一曲ずつのログ -3ページ目

一曲ずつのログ

聴いたやつのメモ帳
最新のスイングジャズの居場所
十二月のバードの歌を忘れない

無駄なものが一切ない。これを聴いていればよかった。

ソニーロリンズの一閃

 

ソニーロリンズの良さはこの演奏を見れば全部分かる

三人編成でこんな美しい演奏は見たことがない

研ぎ澄まされた技術が伝わってくる

 

この人の事を知るのにもっと色々調べないと!もっと色んな曲を聴かないと!ジャズをもっと知らないと!

ってなるのが馬鹿らしくなってくる

 

全然かっこつけてないし、音の量も最小限だし、映像もきれいだし、無駄な物が一切見えてないし

みんな知ってる曲だしソニーロリンズだし

 

無駄なものが一切ない。これを聴いていればよかった。

ジャズってこれでよかったんだ

 

ハービーハンコックのジャズファンクを女性が歌い、色気を放つ

 

昔のジャズの達人、ピアノ奏者のハービーハンコックがジャズファンクを演奏していた頃の曲バタフライを

グレッチェン・パーラトという女性ジャズ歌手が歌っているという曲。

 

えっこの曲ハービーの曲だったの?ってのが第一印象なんですが

スローなジャズファンクでどっちかというと玄人向けなこのハービーの曲を美しい女性が歌うとこうも強い色気を放つ。

 

苦いチョコケーキの上にイチゴをのせたように

 

一般的にどう知られているか知らないがハービーハンコックはきれいなメロディーを弾く人です。

そのきれいなメロディーを最大限生かす方法がこういう美しい人が歌うことなんだなと思いました。

 

 

カウントベイシーオーケストラの曲でギターがこんなに強いアルバムは聴いたことがない。

 

ジャズを演奏しようとした人が必ずこの人の曲を聴く。カウントベイシーです。

ビッグバンドジャズのお手本。カウントベイシーオーケストラです。

カウントベイシーはとうの昔に亡くなっていますが正式に継承しているバンドは存在し続けています。

 

そのオーケストラが2023年に出したアルバム。その中の一曲です。

ブルースのアルバムということです。ジャズは元々ブルースを元にして演奏している場合が多いですが

ここでは全部ブルースです。

 

エレキギター色が非常に強い。この古風なバンドでこんなに強いギターは聴いたことがない。

最近のカウントベイシーオーケストラは全く聴いていないのですが

このギター色はこのアルバムだけだろうか?

 

音楽は常に変化するものなので、ここではこう来たのね。

という印象です。

 

あーそれでグラミー賞を取ったのね。カウントベイシーがグラミー賞を取ったのはいつ以来だろうか?

 

 

フレディの死を惜しんだアクセルの気遣いのようなものを感じる。

このほんの1分48秒の動画に。

 

クイーンのフレディマーキュリーが1991年11月に亡くなる。

その翌年1992年1月のガンズアンドローゼズのライブでアクセルローズがほぼアカペラで

このクイーンの曲 Sail away sweet sisterを歌った。その音声がこのYoutube動画。

Guns n' roses公式の動画。

 

この動画の詳細を見ても、コメント欄を見ても、クイーンとの繋がりは一切書かれていない。

追悼の為に歌ったとも書かれていない。

でもフレディが死んだ直後のタイミングでこんな曲を歌うなんて

追悼の意味が込められた以外考えられない。

1992年4月に開催されたフレディの追悼コンサートでアクセルローズはWe will rock youを歌っているので仲が良かっただろうことは想像できる。でもこの二人の仲なんてどこをどう調べようが分かりっこない。

そんなこと知ったこっちゃない。ただ想像するしかない。

 

考えすぎかも知れないが、僕にはアクセルの気遣いのような感情が浮かんで見えた。