180年ぶりに起こる、平成おかげ参りにおいて、

神事的にもダジャレ的にも、もっとも大切だと思われる、

うなぎを食べたところで、満腹の腹と傷を負ったベロを抱えたまま、

外へと出ると、小雨が降っていた。



事前に、読者に聞いていた情報では、「ここ1ヵ月以上、晴天の日々です。」

・・・。


「伊勢神宮へは大勢で行け」と神さまに言われた通り、

九州から、梅雨前線君を引き連れて来たみつろうは、おりこうさん。



そんな、おりこうさんのみつろうが、津市のうなぎ店はし家から出て少し歩くと、

飲み屋街(風俗街?)が広がっていた。




 
ここは、津市でも、大門と言われる地区らしく、

三重県でもっとも栄えた歓楽街、だったらしい。


江戸時代に起こった集団伊勢参拝のおかげ参りでは、

遠路からはるばるやって来る参宮客が、羽を伸ばす、歓楽街だったのだろう。

過去記事で伝えた通り、

日常の全ての束縛からの解放のために起こった、おかげ参りで、

性からの解放、貞節からの解放、をになっていたのかもしれない。




 

しばらく歩くと、アーケード街に到着。

シャッターだらけ。

錆びれとる。

平成おかげ参りと、隠れ経路高速フェリーの暴露で、繁盛し直して欲しいモンだ。


 
 
さて、ヒマだし、久しぶりにパチンコでもやるかなと、

「おりこうさん」からの解放のため、

イヤイヤ、アーケード街の、錆びれたパチンコ屋さんに入ろうとしたら、

アーケードの奥の方に、赤いナニカが見える。


 


行ってみると、たいそう綺麗なお寺がある。

あれ、コレ、伊勢神宮なんちゃうか?ってくらい、立派なお寺を発見。


 

このテラは、津観音と言って、日本三大観音の一つらしい。



 
 
 

中に入ると、あれ、こんなところに、五重塔(ごじゅうのとう)が??

日本史を全く知らないみつろうは、伊勢神宮の中に五重塔を発見。

 
 

さらに、奈良の大仏まで発見してしまった。

聞いていた話しより、少し、コンパクト?

やっぱり、百聞は一見にしかずだね。

寝そべってるイメージだったけど、今日は起きてるタイミングで来ちゃったのか?



 

伊勢神宮は奈良県に在って、境内には五重塔があるんだねぇ~。

そっかぁ、勉強になったなぁ~。

と、自分で飛行機に乗って「三重県」に居るはずなのに、奈良県観光気分。


まぁ、こんな冗談が言えるくらい、荘厳な作り

九州では、見た事が無いくらい、色んなモノが、BIGサイズ!

五重塔なんて、今でも、「あれが五重塔かぁ~」っておもっとる!


そりゃあ、「日本三大」に数えられるわな、ホント、来て良かった。


なんでも、「伊勢を参っても、津観音を参らねば片参り」と、

どっかで聞いた事があるフレーズで、

江戸時代には、伊勢神宮に行く途中で、人々が巡礼したらしい。




 


また、遠路はるばると伊勢神宮を目指してやって来ても、

どうしても急用で引き返さなければならず、伊勢までは行けない人たちが、

この、津観音を拝むことで、伊勢の代わりとした風習もあるらしい



要するに、先ほどからの、みつろうの勘違いギャグは、

あながち、勘違いとは言えないのだ。

伊勢神宮まで行かなくても、ここから拝めばOKルール。






きっと、その古来からのエネルギーを、みつろうは感じたんでしょう。

「おや、ここが、伊勢神宮じゃね?」って。

そのエネルギーが、大門のアーケードの奥の方で、赤くチラチラ見えたのでしょう。



パチンコに行かなかったから、「おりこうさん」と言うわけでは無いのだけど、

まんまと、津観音へと誘導されてしまったので、

「明日からの伊勢への旅路が、楽しいものになりますように」と観音様に祈り、

「おりこうさん」のまま、ホテルに直帰したのでした。


(←おりこうさんの旅は次の記事へ続く←)

 

↓この津観音を中心にして、津市大門の歓楽街は出来あがったらしい。

だから、まさかのアーケードの出口が神社の門に直結しているという、

きっと日本初の、おもしろい作りが出来あがったのだろう。

出店につられて、商店につられて、ヒョイヒョイとアーケード街に入って行ったら、

まさか、出口が神社に直結してるなんて、あり?

こんなサギっぽい手口を使ってまで、神さまが呼びこみたい場所、津観音。

きっと、伊勢神宮に行く前には、寄っておいた方が良いポイントなのかもしれません。

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