奥羽本線庭坂駅の構内配線(1984年以前)~下本での折返し | やわやわとまれ♪の鉄道雑記帳(時刻表やら車両運用やら構内配線やら)

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 常磐線や水戸線、磐越東線、磐越西線、東北本線など現在のJR水戸支社、東北本部(仙台)管内の路線を中心に鉄道信号や標識、配線、運転、車両運用について書きとめていこうと思います。

ご覧いただきありがとうございます。

先の記事で、スイッチバックの赤岩駅で、急行の列車の運転停車があったことを書きました。

スイッチバック駅での急行列車の運転停車1975.11.25改正奥羽本線402D赤岩駅[3版]

次の訂補で運転停車が庭坂駅に変更になるのですが、庭坂駅を402D、1038Mが通過する時間に、庭坂駅には折返しの1437レ~1438レが止まっています。

中線が埋まっている・・・と思いきや、庭坂駅は当時、下本に上り方(福島方)への出発信号機がありました。

KASAさん ありがとうございます。)

この1437レ~1438レのほか、庭坂折返しの列車は数本ありましたが、折返しは中1番を使わずに下本で折り返すのがおおかたでした。上の図面は、CTC化(1985年)後のもので跨線橋が描かれていますが、それ以前は構内踏切で上本と中1のホームに渡るようになっており、中1折返しとなると、構内踏切をふさいでしまい、乗降客が行き来できない状態になってしまうからと思われます。

庭坂駅の下本での折返しは、1971年10月改正でも確認できました。さらに「奥羽本線福島・米沢間概史」(進藤義朗・著 プレス・アイゼンバーン 2001年)の板谷峠区間の直流電化・連動閉塞化に伴う停車場構内配線変更概要の図(p.86)から下本上り方出発信号機が読み取れるので、1949年からあったものと思います。

 

この下本の上り方出発ですが、CTC化で廃止されたものと思います。

しかし、標準軌工事に伴い、1990~1991年に復活します。ただ、下本→下1となり、行き止まりで折返し専用とするための手立てでした。伴い、中1→下本となりました。その様子が、f54560zgさんの懐かしい駅の風景の一連の動画などでご覧になれます。構内踏切の跡も見ることができます。

 

庭坂駅の標準軌化後の配線は、奥羽本線 庭坂駅~坂に挑むをご覧ください。

 

 

往年の庭坂駅の様子をご存じでしたら、ぜひお聞かせください。

また、列車運行図表や運転時刻表など、資料をお持ちでしたら、ぜひコピーさせてください。

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