ウクライナ情勢(2022/10/5時点) | 佐野みつひこ のオフィシャルブログ

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ウクライナ情勢を追いかけていくのは大変勉強になるので、今後も追跡して行きたいと思います(まあ、マニアックな投稿なので安全保障や戦略、戦術に興味のある方だけお読みください)。
先日、ウクライナ軍は東部のリマンで大勝しましたが、今度は南部ヘルソン州の北部のドゥチャニ北西部において、同様の必勝パターンが展開されようとしています。
ただリマンの時と異なるのは、先日リマンで全滅したロシア兵が5000人だったのに対し、ドゥチャニ北西部で取り残されるであろうロシア兵は25000人で、規模が約5倍だということです。このまま行けば25000人がリマンの二の舞を演じることになります。
ウクライナ軍は、裏をかいて攻勢に出ることができた際の行軍速度がとにかく素晴らしいです。ドゥチャニ方面における進軍速度と、西側からの側面攻撃における速度はまさに「兵は神速を貴ぶ」を体現しており、ロシア軍を翻弄しています。
ウクライナ軍にドゥチャニからの補給路を断たれている以上、ロシア軍は補給がままならなくなっており、早晩退却せざるを得なくなるでしょう。ウクライナ側としてはロシア軍が退路を確保する前に、完全に包囲した上で1本だけ地雷源だらけの退路を与えて、逃げようとそこに殺到したロシア軍を地雷と両サイドからの狙撃や砲撃で、完膚なきまでに撃滅する狙いがあると思われます。
ここで25000人を撃滅することができれば、ヘルソンにおける戦局はウクライナ側に大きく傾きますし、更に川沿いを南下することでヘルソン中心部への橋頭堡を築くことができるでしょう。

どうも、ウクライナ軍が大攻勢に出るという情報が入ると、プーチン大統領が各地域の部隊に撤退禁止令を出すようで、ロシア軍は攻めることも逃げることも出来ずに、身動きが取れなくなり、どうしようもなくなって最後は無惨な撤退をせざるを得なくなっているようです(要するに、ウクライナ軍の側面支援に最も貢献しているのは敵軍最高司令であるプーチン大統領という笑えない構図になっているような)。
さて、本当にこの通りになるかどうか、注視して行きたいと思います。