こんにちは、北見のリサイクルショップミツコシです。
今回の素材はヤマハアンプCA-Z1です。
1977年製 29,800円 27w +27w 7.1kg
一応単売価格はありますが、ほぼシステムコンポのアンプ部分って位置付けですね。
この個体は常連Tさんが、市内の中古量販大手さんで発見して買ってきていただいたものです。
青いテープでお馴染みです。
もちろんジャンクで、1,000円以下の価格でした。
コメントでは片側音出ず、パーツ取りって事でした。
早速キャビネットを開けてみました。
さすがにシンプルです。
片ch音出ずの原因は、どうやらセレクターの接触不良だと思われます。
クリーニングで復活しました。
もちろんリレーの分解クリーニングもしておきました。
この時代のヤマハのアンプには交換必須のコンデンサーが一部使われてます。
今回はそのコンデンサーのみ交換しました。
残っている水色のコンデンサーはニチコン製なので、交換対象外です⁈
これだけ交換しました。
上の2個が漏液してました。
途中まで仮組みして機能をチェックします。
しばらくチューナーを鳴らしてたのですが、ここでトラブル発生です。
フォノ回路から不定期バリバリノイズが…
ここには3メーカーのトランジスタが2個ずつ使われてます。
どの脚も黒いですが、犯人はどのブランドなんでしょう?
日立のC1213はC2120に、サンヨーのC1175はC1815に、三菱のC1708はC2240に交換しました。
ひとつずつ交換しては電源を入れてみたのですが、ノイズの犯人は…
三菱でした〜!
経験上三菱製C1313とかはよくバリバリノイズが出るんですが、今回も⁈
正直なもので、交換後はノイズはなくなりました。
これで安心してレコードポジションのチェックも出来ます。
まだ売れ残っているテクニクスDL5でランニングしてます。
たまには回してあげないと、展示中に調子が悪くなる事もありますので。
大体安定してるな〜と思い、いつもの正面システムで鳴らしておく事にしました。
当店予定価格 6,600円です。
ちょっと手間はかかりましたが、商品化出来ました。
Tさんありがとうございました。