一年の計は元旦のあり | 旅ノカケラ

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▼某月某日

あけましておめでとう。

手元にジッポー社のライターがある。
トップとボトムがフラットになっており、正面から眺めると右上と左下に2本のスリットが入ったビンテージモデルだ。
初期のモデルの復刻版でボトムに刻印されている文字も再現されている。
ZIPPOの文字の左にはH、右にはVが刻まれているから、1989年8月に製造されたに違いない。
買った当初は真鍮製でピカピカに輝いていたが、表面はすっかりメッキが剥がれ落ちて、つやを失った真鍮が剥き出しになっている。
そして、ケネディコインを模倣したメダルが貼りつけてあるが、こちらもずいぶんと色褪せている。
ぼくには5年ほどタバコを吸わない時期があった。それが、また悪しき習慣が戻ったときに愛用していたジッポーが見つからずに、このライターを新しく買い求めたのだ。
いつの頃かは忘れてしまったけれども、きっとそれは1989年8月以降ではないだろうか。

年の暮れにふと以前愛用していたジッポーはどこに行ったのだろうと思いをはせてみた。禁煙のきっかけは、タバコも吸えないほどひどい風邪を引いてしまい、風邪が治ったあとそのままタバコを吸わなかっただけだ。無性にタバコを吸いたい衝動がいつのまにか消えてしまったから強い意思で禁煙を始めたわけではなかった。
その頃は赤いパッケージのマルボーロを吸っていたのではないだろうか。パッケージの中に数本残して、ある日突然にタバコを吸わなくなったから、マルボーロと一緒にジッポーも置いてあったはずだ。
それから再びタバコに火をつけるようになって、探したけれども見つからないから新しく買ったのかもしれない。

今日、気になって探してしまった。
残念だけれども見つからない。
そして苦笑い。
元旦から何をやっているのでしょう。
今年は、ずっと何かを捜し求める1年になりそうな感じだ。