先日、こんなことを聞かれた。
「ヘルメットを被ると、禿るって聞いたのですが・・・」
それは噂だと思うのだが。
バイクに乗っているみなさん、どうでしょうか?
その男性は長い間、ヘルメットの並んでいる棚の前であれこれ悩んでいるようにヘルメットを眺めていた。
近くに行くと、蒸れないヘルメットはどれか?と尋ねられたので、ベンチレーション機能が優れているモデルや汗でもべたつかない内装の
モデルを説明しながら話をした。
これから猛暑となる夏を控えて、蒸れないヘルメットを選びたい気持ちは良くわかる。
当然の選択だろうと思っていたら、先の質問が彼の口から飛び出したのだった。
確かに・・・。
すでに男性の前髪は禿げ上がり、気にしてしまう気持ちが痛いほど伝わってくる。
しかし、周りのバイクに乗る人々を思い浮かべても禿が多い認識がない。
科学的根拠を持ち合わせていないが、
「そうですねぇ。昔のヘルメットは内装も外れなくて、丸洗いしか出来なくて、雑菌が繁殖して、頭に良くなかったかもしれないですけど
、今のヘルメットは内装も外れて、常に清潔にすることができるから、大丈夫だと思いますよ。ベンチレーション機能も向上してますし」
と、自分の持つ常識と知識の範囲内で話すことが出来ない。
ただ、いくらヘルメットの機能が向上していてもまったく蒸れないヘルメットは存在しない。
しかも、優れたベンチレーションが備わっていてもバイクを走らせていなければ、ヘルメット内の空気は動かず、蒸れてくる。
長いバイク旅の前と後でぼくは禿げ上がったのだろうか?
旅をしている間よりも前後の社会生活の中でストレスを感じていたときが抜け毛が多かった気がする。
ぼくの言葉の中にあまりにもこだわりすぎていると感じたらしく
「気にしていることが、いけないんですかね」
と聞かれた。
「あまり神経質になることが、逆にストレスになるかもしれませんよ」
そう答えるしかなかった。