B-EACH TIME L-ONG | 旅ノカケラ

旅ノカケラ

@人生は先がわからないから、面白い。
@そして、人生は旅のようなもの。
@今日もボクは迷子になる。


CD

たまたまネットをうろついていてたどりついたある人物について書かれているページを興味深く眺めていた。そうだ、CDがどこかにあったはずだ。今では標準となったCDケースよりさらに薄いケースに入っていたはず。いざ探してみるとなかなか見つからない。もう何年もこのCDを聴いてないけれども、アルバム全体に漂うイメージはこんな感じだ。


暑い夏の盛りに冷たく冷やしたサイダーを注いだコップの中に薄く切ったレモンを浮かべている


やっと見つけ出し、再生してみる。
『薄く切ったオレンジをアイスティーに浮かべて・・・』
一番はじめの曲が流れたとたんずいぶん自分の記憶があいまいなことを知らされた。
オレンジがレモン、アイスティーがサイダー。
それでも、この歌詞から想像できるイメージがそのままラストの曲まで引っ張られている。透明感のある歌声、夏を連想させられる歌詞、まどろみの中にいるようなリズム、涼しい木陰に寝そべっているような曲調・・・
そして、一気にぼくは夏の空気感に包まれてしまった。
もっと自由に!もっとのびやかに!


このアルバムは1985年に作られたから、もう20年以上にもなる。
あまり古さを感じないのはぼくの意識が20年以上もストップしているからなのか。
それとも・・・


懐かしさより忘れていたある種の感覚が蘇ってきたように思える。仕事へ向かう車の中は何も聞かないかFMラジオを流している。どういうわけかある1枚のCDを選んで休日でどこかに向かう車しか走っていない道を朝7時から始まる仕事に向かって走った。昨晩ひさしぶりに聴いたCDのイメージがそのままこのCDにも漂っていた。


いつもの朝、いつもの気持ち、いつもの仕事。
精一杯汗を流して、精一杯生きる。
何も変わらず、過ぎていく時間の中にいたはず。
それがどういうわけだかぼくは自由になってしまった。
あのCDのせいじゃないと思うのは確かだ。