東北線 新白河駅 3~中線を区切った不思議な形態~ | やわやわとまれ♪の鉄道雑記帳(時刻表やら車両運用やら構内配線やら)

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 常磐線や水戸線、磐越東線、磐越西線、東北本線など現在のJR水戸支社、東北本部(仙台)管内の路線を中心に鉄道信号や標識、配線、運転、車両運用について書きとめていこうと思います。

東北線 新白河 その3 です。

今回は、信号機を主に。

東京方にある高山跨線橋の山側から下り場内方向を見ました。右にカーブして駅に入ります。

先の写真に見えた下り場内中継信号機 (1R)。信号喚呼標の下に高山第二踏切の特殊信号発光機であることを示す「234」が付いているのがおもしろいです。

下り場内 1RD(下本)、1RE(中1)。

「機外停止位置」目標と一緒に。R現示の場合はこの位置に止まることが決められているのでしょう。50mかな?100mかな?

ここにも高山第二の特殊信号発光機が付いていました。手信号代用器はなかったです。

通り抜けのできない中線、珍しそう。あ、仙台駅にもありますね。

 

ずっと下って、下り出発信号機。下本 7Lと中2 8L。前に見ていただいたとおり。

陸羽街道踏切の海側からホームを見ました。手前が上り本線。中2番が別れます。青森方を見ます。

上り場内が見えました。ずっと先に下り第1閉そくが見えます。

上り場内信号機。上本 6LFと中2 6LG。

車止めがあるとは思えない感じがします。

 

この近くに新幹線の高架に登っていく保守用の階段があって、そこに掲げられている看板が

建設当時からずっと使われているのですね。

 

新白河駅近隣の地図です。

山を下ってきた東北線に、うまい具合に新幹線を寄せて駅を設けたなぁと感心しました。磐城西郷駅だった頃に訪れたことはないのが残念。

白河駅は、ちょうど線路が東西に走る途上にあるので、できるだけ早く北上したい新幹線は駅を設けられず、近隣の磐城西郷に設けたのでしょう。

 

黒磯駅の交流直流地上切り替えを廃止するために、セクションを移設しました。黒磯駅に交流電車が入れなくなったので、この区間に交直流電車もしくは気動車を走らせることになったのですが、新白河駅の中線を改築して、接続駅(乗換駅)しました。中線を区切って列車を両方に入れて乗り換えさせる手法、考えたなあと感心しました。乗り換えが増えたのは残念ですけれど。

 

ついでに黒磯~新白河~白河~郡山の運行図表(運用図表)を作ってみました。

旧来あった、黒磯=白河の列車は交直流電車で一往復残したものの、郡山直通だった列車はすべて新白河乗り換えとなっています。郡山からの気動車送り込みがありますが、それを営業列車にしない徹底ぶり。

白河でずっとヒルネすることになっているE531系は、多客時には気動車列車をすべて代走できるようになっていました。

22時台、2153D到着から2159M発車の22:20~22:23の3分間、下本、中1、中2、上本がすべて埋まります。暗いので……

 

調査、撮影は2018年5月20日。

新白河駅の巻、終わりです。

ご感想をコメント、メッセージでぜひお寄せ下さい。お待ちしております(*^-^*)

 

追記(2018年7月10日)

f54560zgさんが2002年7月当時の新白河の様子をまとめていらっしゃいます。

http://senrohaisenzu.cocolog-nifty.com/blog/2009/10/2002713-9cba.html

こちらもごらんください。

 

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