これも、担任がたまたま独身だったから、
付き合ってくれてるわけで、
家庭がある女の先生だったら、
例え付き合ってくれても、ご家族の方に申し訳なく思って、そんな週に2回とか、
19時過ぎまでとかいられなかっただろうな。
夜登校も、はじめは先生との面談みたいな感じで、職員室の前とかで話し、
教室に話すようになり、
真面目な話もネタがなくなってくると、
他愛もない話をするようになり、
そして、最近は話すよりも、勉強をしに行くという目的に切り替えて、
プリントを一枚やることにし、
そして、妹は黒板にたくさんお絵描きをして、
次の日のクラスのみんなを楽しませていました。
そこに右京も便乗して、
欠席の欄に自分の名前を書くようになり、
その横に一言、次いつくるかを書いたり、
妹のように黒板に少しずつ、学校に来た痕跡を残すようになりました。
そして、先日は、何人かの机の上に一言程度の手紙を書いて貼ったり、
前に手紙をくれた子に返事を書いたりしていると、
次に行ったときに、返事が書いてあったり、
みんなからのメッセージが黒板に書いてあったり、
次第に友達とのやりとりが増えてきました。
右京も、
「早く戻ってこいよー!」
「またいっしょにあそぼう!」
「元気にしてる?早く戻っておいでー!」
と、みんなから言ってもらえて、
嬉しかったようです。
そして、先日は、
「しょうが焼き食べてねー!」
と書いてあったので、どういうこと?
と思ったら、
今日右京がくる日だとわかっていたから、
調理実習で作ったしょうが焼きを、
右京の分まで作ってくれて、
それを残しておいてくれたのです。
開けてみたら、めっちゃキャベツが山盛りで、
肉が埋もれていました。
温めてもいないし、キャベツにドレッシングやソースもないから、
持って帰って食べるかと思いきや、
右京は嬉しくて頑張って学校で全部食べました。
写真を撮って、先生がみんなにみせたら、
喜んでくれるかと思いきや、
あんな山盛りのキャベツを右京に全部食べさせるなんて、右京がかわいそう!と言っていたそう。
みんな優しいですね。
そして、次の日の黒板には、あまりメッセージはありませんでしたが、
何人かから手紙が入っていました。
あんまり黒板にみんながメッセージを書くと、
右京は頑張り屋だから、みんなに返事を書くだろうし、それも大変だろうと、
みんなが気を使ってのことでした。
右京は、黒板いっぱいのメッセージが嬉しいのですが、
確かに返事を書いてると結構時間がかかるし、
昨日は、自然教室の事前学習の調べ物をするのに、図書館に行ったから、
ちょうどよかったのですが、
でもやっぱり少し物足りなくて、
また黒板にメッセージを書きに行くと、
右京が書いた言葉は、
「もうすぐ学校きちゃうかもねー」
だって。
おーーー!宣言した。
これは明日みんなが盛り上がりそうだ。
右京も、学校に行きたい気持ちが強くなってきたみたいです。
でも、昨日は、朝になって、
やっぱり無理って言って、
行ったフリだけしました。
まぁ、それでも、朝5時半に起きて、
少し散歩にも行き、
制服にも着替えてのことなんで、
かなりレベルアップです。
まぁ、そんなすぐにはね。。。
ここまできたら焦らず。
最初の一歩は一番勇気のいることですから。
ただ、登校を再開するときは、
朝とか帰りとか見守ってあげたいので、
できれば、私が休みの日にして欲しいなとお願いしました。
せっかく気持ちが上がってきて、
明日からでもいけそうになってはいるのですが、
こちらも朝はバタバタだし、
私が先に家を出るので、送ってあげることや、
いっしょに行ってあげることもできないし、
帰ってくるまで待ってることもできないので、
私も心配なんですよね。
申し訳ないけど、行くとしたら、来週のお休みからでお願いしました。
でも、それまで5日間、気持ちを維持できないかな。
月曜日は、速攻帰ってきて、
19時過ぎでも学校に行かせてもらおうかな。
最後の夜登校になるかもしれないし、
先生に少し無理言ってお願いしようかな。
まぁ、19時過ぎでも誰かしら先生はいるし、
最悪担任じゃなくても、
とにかく学校に行けたらいいと思います。
今日も30分だけとかでも行けるかな。
先生と相談しよう。