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1980年10月1日改正の奥羽本線からの話題です。
福島発21:37 庭坂ゆきの最終列車 1439Dは、なぜか笹木野で3分「も」停車。
他の下り普通列車は(全て客車列車です)、上り列車との交換がなければ、30秒停車です。
この夜間帯の列車、交換列車もないのに、笹木野で3分止める理由がなにかあったのではないかと思うのですが、思いつきません。2分30秒を早めて庭坂に足を進めても良かったのではないかと考えましたが・・・
1439D、庭坂着後は、回1440D(庭坂22:02→福島22:13)として回送された後、すぐさま540D(福島22:18→須賀川23:35)となり、福島~須賀川間の最終列車として、東北本線を上ります。
この福島~庭坂間の最終列車、かつては客車で運転されていましたが、1968年10月1日改正から気動車で運転されています。
1972年3月15日改正から、笹木野での長めの停車があるようです。
福島への回送後の540Dと同じ時刻帯の列車を見てみました。
540D須賀川行となったのは、1972年3月15日改正からで、それ以前は、奥羽本線経由の青森発上野行の客車普通列車でした。
そこで思い当たったのが、このサボです。
おそらくこのサボで、1439Dで「庭坂」を、540Dで「須賀川」を表示していたのではないでしょうか。
さて、戻って、笹木野駅の3分停車の「謎」ですが・・・
(上の配線図は、福島~笹木野間が複線化後、福島~米沢間CTC化後のものです)
笹木野到着後、1429Dの海側のサボを裏返してしまい、庭坂下本着後、山側のサボを裏返して(これは、回1430D福島上本着後でも可能です)、回1430D~540Dと運転していた。笹木野の3分停車は、サボを返す作業をするための時間ではないか、と推測しました。
ん?!と思った不思議な停車時分から、調べて考えてみました。
当時のことをご存じの方がいらっしゃいましたらば、ご教示ください。また、みなさまの推察もお教えください。
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*庭坂 下本 折返しについては、こちらをご覧ください。
参考文献:時刻表 1968年10月号(復刻版)、1972年3月号(復刻版)、1980年12月号、1982年7月号