伊勢と言えば、三重県。三重県と言えば、松坂牛。

せっかく伊勢に来たのだから、食べてみたい松坂牛。

松坂市は伊勢市の隣なので、きっと現地ならではの破格の値段で喰える予感。



レンタカーで伊勢神宮を目指した今回の旅では、

津市から伊勢市まで、伊勢街道(国道23号)を通ったのですが、

途中で通過した松坂市の道沿いには、「一升びん」という黄色い看板が多数出ています。

この一升びんという店が、松坂牛を安く美味しく食べられる店らしい。

 



沢山ある黄色い看板には「松坂牛 回転焼き肉 一升びん」って書いてある。

「回転焼き肉」って書いてあるから、

松坂牛を一頭丸ごと棒に刺して、グルグル回しながら丸焼きするワイルドな店、

イメージで言うとケバブのようなものを想像してたら、

ただ、回転寿司のように肉が皿に乗って回ってくるだけらしい。

「一人でも入店して焼き肉が食べれるように」と考案したシステムらしい。

まさかの牛の丸焼きを期待させやがって!

アホか! 一人で焼き肉なんか、行くかい!





 

ということで、伊勢へ一人旅中のみつろうは、一人で焼き肉に行くため、

日本で一番当たる宝くじ屋さん(昨日の記事参照)の前でカーナビを再設定し、

伊勢市の「一升びん松寿店」にやって来ました。


ライブ版でも言いましたが、これ→松坂牛←コレ、

「まつざかうし」と読むらしく、「まつざかぎゅう」とは呼ばないらしい。

TV番組の秘密の県民ショーでやってたの。

「地元の人はみんな、まつざかうしって読むんですよ~」って。


で、みつろうは、俺はシってるんだと得意げに

なんなら、松坂市に長年住んでるんだぜという雰囲気を出しつつ、

「まつざかうし下さ~い」

って、店員に言うと、思いっきり、

「まつざかぎゅうですね」って言われたけどね。


松坂牛のプロ中のプロである、地元の、一升びんの店員が、

まるで客の誤りを訂正するがごとく、

「あ、まつざかぎゅう(のこと)ですね!」って言われるけどね。

くじかれた鼻、むっちゃ恥ずかしいけどね。



これをみつろうは、「通は一回転するの法則」とよぶ。

「逆に」、みたいな。

「プロは、あえて」みたいな。

「まつざかうし」と読むのに飽きて来たから、

もう一度「まつざかぎゅう」と呼び始めたぜ、みたいな。





 

店の入り口には、松坂牛を使っている事の証明書みたいなのが、

ショーケースに飾られている。

それにしても、メニューがあまりにも安すぎるので、聞いてみた。


みつろう
「なんでこんなに安いのですか?

 こっそり、アメリカギュウ混ぜてるから?

 松坂もレッドソックスに渡ったことだし、

 マツザカギュウもアメリカギュウも、もう変わらないだろって?」


店員
「牛を一頭買いで仕入れてるから、このお値段でお出し出来るんです。

 トーキョーで食べたら、同じ肉でも、数倍の値段はしますね。」


みつろう
「そうなんですね。ちなみにオススメメニューはどれですか?

 脂っこいのはちょっとイヤなんですよね~、すぐに胃にもたれるから。

 いや、別に、お金ならあるんですよ、たんまり。

 この、超極上ロースでも良いんですけど、霜降りだろうから、油がね。油が。」



メニューには、特上からフツーまで沢山ありましたが、

短パンとゾウリで来て、「まつざかうし」って言っちゃったみつろうを見て、

「こいつおカネがないな」と思った優しすぎる店員が、

油少な目の、サガリ、を勧めてくれた。



店員
「兄弟で経営してまして、各店舗でオススメメニューが違うんですよ。

 当店限定のメニューはサガリなので、こちらなんていかがでしょうか?

 当店でしか食べられませんから。油も少なめですし。」



みつろう
「あぁ、良いですね、サガリ。 値段も超安いじゃないですか!

 いや、油がね、油が

 じゃあ、サガリ下さい。

 ちなみに、回転焼き肉って看板たくさん見たんですけど、

 ウシさんはどこで回ってるの?まさか厨房で?」


店員
「あれも、店舗独自のメニューなんです。

 宮町店のみが、回転焼き肉をしています。」


一人でも焼き肉を楽しめるようにと考案された、

回転焼き肉という素敵なシステムを、

導入しなかったの松寿店で一人で席で待っていると、来た来た。




 

見てこの、霜降り具合。

マジで、極上ロースにしなくて良かった。

サガリでこの霜降りなら、極上ロースは白い部分しか無いんじゃない?




 

しかも、なんと、炭火なんですよ、おくさま!!

赤外線で、肉を、内側から、焼くという、あの、炭火




 

マジで、めちゃくちゃうまかった!

いままでの人生で食べて来たのは、全部、牛肉に偽装された豚肉ったんじゃね?

ってくらい、初めて牛肉を食べた感覚!! 本当に美味かった!!

冗談抜きで、胃のためにサガリにしたんですが、念のためにキャベツまでつけて、

「松坂牛、キャベツ、ごはん」の、このセットにしました。

さて、お値段は、驚きの~・・・・




 

1,550円!!

ホカ弁の極上サーロインステーキ弁当USAでさえ、1,200円は超える平成の世で、

たったの、1,550円で、A5ランクの松坂牛の焼き肉セット食べれます!!

もう、誰がなんと言おうと、絶対に、伊勢に行ったら、一升びんに行くべき!

菜食主義者が多い、スピリチュアルピーポーの読者を多数抱える、

笑えるスピナントカというブログの作者が勧めるんだから、間違いない!

一日だけ、菜食辞めれば良い!

バレないって、神さまに!

ちょっと牧草が太めに変形したものだと思えば良い!





とにかく、最後に、シメましょうか。

伊勢で、松坂牛(まつざかぎゅう)を食べるなら、

「(回転)焼き肉一升びん」へ、是非、お立ち寄りください!



(←またもや利益関係の無い店を、ビシッと宣伝したところで、旅は次の記事へ←)
 





↓美味しいもの、沢山食べたんです、伊勢では。

うなぎ、松坂牛、伊勢うどん、伊勢エビ…。

さすが、神聖なる場所だけあって、誘惑の多いこと!

そして、聖人だけあって、誘惑を全て、かわさない!

とことん受け入れ続けて、食べ続けて、でも、旅を終えても、体重増えてない!

そんなモンなんです。

きっと、「本当に美味いものは太らないの法則」とか、

「御当地で食べたグルメは、脂肪にはならないの法則」とかが発動するんです!

発動する法則と言えば、松坂牛を注文する際は、くれぐれも、

しったかぶって「まつざかうし」なんて言わないでね。

一回転したプロに、笑われます。

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