先週の振り返り | 三井智映子オフィシャルブログ「ちえこのなかみ」 powered by アメブロ

先週の振り返り

先週の相場を振り返ってみます。

週間でみてみますと、ダウ平均とナスダックは小幅に下落、S&P500は小幅に上昇とまちまちの値動きでした。


2日に発表された米11ISM製造業景況指数の結果が予想より悪化。48.1と前月10月の48.3からも悪化しており、4カ月連続で50を割り込んだことから米国の製造業の縮小が示される結果となりました。

また米国で香港人権・民主主義法案が成立したことを受けて中国が報復措置を実施したことや

米トランプ大統領がブラジルとアルゼンチンに対して貿易関税を復活させる意向を示したことも、

そして何よりトランプ大統領が米中協議の合意に関して期限がなく、2020年度の大統領選後まで延期できるとの考えを示したことで、

11月の相場を牽引した早期米中貿易協議合意の期待感が後退し、

木曜まで米市場は下落の方向に動いていたと言えます。


ただ、米中貿易協議についてクドロー国家経済会議委員長が第一段階の合意は間近との認識を示したことがポジティブ視されたほか、

11月雇用統計で非農業部門雇用者数が266千人増と予想を大幅に上回ったほか、失業率も3.6%の予想より良い3.5%という結果となったことから株式市場で買いが先行し、

週末6日の米主要3指数は揃って上昇。

今週の下げをほとんど取り返すような上昇を見せました。

ダウ平均は337.27ドル高の28015.06

ナスダックは85.83ポイント高の8656.53

シカゴ日経225先物清算値は大阪比110円高の23530円となっています。

日経平均は週間では小幅高となりました。さらに週明けは上昇してスタートしそうです。