香港・行列の出来る店 | 旅ノカケラ

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行列の出来る店


香港島をうろうろ歩いていたら
地図を持っていても、自分がどこにいるのかわからなくなってしまった。
しかも、フェリーで渡ってきて、
しばらく歩いてから地下鉄(MTR)に乗って
隣の駅で降りて、10分ぐらい歩いたら
元の地区まで戻ってきてしまった。
はじめから自分のいる場所がわからず、迷うことは決まっていたようなものだ。
まぁ、東京でも始めて降り立った地下鉄の駅は、
地上に出た途端、自分いる場所がわからないから、
これが外国だからという理由にはならない。
それでも海がどっちかがわかれば、フェリーに乗れるわけで
迷ったなりに街を彷徨っていた。
ある地区に足を踏み入れたら、ガイドブックを持ってぶらついている人々が多くなってきた。
みな、何かを探しているようだ。
ぼくにとって香港すべてが観光地で、見るものすべてが珍しく目に映る。
はたして、この地区が観光地域なのかまったくわからず、路地から路地へ渡り歩いた。
そして、坂を登りきったところに行列が出来ていた。
何の行列なのか?
見た目は日本人でも、待っている人々からは日本語が聞こえてこない。
声を掛けることをためらい、行列の先頭を見れば、店があった。
どうやら食事が出来る店らしい。
シャッターは下りていて、開店前からものすごい列が出来るぐらいだから
とても評判がいい店なのだろう。
悔しいことに看板を見ても何の店かわからない。
並んで食事をしてみようと思ったけれど、このときは勇気がなくて、店を後にしてしまった。


4日間の滞在で街の雰囲気にも慣れたら、
思い切って店に入ればよかったと、ちょっぴり後悔をしている。