１９７０年代の事件
◎滝廉太郎の名曲！
今日は1月31日。
明日から2月に入る。
1月を過ぎ、
2月に入ると口ずさみたくなるのが、
日本が誇る大作曲家滝廉太郎の名曲だ。
そう…お正月！
もういくつ寝るとお正月。
さすがに1月中に口ずさむのは気が咎めるが、
2月に入れば人々が口ずさむ名曲。
それがお正月！
もう334日寝ると、お正月！
1月31日からお正月まで
たった334日！
お正月を待ちきれない人も多いだろう。
お正月では
凧を揚げて、独楽を回して楽しむとのことだが、
大人はそんなことはしない！
酒を飲んで、また飲んで、さらに飲んで、
少し箱根駅伝を見て、寝て起きて、飲む。
お正月というより、
酒と涙と男と女だな（笑）！
確かに正月は
飲みつぶれて眠るまで飲むなぁ…
このように楽しいことは
指折り数えて待つものだが、
あと何日かなぁ？
そう考えて過ごす時間も
また楽しい！
例えば付き合っているカップルも、
待たされている時間自体が楽しいものだ。
ところで…待っているだけでは
まったく楽しくない場合もある。
日本国民が待ち望んでいるのに、
いつまでたっても来ない。
やっと来たと思ったら、
すぐに無くなってしまう。
その国民が待望するもの…
それは…
政権交代！
自民党ができたのが1955年。
その後ほんの一時期を除き、
2023年の現在までずっと政権にいる。
もう68年にもなるのに、
他の政党が政権につく兆しが…
全く無い！
全く！
一体いつになったら望みが叶うのか？
多くの国民が待ち焦がれている瞬間は
いつ来るのだろう？
そう思いながらも
なかなか”いつ”とは言えない。
確かにそんなことを確約できる人などいない。
しかし過去にはそうではない。
いつ政権交代があるのか？
それを確約する人がいた！
1971年2月3日の新聞に以下の記事が載った。
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「社党政権はいつ」に戸惑う
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現在ではその後継政党には見る影もないが、
日本で自民党への対抗政党と言えば、
長きに渡って日本社会党だった。
一時は衆参で200人を超える国会議員を抱え、
総理大臣を出したこともあった。
当然、国民から多くの期待を受けていた。
その社会党は文化人との交流もあり、
執行部は彼らとの懇談会を定期的に行っていた。
1971年2月2日
この日も社会党執行部は文化人と懇談していた。
出席者には音楽家の紙恭輔氏や
俳優の永井智雄氏らがいた。
和気あいあいとした懇談会の場で、
文化人側が素朴な質問をした。
「社会党はいつ政権がとれるのですか？」
それに対して執行部側は一瞬詰まった。
そして成田知己委員長が、
「それは一つ石橋君から」
と、書記長の石橋政嗣氏に振った。
しかし振られた石橋氏は
「ここはやはり、総理候補の委員長から」
と振り返す。
成田委員長は戸惑いながらも
「70年代後半にはできます」
と述べた。
うーむ！ツライ立場だ。
全く見通しがないけど、
何か言わないといけない。
そこで苦し紛れに、
70年代後半という。
昔々、入社3年目くらいの時、
上司がフグを奢ってくれるというので
楽しみにしていた。
しかしなかなか誘ってくれない。
痺れを切らして
「いつ連れて行ってくれるのですか？」
と聞いたら、
「今後な！」
結局、その後連れて行ってもらえなかった。
それと同じ状態か？
まるで山口さんちのツトム君だな
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文化人 委員長
文化人 この度はお招きありがとうございます。
文化人 今の文化人と違って
文化人 70年代の文化人は
文化人 サヨクがかっています。
文化人 だから社会党を応援しています。
文化人 それも公然と！
文化人 もし2023年頃になっていれば、
文化人 そんな政治づいた芸能人は
文化人 炎上するところですが、
文化人 70年代はむしろ賞賛されました。
文化人 ところで…話は変わりますが、
文化人 聞きたいことがあります。
文化人 社会党はいつ政権をとるのですか？
文化人 いえっ、何ね！
文化人 いずれとれると思うのですが、
文化人 メドを知りたいのです。
文化人 いずれと言っても
文化人 来年なのか？
文化人 5年後なのか？
文化人 10年後なのか？
文化人 30年後なのか？
文化人 最後のはさすがに無いでしょうが、
文化人 その辺のメドがどうか？
文化人 こっちも心づもりだけでも
文化人 持っておきたいもので、
文化人 どうでしょう？
委員長 困りましたね。
委員長 何と言ってよいやら
委員長 そういう質問に関しては
委員長 少々戸惑いますね。
委員長 政治は一寸先は闇ですし、
委員長 選挙は水物ですから
委員長 なかなか見通しは難しいですね
委員長 まっ、とはいっても、
委員長 いつもご協力頂いている方々ですから
委員長 見通しだけでも
委員長 ここで言っておきましょう。
委員長 そうです…ねぇ、
委員長 70年代後半には！
文化人 おお～っ！
文化人 じゃあ7～8年後ですね？
委員長 ええっ…まぁ…！
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このような感じだったようだ。
しかし戸惑う顔が目に浮かぶようだ。
そして適当に言ったのだろう。
事実、30年どころか
それから50年たつけど、
政権交代の「せ」の字も見えないぞ！
◎約20,000日後！
ところで今この記事を読むと笑い話だ。
今の後継政党の社民党に、
「社民党はいつ政権をとるのですか？」
と聞いたら、失礼になるだろう。
だって無理なんだから。
当時の社会党なら許される質問でも、
今の社民党には許されないだろう。
そう…10代の女の子に齢を聞くのは良いが、
29歳の女には許されない。
そんな男がいたら、
殺されても文句は言えない。
それと同じように、現在の社民党に
「政権交代はいつか？」
など聞いてはいけない。
聞くなよ。
絶対聞くなよ。
絶対だぞ！
ところでここまで読んでくれた読者の方は、
成田委員長が嘘をついた！
そう思うかもしれないが、
それは早計だ！
成田委員長は嘘をついていない。
まだ約束を守っているかもしれない！
どういうことかというと、
彼は70年代後半と言っただけだ。
いつの70年代後半とは言っていない。
つまり1970年代後半と決めつける必要はない。
2070年代後半かもしれない！
そう考えると辻褄が合う。
成田委員長の頭の中には、
今後100年かけて政権奪取をする。
そういう青写真が描かれていたのだ。
それを愚かな文化人たちは、
勝手に間違えた！
みんな…成田委員長に謝れ！
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成田 困った。
成田 困ったものだ。
成田 どうして…そう焦る？
成田 焦って良いことは無い
成田 急がば回れ、というように
成田 早く目的を達成しようと思えば、
成田 むしろ時間をかけるべきだ！
成田 それが我が日本社会党の
成田 政権奪取100年計画！
成田 短期的な視点ではなく、
成田 長期的視点に立って、
成田 万全な状態で政権をとる。
成田 政権をとって、
成田 1年や2年で手放さなければならない。
成田 そういうのは避けたい。
成田 例えば1回の選挙で大勝しても
成田 次の選挙で負けたのなら意味は無い。
成田 日本は選挙が多すぎる。
成田 参議院3年、衆議院4年の任期だが、
成田 現実には2年毎くらいに選挙がある。
成田 それで負ければまた政権がひっくり返る。
成田 それならせっかくの政権交代も
成田 意味は無い！
成田 そうはならないための長期計画
成田 長期に腰を据えて、
成田 じっくり準備をして
成田 万全で安定の政権運営を目指す
成田 それが我らの計画！
成田 だから政権交代が70年代後半
成田 そうは言っても
成田 2070年代後半だから！
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なるほど…遠大な計画だな！
当時の執行部の誰も生きてない。
と…いうか、当時生きていた人で
2070年代後半まで生きている人は…
誰もいない。
でもその計画に則って
今の社民党も動いているという訳か？
確かに現在の国会議員はたった2名
しかしこれから徐々に勢力を増やしていって
2070年代後半には第1党になる。
そういうことか？
まあ長い年月をかけて
国会の議席を減らしてきたのだから
長い年月をかけて同じように増やすことは
可能だろう！
できればイイね！
できれば…ね！
まあ大丈夫だろう。
2070年代後半と言えば、
今から50年以上あるのだから。
次の正月まではたった334日。
そして社民党による政権交代が起きるのは
約20,000日後（365日×56年）！
たった
それだけか？
国民は喜んで待つぞ。
楽しみだなぁ！
もう20,000日寝ると、
政権～交代～♪
滝廉太郎が新たに作曲しそうだな！
まあ2070年代後半に政権交代しなくても
2170年代後半を目指せばいい。
70年代後半なのだから
嘘はついてないな！