オートバイで走りたい島 | 旅ノカケラ

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@人生は先がわからないから、面白い。
@そして、人生は旅のようなもの。
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旅ノカケラ-奄美にて-1

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「奄美、行った?」
「ううん。行ってない」
石垣島のキャンプ場で会った旅人と鹿児島に向かうフェリーの上で再会した。
ぼくがだらだらと過ごしている間に彼は奄美大島に行ってきたらしい。
たいてい北から南下してきた旅人は鹿児島から奄美、沖縄本島、宮古と渡り歩き八重山諸島の玄関口石垣島で長逗留する。
そこで、奄美はステキだと誰もが口をするのを聞いて、行ってきたそうだ。
ぼくの場合は奄美をすっ飛ばして石垣島にたどり着いた。
再び鹿児島に戻ったあとは、沖縄に渡る前に寄って気に入った屋久島へ向かうつもりだった。
そのときはじめて奄美大島を意識したかもしれない。
ただ1つの島のイメージしかなく、その後何人もの旅人から奄美という言葉を聞くになるなんて思わなかったのだ。
あれから10年・・・。
奄美大島に渡ってみた。
あの時と違って時間に制限があるから、オートバイでフェリーに乗ってというわけには行かず
飛行機でひとっ飛び。味気ないほど、たどりつき季節を逆行する気分を味わった。
奄美を徘徊してみたら、やはり旅の足はオートバイがいい。
それも250ccのオフロードバイクが良さそうだ。
レンタカーには「観光林道は道が細く悪く脱輪の恐れもあるのでご遠慮してください」と書かれているのを真に受けて、舗装路で車を降りて林道を歩いた。もし、オフロードバイクなら初心者でもじゅうぶん安全に走れる締まった砂利ダートと土ダートで、楽勝だった。
ほかにも観光マップに載っていない細い道や林道を目にして、屋久島ほど情報が公開されていないから、きっと面白いところや面白いものに出会いそうな気がした。


エメラルドグリーンの海を眺めていたら、はるか彼方からオートバイの排気音が聞こえてきた。
直線道路の遠くのほうで小さな影がぐんぐん近づいて、あっという間にぼくの前を通り過ぎていった。
その姿があまりにも気持ち良さそうで忘れられない。


そして、あるときは地元のおじさんがカブでのんびりぼくの前を通り過ぎていく。
時間がたっぷりあるなら50ccのバイクでもいいかもしれない。