タンデムデート | 旅ノカケラ

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▼某月某日

「バイク初めて?しっかり捕まってろよ。」
「チョコレート・・・」
「えーっ?」
「チョコレート、好きなんですか?」
「おー、好きだよ。」

明治製菓『アーモンド・マカダミア』のCMだ。
http://www.meiji.co.jp/info/cm/index.html

4月から高速道路二人乗りが解禁になって、こんなシーンが見られるだろうなぁ。
しかし、みなさん、これはタンデムデートの悪いマナーのお手本です。
CMを見てお勉強してください。

まず、待ち合わせに現れた男。
革ジャンにブーツ。
革ジャンは風を通さなく転倒時に擦り傷を防いでくれる。
ブーツは操作性もよく、転倒時にヒットしやすいくるぶしを隠し、捻挫になりにくい。
ここまで決めているのに、なぜ大切な人を後ろに乗せるときにライディングに適した服装を事前に知らせてあげなかったのでしょう。
オートバイで現れてびっくりさせようという気持ちがわかるが・・・

彼女がクラクションに気がついて振り向くと、目の前にいる彼とオートバイ。
えっ、なんでオートバイなの?と彼女は思ったに違いない。

彼は彼女にヘルメットをポーンと投げて渡すが、ヘルメットはライダーの頭を守ってくれる大切なギアです。
もし、彼女が受け損なって地面に落としてしまうかもしれない。
かっこいいシーンかもしれないが・・・
やさしく彼女に手渡してほしい。

彼女が戸惑いながら視線を落とすと、ひらひらのロングスカートにハイヒール。
こんな格好で来るんじゃなかった・・・。
でも、彼に嫌われたくないのかオートバイの後ろに乗ってしまう。

風を切りながら走るオートバイ。
アップになった彼の顔。
頭には、ハーフキャップ。
ヘルメットの安全性は125cc以下の制限つきだから、最も低い。
しかも、大切な彼女もハーフキャップ。
それは彼が用意して、彼女に渡したヘルメット。
オートバイに乗っていると、最悪死んでしまうほどの事故に遭うこともある。
そのとき、それは運転する人の自己責任で済むこともある。
じゃあ、リアシートに座っていた人の責任は誰が持つのでしょう。
彼女の格好を見ると、風邪を引きそうな薄着に、転倒したら怪我しないことが不思議なぐらいの素肌の足に、乗り降りが不便で捻挫してしまうシューズ。
はじめてオートバイに乗ると、加速する感覚に慣れていないことと体感温度が下がって寒く感じるから運転者にしがみついてしまう。
全体重をかけられると、運転するほうは自由が利かなくなるからオートバイを操作しづらくなる。

楽しいタンデムデートは、まず服装から。

でも、ちょっと微笑ましいCMだ。