2020年、または2030年の仕事を意識をしながら、
能力を磨き、スキルを開発するのは、プロフェッショナルな職業であるほど大事なことです。
「一流秘書養成スクール」で、トップクラス秘書を育成させていただいてますが、
その最終ゴールは、つねに10年20年先の秘書像をイメージすることで浮かび上がって
くると考えています。
いま現在の仕事の先に未来があるわけではありません。
予想外な世界から、いま現在の仕事のあり方、そしてやり方が変化させられるものです。
プロフェッショナルな職業ほど、そういった境地に立つと大事なことは、
一つ一つの知識、経験そしてスキルといったことに留まらず、斬新な発想と行動力が
求められるものです。
それを私たちは「クリエイティブな時代」といっています。
まさに、2014年、2015年と予測不可能な時代では、創造性がキーになってきます。
右肩上がりの経済成長路線で、物不足需要増加の時代が終焉。
過去を見つめても、そのロールモデルが探す事ができない時代となっています。
秘書の仕事も、従来なら、上司であるエグゼクティブたちの側で支えていた存在が、
もしかしたらオフィスという枠を超えた場所と時間でサポートすることもあります。
秘書業務の「常識が非常識へと変わる時期」が、これからやってくることでしょう。
また秘書は、上司のスケジュール管理を中心に対外的なサポートをしていたけど、
秘書という役割が、それ以上の存在になることもあります。
組織の支援部隊のなかで、人事や財務、広報といったことが秘書が組織のハブとなり
外部のパートナーやソフトウェアを操作するオペレーターたちをまとめあげることも
任されるかもしれません。
秘書は、「エグゼクティブの補佐役」から「オフィスをマネジメントする存在」へと
変わってくるかもしれません。こういった働き方は、能町がセミナーで話しをする
「トップ5%の秘書」がやっている業務です。
この内容は、一般的な秘書業務の仕事は異なります。
業務の枠を超えて、エグゼクティブのパートナーとして働いているのです。
Wikiペディアに書かれていたのが印象的でしたが、秘書は「総務の専門家」という
見方をしています。まさに、会社全体のすべての支援部署を横断的にマネジメント
していくスキルが、遠くない将来、必要になってくるかもしれません。
こういった時代は、「秘書経験」がすべてではないですが、秘書経験があること、
特に、トップマネジメント層とパートナーとなって働いてきた秘書経験があるほど、
そういったキャリアのチャンスは掴んでいけることでしょう。
「高度な職業スキルや経歴を身につけた秘書」は、
企業内からではなく、企業外に、次のパートナーが生まれてくる予想を立てています。
国家戦略的に、起業家を育成する試みがされています。
突然、あなたと一緒に働いていた上司や同僚が、
「起業しよう!」と語ったとき、「指名され、引き抜きがかけられる秘書」となるのか、
どうかが、あなたの将来の仕事を決める働きの指標となってくるのです。
「当たり前」であったことを疑うこと、これから益々大事になってきます。