みつぐの「蒼穹の果て」 -241ページ目

この世界の片隅に 私見

やっぱり、こうなるんだろうな…。

でもまぁ、面白かったです。けっこう原作のいいところも拾い上げてくれてたし。
原作本はコミックスにして3巻。
今現在は再編集されて、新装版で前後2巻で発売されてましたかね。

正味2時間前後のドラマでは拾えきれていないエピソードもままありましたし…。
個人的には「箸の持ち方の遠い近い」のエピソードは入れておいてほしかったんですがw
(箸を遠く持つ子は遠くへお嫁に行く、というお話)

あとは戦後の市で、お姉さんとなんだか分からない行列に並んだらそれが占領軍(進駐軍)の
残飯ぞうすいで、二人で仲良く分け合って食べたエピソードとか。
すずの妹、すみが生きていて、広島へ彼女を見舞いに行くエピソードとか。
ドラマだと「おそらくすずの一家は全滅」みたいな感じでしたね。
漫画ではすみは生きてはいるが原爆症にとりつかれ、おそらくはこの後永く、
そして短い人生が待っていること、を暗示して終わります。

そうそう、ラストで芦田愛菜演じる戦災孤児(?)が出てきますが、漫画では
彼女の母親が彼女を連れ歩き、力尽きて座り込んだまま息を引き取るシーンがあります。
きれいごと、だけでは描かれていないエピソードがまだまだ積み残されていると
いうことですね。

思った通り、北川景子さんはけっこうもんぺ姿が似合ってましたけど、
終戦の勅を聞いて泣き叫ぶシーンとかはやはり冗長だったかな、と思います。
「定番過ぎてすずらしくない」んですよ、泣き叫ぶのはw

でもまぁ、総じて原作ファンの目から見てもけっこう良い出来でした。

あ~でも「すずが艦船のスケッチをしていて憲兵に敵の間諜ではないかと疑われ、家族から笑い飛ばされる」エピソードとか、「幼馴染の兵隊を家(納屋)に泊めた夜のことで、列車の中で夫婦けんかになる」エピソードとか…やっぱぜんぜん足りませんw

この世界の片隅に

本日(8月5日)20:54、日本テレビにてこうの史代原作「この世界の片隅に」が主演・北川景子でオンエアされる。

自分は2004年にこうの史代さんの「夕凪の町桜の国」のコミックスを購入して以来彼女の大ファンになり、当作品以前の「ぴっぴら帳」「ぴっぴら帳・完結編」その後「こっこさん」「長い道」「さんさん録」そして「この世界の片隅に」とゆるゆると刊行されるコミックスを一日千秋の思いで手に入れては、読みふけってきた。彼女の作品群は、今の自分にとって大切な宝物であり、何物にも代えがたい作品のひとつとなっている。

特に広島型原爆の犠牲になった人々を描いた「夕凪の町桜の国」と、やはり戦争中の軍港・呉(くれ)を舞台にした「この世界の片隅で」は、戦後民主主義にどっぷりつかった世代であるはずの彼女が、たんなる自虐史観に囚われず、しかし平和に対する願いを、憧れを描いた「反戦漫画」の一面を持つ名著であることは論を待たないと思う。

もちろん「ぴっぴら帳」「こっこさん」などのギャグ四コマも面白いし、「長い道」の不思議な関係の夫婦が繰り広げる何とも言えない「おかしみ」も捨てがたい。また「さんさん録」はすでに初老にさしかかった親父さんが主人公であるが、自分を残して先立ってしまった妻が残した「記録帳」をベースに家族や周りの人たちと心を通わしていく、何とも味わい深いお話である。

さて、「夕凪の町桜の国」は、2007年に田中麗奈主演で映画化された。しかし自分は、田中麗奈という女優が持つ何とも健康そうなイメージと、原爆症におかされた主人公のイメージのギャップをどうしても埋めることができず、残念ながら未見である。もちろんそれは自分自身の偏見であることは承知の上である。

そしてその偏見を前提に言わせてもらえば、北川景子特有の眉をしかめた演技があまりにも鼻もちならないと思っている自分としては、今回の「この世界の片隅に」の主人公・すずのイメージと結びつけることが難しい。
ただ唯一言えることは、彼女は当代の若手美人女優数ある中で、もんぺが似合う、しかも(もんぺを)意外とファッショナブルに着こなせる可能性のある女優の一人ではないか、と思ってもいる。
…だって、佐々木希にもんぺは無理っしょ?w


こうの史代さんの作品は、戦争のむなしさを説いてはいても、決して大げさにその「かなしみ」を強調することはない。愛する者をすぐそばで、敵の爆撃で失う哀しみ、苦しみ。
それを「泣き叫ぶ」ような形で表現してしまっては、この漫画の奥深さは表せないと思うのだが、さて、どのような演出、どのような脚本で「自虐ではない反戦」をみせてくれるのか。

ちなみに今作品の脚本は浅野妙子さん。「Age35恋しくて」「神様、もう少しだけ」そしてフジテレビの「大奥」などの作品を手掛けている。


それにしても、我々日本人は決して8月6日の広島、8月9日の長崎への原爆投下を忘れてはならないし、許してはならない、と思う。

別にどうでもいいことなんですが…

最近のアニメファン、声優ファンの方で「神谷さん」といえば
「神谷明」さんではなく「神谷浩史」さんなんでしょうねぇ…w

そういえば一時期、神谷浩史さんのことを「神谷政浩」さんと同一人物かと
勘違いしていた時期がありました。
ちなみに「神谷政浩(現・神谷まさひろ)」さんとは昭和の子供特撮ものなどに
子役として出ていた方で、最初に何かのアニメで「神谷浩史」さんの名前を聞いたときに
「へぇ、子役→声優かぁ」って思ってしまったのがきっかけですw

ご両人、失礼しました(こんなとこでいってもな)w



貼りつけ動画はその「神谷政浩」さん出演の「大鉄人17(だいてつじんわんせぶん)」です。

大鉄人17は、人類が創造した最高の人工知能「ブレイン」が「地球環境を清浄に保つためには人類そのものが不必要である」という「めちゃめちゃ正論w」な結論にのっとり、人類絶滅に向けて動き出す。その先兵として作られた「大鉄人17」が神谷政浩扮する南三郎少年に乗っ取られ(笑)、宿命の親子対決を演じる、というもの(だいぶ違いますw)

昭和のこのころの「こども向け特撮番組」は、けっこう設定にこういう硬派な、いわゆる「社会派」的なものが多くて、「子供だましではない、子供向けっていうのはこういうものなんだな」と思った記憶があります。