかない！
どうやって、そのせまいスキマを表現すれば？？
えーい、でも大丈夫！！俺は、カリスマ美容師！！
たぶん、こんな感じの、あんな感じで、
チョキチョキーの、チョキー！！！はい出来ましたー！！」
出来あがった髪型に、女性は怒り狂った。
怒り狂ったが、午後から出社しないといけないので、
女性Ａ
「ち、違うのよ友美！！
私は、こんな髪型になりたかった訳じゃないの！
ただ、美容師がほんとうに物分かりが悪くて、
女性は、会社のデスクに着くなり同僚に、
その後も、会う人、会う人、全てに、
「違うんです！こんなはずじゃなかったんです！」
女性Ａ
「部長、違うんですよ、この髪型は、アホ美容師のせいです。
ほら、元の私を知ってるでしょ？
本当の、元の私って、ホラ、もっとロングで、茶色い髪で！
そう、覚えてるでしょ！元の私を！！
この、今のこれは、ほんと、違うんです！！こんなの私じゃない！
思い出して、元の私を！！」
女性は、全ての人に、「元の私はこんなんじゃない！」と告げて回
午後２時。
今日は、初めて会う取引先との商談ミーティング。
なんと女性は、女性であるがゆえに、商談なんかより、
初めて会うその人たちにも、こう言ってしまった。
女性Ａ
「初めまして、でも違うんですよ。
私は、こんなアホみたいな髪型じゃない、私なんです。
元の私は、もっとロングで、茶色くて。」
必死で、「元の私」を主張されまくって、
こう言った。
取引先社長
「私にとっては、あなたが、今のあなたです。
それ以上でも、以下でもありません。
私は、今のタイミングから、あなたを知りましたので、
今のあなたが、私にとっての、元のあなたです。
だから、落ち着いて、商売の話しをさせて下さい。
私にとっては、あなたが、今のあなたですから。」
今のあなたが、あなたです。
元のあなたは、○○で、△△だったかもしれない。
でも、今のあなたが、あなたです。
「髪型を変えたからなんです！」とイキナリ主張する初対面の人に
似たようなことを、日々、僕たちはしています。
元の自分がどうだったかは知りませんが、
でも結局、今のあなたが、あなたなんです。
今の自分を認めてあげれないその姿勢は、
初対面の人には通用しませんよ。
今のあなたが、あなたですから。
↓想像してごらん。はい、初対面の人に会いました。
その人が会うなり、「元の私はこんなんじゃないんです！」
「もとの私は、ロングの髪型で、もっと茶色だったんです！
初対面のその相手が、あなたに主張しまくる。
はい、なんて言う？あなたは、その人に。
そう。
「知るか！」だよね。
「しらねーよ！いま会ったばっかり！！
今のあんたが、私にとってのあんただよ！」って言うよね。
それを、立場を、逆転させてみる。
あなたが、どれだけ必死に、「今の自分」を隠して、「
と言うたびに、みんな、「知るかよ！」って思ってます。
今のあなたが、あなたです。
なんで人間って、過去の栄光にすがるんだろうね？
高校の頃は、痩せていた。あれが、元の自分だ！！
これは違う、本当の自分は、今のような自分じゃないんだ!
あれこそが、本当の自分、元の自分なんだ！！
じゃあ、今居る、その、ソイツは、誰なんだよって話しよね。
過去の自分「こそ」が、自分なんだったら、ソイツは、
今以外の時に人間が存在した事は一度も無い（⇒コレ）のに？
変化の中、今という断面に存在した、今の自分を認めましょう
みんなにとって、今のあなたが、あなたです。
今のあなただけが、あなたです。
↓今日は下の二つのボタンを押す際、
何故かソイツが開口一番に、「みつろうは、
「知るか」だよね。
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