今週もよろしくお願い致します!
6日の日経平均株価は、
前日比54円31銭高の2万3354円40銭と続伸。
出来高概算10億5000万株。
前日の米国株式市場では、週間新規失業保険申請件数が予想より減少したほか、10月製造業受注が増加に転じたことなどが好感され、主要3指数は揃って続伸。
米株高の流れを受けて日経平均は買いが先行したものの、寄り付き直後に付けた23338.40円が安値、前場半ばにつけた23412.48円が高値となり、
その後は昨日同様、狭いレンジでの取引となりました。
底堅さは意識されていたものの米雇用統計を控えているほか、米中通商協議を見極めたいとする模様眺めムードが強く、リバランス中心の売買となっています。
指数インパクトの大きいところでは、米バイオジェンがアルツハイマー薬について、研究再開と伝えられるなか、共同開発しているエーザイ<4523>が急伸。
アドバンテスト<6857>、TDK<6762>、昨日弱い動きが目立っていたファーストリテ<9983>が上昇。一方で、トレンド<4704>、塩野義<4507>、オリンパス<7733>が冴えない値動き。
日経平均は底堅い値動きであり、テクニカル面では5日線、25日線レベルでの攻防が継続。米中通商協議への先行き不透明感から積極的な売買は手控えられていますが、内需志向の中、結果的には大規模経済対策を背景とした建設株などへ資金がシフトする格好に。
リバランスとはいえ、外部環境が不透明のなかで見送り姿勢が強まりやすいところで、経済対策を手掛かりとした関連銘柄への物色に向かう流れとしては、現在の良好な需給状況が窺えます。
JASDAQ平均は11連騰し、JASDAQ-TOP20は反発、J-Stock Indexは3日ぶりに小反発。
マザーズ指数は3日ぶり反発しました。
6日の米主要3指数は揃って上昇。
ダウ平均は337.27ドル高の28015.06、
ナスダックは85.83ポイント高の8656.53。
11月雇用統計で非農業部門雇用者数が26万6千人増と予想を大幅に上回ったほか、失業率も3.6%の予想より良い3.5%という結果となったことから株式市場で買いが先行。
長期金利の上昇も好感されました。
加えて米中貿易協議についてクドロー国家経済会議委員長が第一段階の合意は間近との認識を示したことがポジティブ視されています。
シカゴ日経225先物清算値は大阪比110円高の23530円でした。
先週の相場の振り返りはこちらをご覧ください。
https://ameblo.jp/mitsui-chieko/entry-12554357462.html
今週は重要イベントが目白押し!
10日から11日は米FOMC、
12日は英国の総選挙でブレグジット の行方が気がかり、
12日にはECB定例理事会とラガルド総裁の会見にも注目です。
ほかにも12日から13日はEU首脳会議、
13日は12月調査日銀短観、メジャーSQが予定されています。
そして、15日には米国による対中関税発動期限がありますので、携帯電話、ノートパソコンなどの対中追加関税第4弾の残りの発動が回避されるのか、米中の第1段階合意がなるのか米中要人の発言、特にトランプリスクに相場が振られそうな予感がしますね。
また11日にはサウジアラムコが新規上場します!資金調達額が256億ドルと過去最高の見通しとなっており、そのためにサウジアラビアは原産→原油価格を上げようとしているとの観測も。注目してみてください。