今回の素材は、テクニクスレコードプレーヤーSL-5300です。
1978年製 49,800円 クォーツロック ダイレクトドライブ フルオート 7.1kg。
この個体は久々の通常買取りなんですが、綺麗だから当店出身?
簡易チェックではアームの動きがおかしくて、スタートするとアームが一気にリターン位置より内側まで動いちゃいます。
電源ケーブルも交換が必要です。
こんな状態のまま、当店で商品化したとは考えにくいですね。
きっと綺麗に保存していただけの個体かと。
ケーブルは早速交換しました。
たまたま同じ形のケーブルです。
◯の中のマークがナショナルからPanasonicになりました〜。
アームの動きに関してはメカニカルな制御ですので、裏返してメカを見てみます。
このメカか〜。
当店でよく見る3300と同じです。
グリスは拭き取られたり再注油したりした跡がないので、やはり当店出身では無さそうです。
グリス硬化により、各リンクがやや重くなってました。
ここが重くなってる個体が多いんです。
ここもチェックポイントです。
今回の症状は、階段状のこのプラパーツが主な原因でした。
オートスタートの、針が落ちる位置を司るパーツなんです。
全て軽く動くようにして、多分これで大丈夫かと。
基板はどうなってるんでしょう?
ここも全然手が入ってないですね。
いまやコンデンサー交換は、当店では必須項目です。
わかりにくいですが、全部交換しました〜。
回転に特に異常は無かったんですが、やはり漏液してるものがありました。
今回は右側が漏液していたやつです。
けっこう多いですね〜。
カートリッジは常連M君から分けていただいた、標準の270Cです。
交換針も代替えですが新品なんです。
ダストカバーはコンパウンドのみで仕上げました。
いつもの正面システムでランニングテストです。
当店予定価格 9,900円です。
明日の朝一番にメカを動かしてみて、問題無ければもう大丈夫かと。
これでこの個体も立派なミツコシグレード?
※当店では商品の発送は承っておりません。
地域密着型の店です
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