「私の初めての成功体験から得たもの」
長文〜笑。昨年載せたものを再掲
テレビドラマのドラゴン桜が終わりました。面白かったです。東大目指して勉強する高校生と指南役の先生のマンガが原作。色々思い出したなぁ。
私も同じような感じだったなと思いました。
中学から高校に入る時は、内申点が総評10と云う満点で、楽勝で学区内トップの公立高校入学しました。
中学時代から数学が1番得意だったんですが、高校数学は歯が立ちませんでした。高校では軽音楽部に入って、その他にも中学時代からの同級生とバンドを組んで音楽三昧。青春を謳歌していました。
数学の成績が特によかったよかったわけでは無いですが、やはり理系に行きたいと思いました。が、2年の3学期に受けた校内模試では、惨憺たる結果でした。
その頃から生物学科に入りたいと思っていましたが、私学では理工学部ばっかりで生物が勉強ができません。生物を勉強しようと思うと国立大学に入る必要があります。2年最後の校内模試を見て、国立大学に入るためには最低でもこの点数が必要!というのがわかりましたが、到底届きません。
その頃からようやく勉強しなければ!と言う自覚が出てきたのかなと思います。
かといってすぐに成績が上がるわけではなく、なんとなく理系に行きたいなーと言う思いだけで過ごしました。
転機は3年の夏でした。このとき初めて予備校の夏期講習に行き、その授業のノウハウに驚愕したのを覚えています。もともと高津高校は、「自由と創造」を校風にしていて、制服もなく私服で何の校則もなく、まさに自由奔放。中間テストが終わればクラスのみんなで飲み会に繰り出すと言うとんでもない学校でもありました。今では考えられません。
そんなわけで、授業もいい加減、点数を取るための授業と言う形は全くない学校でもありました。
それが予備校の夏期講習に行って、ああ!こうやれば点が取れるんだ!と驚愕!そこから一気にわからなかった高校数学が謎が解けたようにわかるようになってきたのです。
しかし、軽音楽学部以外にもコーラス部にも所属し、高三で部長になり、相変わらずバンドも続け、勉強に専念するような形ではなかったので、成績は相変わらず。模擬テストを受けてもいつもE判定(合格圏外見込みなし!)
さすがに10月の模擬テストでE判定が出たときにはかなりのショックでしたが、とりあえず、あと40点取れば合格圏内なら、数学で20点、他で20点アップすれば良いわけだし、まだ全然勉強が間に合ってないしなぁ〜と自己分析。
秋の演奏会が終わってコーラス部の部長を引退し、中学から続けてきたバンド仲間にも、しばらく勉強に専念すると宣言し、ようやく勉強に本腰を入れました。
私たちの頃は共通一次テストが1月にありましたが、もちろん1月に勉強が間に合うはずもなく…結果はなかなか厳しいものでありました。
滑り止めの私立を受けようとしても、生物学科はなく、理工学部では物理があるために受けられず、結局私立は薬学部と社会学部を受けました。しかしながら2月初旬の私立にも勉強が間に合わず、なんと全部落ちてしまいました!
ここからがとても面白かったです。
なんか開き直ってしまったというか、まっいいか!とりあえず、勉強が間に合わないことが明らかになったので3月の国立大のテストに間に合わせるためには科目を減らす必要があります。
苦手な英語がない所で理科も1教科で受けられるところを探し、生物学よりも勉強しやすい化学に絞り、奈良女子大学理学部生物学科を目指しました。
数学は夏期講習のおかげでかなり得意になっていたので、化学に絞って勉強。それも基礎からやるべきだと感じ、チャート式の参考書を最初から全部読みました。まさに読んだ形です。
この2月中旬から3月中旬までの1ヵ月の勉強は私の人生を変えるほどの勉強となりました。勉強が面白いのなんのって!勉強が初めて面白いと思ったのはこの時です。もちろん予備校にも行ってないし、学校での受験指導もないので、ほぼ独学の状態で、毎日朝から晩まで、それこそ食事とお風呂以外はずっと勉強してるような1ヶ月を過ごしました。
こうやって集中すると参考書の内容がびっくりするほど頭の中に入るのです。参考書の隅から隅まで例題を大切にして一問一問確実に解いて、2回解く時間はないので1回で全て覚え込む。それが苦労なく本当にするすると頭の中に入っていくのです。
人って集中するとこんなに勉強できるんだと改めて感じました。
何とか3月の受験の日までに参考書1冊をまるまる全部頭の中に叩き込んだ形で本番の受験に臨みました。
もちろん数学も並行して勉強しました。このときの数学もびっくりするほど簡単に解けたので、これも私にとっては驚きでした。多分脳が勉強脳になってたんでしょうね。
さて、受験当日。科目は国語と数学と化学三教科です。この日の数学を解き終わって「完璧〜❣️❣️」と思わず叫びたくなりました!
今と違って点数の開示がないので分かりませんが、合格平均点が55点ほどの問題だったんですが、私としては満点をとったつもりでした(笑)
もちろん化学もそうです。私的には満点のつもり!(笑)
結果は合格❣️唯一合格した奈良女子大学理学部に入学することとなったのです。
これは私の人生の中でのとても大きな成功体験だったんだと今でも思います。あの時の成功が、もしかしたら、その後の私をずっと支えてくれてるのかもしれません。
絶体絶命のピンチでも何とかなる!
成せばなる!
あきらめなければ、きっと道は拓ける!
何が足りないのか、何をすれば届くのか、冷静な自己分析をすること!
悲壮感は不要。目の前の課題をやるのみ!
良い結果をイメージする。
イメージしたものに近づく努力をひたすらにやる。
それで、できなければ、納得ですもん。
だから、結果にコミットしない。やることをやるだけです😊✋️