磐越西線 喜久田駅 ~一線スルーもいまやすべての列車が停車 | やわやわとまれ♪の鉄道雑記帳(時刻表やら車両運用やら構内配線やら)

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 常磐線や水戸線、磐越東線、磐越西線、東北本線など現在のJR水戸支社、東北本部(仙台)管内の路線を中心に鉄道信号や標識、配線、運転、車両運用について書きとめていこうと思います。

 (2018年8月26日 周辺地図追加)

ご覧いただきありがとうございます。

磐越西線 喜久田駅(きくた)の巻です。福島県郡山市にあります。

いつ頃建てられたものでしょう。1982年に降り立ったことがありますが、この駅舎ではなかったようにおもいます。駅舎の右側に以前の駅舎があったのでしょうか。

集落の駅前という雰囲気です。相応の乗降があるので、いまではすべての列車が停車します。

すべての列車が停車していた名残・・・

 

現在の配線略図はこちら。

駅舎側が一直線のスルーになっています。

 

KASAさんに提供いただいた1989年3月現在の配線略図がこちら。

すでに一線スルー化されており、2018年7月とほとんど同じです。

21号から別れる保守基地線路が1線に減っています。それと上り場内中継信号機がなくなっています(私が見落としたかな)。

駅舎側にある保守基地線路。右のアパートのあたりにもう一線あったのでしょうか。

 

 

下り場内信号機 2R(高い方、本線用)、3R(低い方、上1用)。3237Mが下り場内そばを通過中。

第二越後街道踏切から下り場内信号機 2R、3Rと構内を見ました。

 

構内をぐぐっとアップ。直線が本線で、こちらに駅舎があり、交換がない限り、本線(1番のりば)着発です。定期列車で交換がある場合は、上り列車が右側の上1番(2番のりば)に着発します。

交換は一日5回。1223Mと1222M、2225Mと1224M、3231Mと1226M、3235Mと1230M、3243Mと1240M。

列車運行図表はこちら

 

跨線橋からみた構内。

郡山方。本線がまっすぐです。沿うように下1の安全側線も並行。

上り出発信号機 3L(左、上1用)、2L(右、本線用)。

副本線の上1には限界表示灯がついています。これを見ると単線でも幹線だなあと思います。

 

新津方。

本線と上1とが合流して、藤田川橋りょうを渡ると左にカーブを切ります。春はカーブの手前の桜がきれいです。

下り出発信号機 4R(左、本線用)、5R(右、上1用)。5Rの下にはこちらにも限界表示灯。上1には通常下り列車は入らないので、ずっとR。限界表示灯も点滅、点灯することはないです。

堀の内跨線橋から見た上り場内信号機 5L(左・低い方、上1用)、4L(右・高い方、本線用)。手信号代用器もあります。回りこんでみたら、

4Lは通常の形で、5Lはひさしが長い形でした。うむむ、なんででしょう。

藤田川橋りょうの手前に上り本線出発中継信号機 (2L) があります。ここは、タテ3灯かヨコ3灯にしかなりません。

配線略図には、出発信号機にY現示も記入しましたが、出発注意は現示しないようです。

磐越西線の電化区間は単線自動閉そくですが、停車場間はどの区間も閉そく数が1。先行列車が先の停車場に着かない限り、続行列車は出発しないようです。出せないことはないのでしょうけれど・・・不思議な単線自動閉そくです。

そういえば、阿武隈急行も単線自動閉そくですが、ここも閉そく数が1だなあ。

 

詳しいことをご存知の方がいらっしゃいましたら、ぜひコメント等でご教示下さい。

よろしくお願いします。

調査、撮影は2018年7月12日。

誤りがありましたら、コメント、メッセージでご教示下さい。

また、コメントも気軽にお寄せください。よろしくお願いします。

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