紅茶 -2ページ目

紅茶の種類について

紅茶の種類について

■産地別

ダージリン > 非常に繊細で香り高い紅茶、ストレート向き
アッサム >  濃い味わいで甘みがあり、ミルクティー向き
セイロン =スリランカ>  ウバ、ディンブラ、ヌワラエリヤ、キャンディなどの地方がある
ウバ >    独特のメントールの香り、ミルクティーにも使える
ディンブラ > すっきりした味わいでアイスティー向き
ヌワラエリヤ >ダージリンのように繊細な味わい
ニルギリ >  インド南部の紅茶 アイスティー向き
キームン >  中国紅茶 かなり上品でマイルドな味わい
ラプサンスーチョン > 松で燻製させた独特の個性がある

■等級別

F.T.G.F.O.P. (フィナー・ティピー・ゴールデン・フラワリー・オレンジ・ペコー)
特に品質の良いゴールデン・ティップスを多く含むもの。最上級品。

T.G.F.O.P. (ティピー・ゴールデン・フラワリー・オレンジ・ペコー)
ゴールデン・ティップスが少し含まれる

G.F.O.P. (ゴールデン・フラワリー・オレンジ・ペコー)
僅かにゴールデン・ティップスを含む

O.P. (オレンジ・ペコー) 若く大きい葉。高級紅茶の基本要素

P. (ペコー) オレンジ・ピコーになれない葉、品質が良いとはいえません。


●通常、その茶園でとれたリーフのなかで一番良いものに最高の等級(FTGFOP)が 付けられますが、稀にめちゃめちゃ良い紅茶が採れたときは SFTGFOPが 付けられます。 *"S"は"Super"の頭文字です。

●茶園によっては、FTGFOPのかわりにSTGFOPを付けるところもあります。 *"F"(Fine)のかわりのS(super)。

●オレンジ・ぺコーとは、5ミリから7ミリの長く若い葉であり、 高級紅茶の基本構成要素です。ペコーとはもとは中国語で若い葉を意味します。 リーフのなかでも、もっとも葉が大きく、色が他の葉より淡く、オレンジ色をしているのでこの名が つけられています。

●他のグレードについて (CHやCLなど)

FTGFOP1の等級のあとに、CHやCLなど特別な等級名がつくことがあります。

 CH = China(中国種の略) もともと茶の原産地である中国から移植された純粋な中国種の茶樹で作られた紅茶のことです。 ダージリン紅茶の中では、たいへん稀少で、中国種の紅茶の場合は伝統的な深みのある紅茶に仕上がっていることが多いです。

 CL = Clonal(クローナルの略) 茶園が優良な茶樹のみを選んで接木して、新しく茶樹を作り、そこから摘まれた茶葉のみで作った紅茶。 通常、接木すると茶摘ができるまで5年程度かかりますが、優良な茶樹を作ることができるので、現在のダージリンの茶園では積極的に接木製法が行われています。 クローナル(接木)して作られた紅茶は、香り高い紅茶になることが多い。

 

■産地別 茶摘みシーズンの紹介

茶摘は、基本的に、温かいときはいつでも可能なので赤道に近い産地ほど、1年中、茶摘ができます。

その中でも、いいシーズンがあるのは、乾季や雨季、季節風など、現地の天候により変わってきます

ダージリン > 非常に繊細で香り高い紅茶、ストレート向き

 茶摘み可能な時期は3月~11月

 特に品質のいい時期については
 ファーストフラッシュ(3月~4月)
 セカンドフラッシュ(5月~6月)
 オータムナル(10月~11月)となります。

アッサム >  濃い味わいで甘みがあり、ミルクティー向き

 ダージリンと茶摘のシーズンはいっしょです

セイロン =スリランカ>  ウバ、ディンブラ、ヌワラエリヤ、キャンディなどの地方がある

ウバ >    独特のメントールの香り、ミルクティーにも使える

 茶摘は1年中

 特に品質のいい時期は、7月~9月

ディンブラ > すっきりした味わいでアイスティー向き

 茶摘は1年中

 特に品質のいい時期は、1月~3月

ヌワラエリヤ >ダージリンのように繊細な味わい

 茶摘は1年中

 特に品質のいい時期は、1月~3月

ニルギリ >  インド南部の紅茶 アイスティー向き

 茶摘の時期はほぼ1年中

 特に品質のいい時期は、12月~1月

キームン >  中国紅茶 かなり上品でマイルドな味わい

 茶摘は4月~7月

 特に品質のいい時期は、4月

ラプサンスーチョン > 松で燻製させた独特の個性がある

紅茶の歴史

紅茶の歴史

 ◆  紅茶の歴史 ◆  ~ 意外と短いです ~

中国で茶(紅茶や緑茶を含む茶全般)は始まりました。その後、茶は日本に伝わり、独自の茶の湯茶文化は千利休によって大成されその一方で茶は西欧にも伝わり世界の歴史と深く関わりあいながら、かつて七つの海(SEVEN SEA)を支配した大英帝国によってもう一つの茶、いわゆる紅茶文化が大成しました。

茶の起源は定かではありませんが、およそ二千年前に隣の大国、中国で飲まれはじめたといわれています。その後、日本に天台宗の開祖、最澄が茶の種子を持ちかえりました。はじめは万能の薬として珍重された茶でしたが、後には芸術の対象となっていき戦国時代の安土・桃山文化の中心的存在になっていきました。千利休によって大成された日本の茶の湯文化は当時の権力者、戦国大名などから畏敬の目で見られるまでになりました。天下人、豊臣秀吉はこれを利用して北野大茶会を開き権力の誇示しました。

このようにして日本の茶の湯文化はその絶頂期を迎えます。当時、キリスト教の布教に日本を訪れていたヨーロッパの宣教師も、この茶の湯文化に好奇心と畏敬心をいだき、ヨーロッパに茶が伝えられる契機となったのです。イギリスの紅茶文化の起源は日本の茶の湯文化にあるのかもしれません。当時、アジアまで進出していたオランダが中国から茶を輸入しました。それがヨーロッパに初めて茶が伝わったときでした。その後、イギリスがオランダに戦争で勝ち、イギリス東インド会社が茶の貿易を独占していくようになり、完全発酵の茶、つまり紅茶が生まれました。紅茶はイギリス貴族の間で人気を博し庶民の間にも浸透していったため、イギリス人の紅茶消費量は莫大なものになっていきました。

当時、イギリスは紅茶を中国から輸入していました。イギリスは財政を潤すために紅茶輸入時の関税を高くしたり、茶税法と称して当時、植民地の一つであるアメリカに強制的に紅茶を押し付けたりしたため、ボストン茶会事件の後、アメリカ独立戦争が起きアメリカを手放すことになりました。依然としてイギリスは茶の生産を中国に頼っていて茶の輸入の代わりに大量の銀を支払わねばならず苦しんでいました。なんとかして中国から茶の生産を奪おうとして中国の茶樹を植民地、インド・カルカッタに移植しましたが失敗に終わりました。

しかし、その後、幸運にもインド・アッサムで野生の茶樹(アッサム種)を発見しインドでの紅茶の生産の道を開きました。しかし、依然として紅茶の生産を中国に頼っていて銀の流失を防ぐことができなかったイギリスは強行手段に打って出ます。植民地、インドで生産したアヘンを中国に押し付けて、その代金で銀の流失を食い止めようとします。これが契機となりアヘン戦争と発展し、イギリスが中国を破ります。その後、イギリスはインドでの紅茶のプランテーション(大量生産)にも成功し、紅茶文化の象徴となっていきました。

 

 ◆  紅茶の歴史 「ティークリッパーは速さを求めた」

昔、ヨーロッパで紅茶がすごく流行っていたときには、船で中国、イン
ドからヨーロッパまで紅茶を運んでいました。

どの船が一番早く、エリザベス女王に紅茶を献上するのか。

アジアからヨーロッパまでの船(ティークリッパーと呼ばれる)のレー
スが展開されていたのでした。

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  速さにロマンを求めた19世紀

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 19世紀、中国の茶、ダージリン、アッサムの紅茶は
世界の貿易品の中でも最も高価に取引きされ、一番、
重要なものでした。

 イギリスの貴族階級を中心に、特に、ヨーロッパで
は高値で取引きされていましたが、ヨーロッパでは茶
は生産されないので、アジアで生産される茶をいかに
迅速に早く、ヨーロッパまで輸送できるかが、それぞ
れの国にとって、大きな大きな課題でした。


 1860年代には、毎年新茶の季節になると、予め航路
を決められた茶の輸送レースが行われるようになり、
優勝者には莫大な賞金が手渡されました。

 茶を早く運び、英国女王に献上する、という名誉を
得るため、それぞれの海運業者は、しのぎを削ってい
たのです。

 中国との茶の貿易はイギリスの独断場でしたが、
イギリスより独立して、力をつけてきたアメリカが
「ティークリッパー」なる高速帆船を開発し、より
早く茶を輸送することに成功しました。

 このことがきっかけで、世界の7つの海を制して
いたイギリスにとってかわって、新興国アメリカが
世界貿易で力をつけるようになっていきました。

 茶.. それは...

  世界覇権を左右するほどの産物だったのです。

こちらでイギリス紅茶 の歴史も紹介しています。

= 紅茶の季節 =

= 紅茶の季節 =

~ それぞれの香りを楽しむ ~


 ■ファーストフラッシュ  FIRST FLUSH(春摘み) 

 ■セカンドフラッシュ SECOND FLUSH(夏摘み)

 ■オータムナル   AUTUMNAL(秋摘み) 


ダージリンやネパールなどのヒマラヤ山脈の麓の 茶園では、春、初夏、秋と一年間に三回、紅茶の葉が摘まれます。

同じ産地でも、摘まれる季節によって、香り、味が全く異なったものに 仕上がります。

ここが紅茶の面白いところ。 それぞれの季節の違いを楽しみましょう!

◆ファースト・フラッシュ(一番摘み,春摘み)

 春になり雨季の時期に入ると新芽が出始めます。 この時期の後に採れる紅茶がファースト・フラッシュです。 外観は新芽らしく他の葉より淡い色をしています。 味もクセがなく、香りも爽やかな感じがします。 「香りのファースト・フラッシュ」といわれています。
生産量が少なく、ゴールデンティップス が多く含まれているため、市場価格は高め。

◆セカンド・フラッシュ(二番摘み,初夏摘み)

 このあと、少し間をあけて、セカンド・フラッシュが摘まれます。 セカンド・フラッシュは"コク"があります。 ダージリン地方で採れるセカンドフラッシュは「マスカットフレバー」と 呼ばれる独特の甘さがあります。 「味のセカンド・フラッシュ」といわれています。

◆オータムナル(秋摘み)

 そののち、秋に摘まれる葉がオータムミルと呼ばれて、味は 強めで、少し渋くなります。いかにも紅茶らしい紅茶になります。 このオータムナル独特の渋さを好んで飲む紅茶フリークの人も多くいます。