葛木御歳神社から~宮司がゆったりのんびり綴ります -4ページ目

葛木御歳神社から~宮司がゆったりのんびり綴ります

1600年以上の歴史を持つ葛木御歳神社の宮司東川優子が日々思うことを書き綴ります。



知子さんとのオンライン神道お茶会、3回シリーズで御歳神社復興物語を語りました。
一度ちゃんとしゃべりたいなぁと思っていて、なんとなくの流れで話しました。

第一回は、私が神社を継ぐようになったきっかけと、その時の心の動きを語りました。
ノープランで喋り出したのですが、結構深いところまで喋りました。
遠い遠い記憶です。
今の私とはずいぶん違ったなぁ。
どんどん降りかかる災難の中で、暗闇の中に見えた一筋の微かな光が神社だった。。。それを追い求めた、そんなお話。

2回目は、実際神社をやっていく上で、どういう気持ちの切り替えをして行ったか〜です。気持ちを切り替えなければ、きっと叶わない事を、力づくでとにかく神社を動かすために、何を考えて何を選択したのか。ですね。
全ては神社を動かすために、不必要な感情の揺れは封印して、できたことを最大の喜びに変える仕組みを作っていきました。
とにかくやるっきゃないよな。
つべこべ考える前に動け。
やってから考えよう。です。
進めば、違う風景が見える。見えたらまた考えて進む。また新たな風景が見える。の連続でした。

3回目は、神社にできた人々の輪をどうやって車の両輪のようにバランスを持って走らせるのか。得意な事と、苦手な所を両方うまく調整するための秘訣。
時にはぶつかる事を恐れず、自分の思いのたけをぶつける大切さも学びました。
信念を通す事、逃げない事の大切さかな。

神社が普通の神社になったなぁと改めて感慨深いです。
たくさんの人の優しい気持ちや善意をいっぱい溜め込んで、今神社があります。
これって凄い事ですよね。

何事も成せばなるです。
諦めずに進めば、思いは叶う。
そして、できないことは、さっぱりと放置しておく。できることの方向へ進むのです。
そうすれば、何事も成せばなるなのですよ。これはある意味当たり前のこと。
この当たり前が結構難しいのですが、そのためには、飄々と自然体でいることなのかもね。
究極、しがらみを脱ぎ去って、自然体になれば、たいていのことはうまくいくのかもしれませんね〜笑

アーカイブ視聴したい方は、仰ってくださいませね。

次回は9/12(月)20時から通常のオンライン神道お茶会です。アーカイブ参加もできますよ。

⭐︎よーこさんの素敵な感想を頂きました。
嬉しいです💕↓
白山中居神社が凄すぎた❗️
今日はツアーガイド仕事。
中尾白山神社と白山中居神社と長滝白山神社。
まずは白山中居神社です。
磐境がすごいし、拝殿の彫刻も素晴らしいし、神社の後ろの大木や森も素晴らしいし。
いやぁ〜良かったです💕

































本当に霧の中、あるいは暗闇の中、進む道もわからないけれど、かすかな光が見えた。
それが、神社でした。
私はその光を逃すまいとひたすらに追い求めてきたのかもしれません。
その先には、光り輝く道が広がっていました。
よくぞ、道を間違えなかったものだと思います。
少しは道を間違えたかも?ですが、大丈夫。ちゃんと辿り着きましたよ。
だからこそ、強いお導きを感じるのです。
おこがましいけれど、確かに、神様と二人三脚です。

そんな話をさせて頂きました。
オンライン神道お茶会講座は七夕の夜でした🎋




「私の初めての成功体験から得たもの」
長文〜笑。昨年載せたものを再掲

テレビドラマのドラゴン桜が終わりました。面白かったです。東大目指して勉強する高校生と指南役の先生のマンガが原作。色々思い出したなぁ。

私も同じような感じだったなと思いました。
中学から高校に入る時は、内申点が総評10と云う満点で、楽勝で学区内トップの公立高校入学しました。

中学時代から数学が1番得意だったんですが、高校数学は歯が立ちませんでした。高校では軽音楽部に入って、その他にも中学時代からの同級生とバンドを組んで音楽三昧。青春を謳歌していました。

数学の成績が特によかったよかったわけでは無いですが、やはり理系に行きたいと思いました。が、2年の3学期に受けた校内模試では、惨憺たる結果でした。

その頃から生物学科に入りたいと思っていましたが、私学では理工学部ばっかりで生物が勉強ができません。生物を勉強しようと思うと国立大学に入る必要があります。2年最後の校内模試を見て、国立大学に入るためには最低でもこの点数が必要!というのがわかりましたが、到底届きません。
その頃からようやく勉強しなければ!と言う自覚が出てきたのかなと思います。

かといってすぐに成績が上がるわけではなく、なんとなく理系に行きたいなーと言う思いだけで過ごしました。

転機は3年の夏でした。このとき初めて予備校の夏期講習に行き、その授業のノウハウに驚愕したのを覚えています。もともと高津高校は、「自由と創造」を校風にしていて、制服もなく私服で何の校則もなく、まさに自由奔放。中間テストが終わればクラスのみんなで飲み会に繰り出すと言うとんでもない学校でもありました。今では考えられません。

そんなわけで、授業もいい加減、点数を取るための授業と言う形は全くない学校でもありました。
それが予備校の夏期講習に行って、ああ!こうやれば点が取れるんだ!と驚愕!そこから一気にわからなかった高校数学が謎が解けたようにわかるようになってきたのです。

しかし、軽音楽学部以外にもコーラス部にも所属し、高三で部長になり、相変わらずバンドも続け、勉強に専念するような形ではなかったので、成績は相変わらず。模擬テストを受けてもいつもE判定(合格圏外見込みなし!)
さすがに10月の模擬テストでE判定が出たときにはかなりのショックでしたが、とりあえず、あと40点取れば合格圏内なら、数学で20点、他で20点アップすれば良いわけだし、まだ全然勉強が間に合ってないしなぁ〜と自己分析。

秋の演奏会が終わってコーラス部の部長を引退し、中学から続けてきたバンド仲間にも、しばらく勉強に専念すると宣言し、ようやく勉強に本腰を入れました。

私たちの頃は共通一次テストが1月にありましたが、もちろん1月に勉強が間に合うはずもなく…結果はなかなか厳しいものでありました。
滑り止めの私立を受けようとしても、生物学科はなく、理工学部では物理があるために受けられず、結局私立は薬学部と社会学部を受けました。しかしながら2月初旬の私立にも勉強が間に合わず、なんと全部落ちてしまいました!

ここからがとても面白かったです。
なんか開き直ってしまったというか、まっいいか!とりあえず、勉強が間に合わないことが明らかになったので3月の国立大のテストに間に合わせるためには科目を減らす必要があります。
苦手な英語がない所で理科も1教科で受けられるところを探し、生物学よりも勉強しやすい化学に絞り、奈良女子大学理学部生物学科を目指しました。

数学は夏期講習のおかげでかなり得意になっていたので、化学に絞って勉強。それも基礎からやるべきだと感じ、チャート式の参考書を最初から全部読みました。まさに読んだ形です。

この2月中旬から3月中旬までの1ヵ月の勉強は私の人生を変えるほどの勉強となりました。勉強が面白いのなんのって!勉強が初めて面白いと思ったのはこの時です。もちろん予備校にも行ってないし、学校での受験指導もないので、ほぼ独学の状態で、毎日朝から晩まで、それこそ食事とお風呂以外はずっと勉強してるような1ヶ月を過ごしました。

こうやって集中すると参考書の内容がびっくりするほど頭の中に入るのです。参考書の隅から隅まで例題を大切にして一問一問確実に解いて、2回解く時間はないので1回で全て覚え込む。それが苦労なく本当にするすると頭の中に入っていくのです。
人って集中するとこんなに勉強できるんだと改めて感じました。

何とか3月の受験の日までに参考書1冊をまるまる全部頭の中に叩き込んだ形で本番の受験に臨みました。
もちろん数学も並行して勉強しました。このときの数学もびっくりするほど簡単に解けたので、これも私にとっては驚きでした。多分脳が勉強脳になってたんでしょうね。

さて、受験当日。科目は国語と数学と化学三教科です。この日の数学を解き終わって「完璧〜❣️❣️」と思わず叫びたくなりました!
今と違って点数の開示がないので分かりませんが、合格平均点が55点ほどの問題だったんですが、私としては満点をとったつもりでした(笑)
もちろん化学もそうです。私的には満点のつもり!(笑)
結果は合格❣️唯一合格した奈良女子大学理学部に入学することとなったのです。

これは私の人生の中でのとても大きな成功体験だったんだと今でも思います。あの時の成功が、もしかしたら、その後の私をずっと支えてくれてるのかもしれません。

絶体絶命のピンチでも何とかなる!
成せばなる!
あきらめなければ、きっと道は拓ける!
何が足りないのか、何をすれば届くのか、冷静な自己分析をすること!
悲壮感は不要。目の前の課題をやるのみ!
良い結果をイメージする。
イメージしたものに近づく努力をひたすらにやる。

それで、できなければ、納得ですもん。
だから、結果にコミットしない。やることをやるだけです😊✋️



9月にディープなお仲間と諏訪へ行きます。諏訪を調べていたら行き当たった諏訪の研究者の田中基先生から直接お話をお伺いする機会を作って頂いたからです。
で、田中基先生らのグループが現地で聞き取りをしたものをまとめた書籍が復刻版で出ているので購入。
紅色の「古代諏訪とミシャグチ祭政体の研究」を読んで、もうね、衝撃‼️
えっ❗️そうだったんだ〜‼️の連続。

本ではハッキリは書かれてないけれど、ミシャグチ神は縄文じゃないよ。稲作の神だよきっと。ずっと疑問に思っていた謎が解けてくると見えてくるものがあります。前回のオンライン講座で諏訪を話した時に、うっすら疑問に思っていたけれど、取りあえずスルーしていたものが、目の前に。。。💦
ええええ〜💦って自分でも衝撃を受けながら。
昔読んだ「稲作儀礼と首刈り」鳥越憲三郎著と同じ匂い。まさかまさかの苗族なの?
まさかまさかのユーラシア大陸由来なの?
諏訪の特殊性についての疑問符が一つずつクリアになっていく。
私、罠に落ちてませんよね?
大丈夫か?
でも、とても見えてきます。
もう少し考察します。
そして、9月の諏訪が楽しみです💕



7月7日の七夕の夜はシンデレラともちゃん主催のzoom神道お茶会です。

今回は、神社復興に孤軍奮闘していた時代から仲間を集めるまでのプロセスを語りますね❣️