サー・スティーヴン・ハフのピアノリサイタル

アンコールは2曲でした。

 

アンコールはショパンとモンポウ

 

1曲目は

ショパン:ノクターン第2番 Op.9−2

 

この曲はピアノを再開してからチャレンジした

ショパンの曲なので、

リサイタルで聴けてとっても嬉しかったです。

 

何しろ

サー・スティーヴンのアルバムを何度も聴いて、

 

こんな風なイメージで弾けたらいいなぁと

お手本のようにしていたから。

 

もちろん装飾音やキータッチなどは

レベチ、格が違うので

真似ることはできませんから、

基調として崇めていたというべきか。

 

9−2の演奏は、

サー・スティーヴンらしく、

遅すぎない

テンポのよい、かつ

エレガントな9−2です。

 

この曲はアンコールによく弾かれるので、

YouTubeにもいくつかあったと思います。

演奏のたびに装飾音が違っていて、

それも楽しみです。

 

今回はなんとなく可愛らしい感じがして、

それもまた素敵でした。

 

アンコール2曲目は

モンポウ:庭の乙女たち

 

これもまたサー・スティーヴンの

アンコールの定番。

(モンポウが好きなのと、

曲の長さもちょうどいいからだそう。)

 

アルバム「ドリーム・アルバム」のラストに収録されていて、

それもヤマハのCFX(旧ヴァージョン)でした。

 

以前のブログでもあげましたが、

庭の乙女たちの演奏はTwitterにあります⬇️

 

不思議な

神秘的で幻想的なモンポウらしい曲ですね。

 

アンコール2曲の前後に盛大な拍手で

(ブラボーの声も聞こえたような)

何度も舞台に出てきてくださいました。

 

本当に素晴らしい演奏でした。

ステンディング・オベーションしたかったです!!!

心の中ではスタオベ。

 

席の関係と

見える範囲の周りの様子を見てやめておきました。

 

トッパンホールが前列数列はフラットだから、

かなり前で立ってしまうと

後ろの方は見えなくなっちゃう、と思うと

やめておいた方がいいかな、と。

 

ペダリング(ダンパー)

 

(ダンパー)ペダルの踏み方が見える席だったので

ラッキーでした。

 

サー・スティーヴンは

ペダルの重要性をよく語られる方なので、

実際どんな風にされるのか

とても興味がありました。

 

以前ペダルについて書いた記事の1つです⬇️

 

エッセーによると、

恩師ゴードン・グリーン氏に習い始めた最初の半年間に

(10歳の頃)

一番、話に出たのがペダリングだったとか。

 

ダンパーペダルの踏み方(ゼロ〜フル)は

8段階に分けていると書いてありました。

 

ペダルの章がいくつかあるくらい、

ペダルを重視されている。

 

リサイタルでペダリングを見た時、

 

踏み方の浅い深いだけでなく、

かかとを上げて踏むパターンや、

かかとの向きが右を向いて、少し角度が変わったり、

細かく頻繁に踏まれたり。

 

おおおぉ、と思ったのは、

ある箇所で、

振動のように

足の先だけを震わせるように踏まれてた、、、。

 

すごい技。

 

サー・スティーヴンの演奏は

ペダリングにしても、

体でのリズムの取り方や

重心の掛け方など、

 

システマティックに構築されているように感じました。

 

そのテクニックをベースに、

表現も強く出してこられる。

 

強いところはかなり激しく。

声も結構出されてました。

 

優しいところは軽やかに。

キータッチはふんわり。

 

ヨーロッパのヤマハのCFXお披露目の動画でもあった、

サッとなでる程度のキータッチも今回されてました。

 

普通なら音抜けしそうなくらい。

 

でも、微かに音が聴こえる。すごい、、、。

 

お披露目動画について書きました⬆️

 

まとめ

 

大満足のリサイタルでした。

 

今回のリサイタル、

ヤマハの関係者や招待された方がかなりいらっしゃった模様。

(その方々用の受付がありました。)

 

リサイタルのチケット販売も

一般的なピアノ・リサイタルに比べると期間が短かった。

急に入ったような感じで、うっかり見落とすところでした。

 

もし再びサー・スティーヴンの演奏が聴けるのなら、

次はピアノ協奏曲がいいなぁ。。。

 

あるいは、

マスタークラスを日本でしていただけないかなぁ。

 

サー・スティーヴンのお話はすごく面白いから。

先日チラ見したマスタークラス動画でも

ピアノの指導以外にウンチク的なお話も結構あって、

ピアノがそれほど弾けなくても楽しめるのです。

 

 

長々とお付き合いくださりありがとうございました。

 

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