ようやく

ブラームスの

ヴァイオリンソナタ第2番について

調べたことをまとめ終わりました。

 

調べながら浮かんだ感想を書こうと思います。

 

 

ソナタの隠れたテーマ

 

 

まず意外だったのは

 

第1楽章でヘルミーネ中心で始まったはずが

 

クララやフェリックス、ロベルトを感じならも

 

第3楽章までたどり着いた時には

ユーリエの存在が大きかった。

 

考えてみれば

意外でもなくて

 

ヴァイオリンソナタ第1番が

フェリックスに関連していて

取り込んだ歌曲「雨の歌」と「余韻」は

ユーリエ(そして悲しむクララ)に関係していたから。

 

第2番で

時系列は逆行するけれど

ユーリエがメインになってもおかしくない。

 

1番と2番が

ブラームスにとって大事な

シューマン家の子ども達と

クララを思う気持ちが入っているシリーズと考えることもできる。

 

 

フェリックスとユーリエ

 

 

繰り返しになるが

シューマン家の4女オイゲーニエの回想記によると、

 

フェリックスについては、

ブラームスはクララに

 

フェリックスのような息子がいたら

嬉しさを抑えきれないくらい幸せ

 

と語っているし

 

ユーリエについては、

彼女が16歳の時に

クララのハンブルクへのコンサートツアーに

同行した時から

ブラームスは惹かれ始め

婚約直前(つまり失恋直前)の24歳には

彼女を見つめる眼差しが輝いていたというから

8年もの間

特別な想いを

大なり小なり抱いていたということになる。

 

Google AIで画像生成したユーリエの別バージョン

 

多作な1886年

 

 

ウィキペディアの

ヴァイオリンソナタ第2番や第3番の

日本語版を見ると

悩みのない

充実した快適な生活を送っていた時代

とある。

 

素晴らしい作品を

次々と送り出した時代で

ヘルミーネに魅了され

新しいファン的友人らとの楽しい生活はあったものの

古い友人らと疎遠がちになり、

ヨアヒムと仲直り前で

心の奥では寂しさや悩みを抱えていたはず。

 

恋心とその他の悩みの両方で

多作な時期になったのかな。

 

 

ブラームスとクララ

 

できたばかりのソナタ第2番の楽譜を

先にエリーザベトへ送り

彼女に、

クララへも送ってあげてと懇願されたブラームス。

 

ちょうど

ロベルトの書簡集第2弾を出す件で

クララは

ブラームス&ロベルト間の手紙の出版許可を

ブラームスに尋ねて

即断られた頃。

 

クララは

音楽史的価値を重視

 

でも

 

ブラームスにとれば

一番誰にも見られたくない時期の手紙のはず。

 

表向きは

シューマン夫妻の敬愛でも

実は

クララへの恋愛感情を抱いていた時期。

 

このやりとりを書簡集で知って

 

クララ、わかってないなぁ、、、

 

と ブラームスに同情。

 

ロベルト宛の手紙にある

クララへの賛美は

クララにとって

ブラームスの敬愛表示で

後ろめたいものではないと思っていたのか。

 

(後ろめたくてもその部分は編集で削除もできるけれど)

 

クララがこれらの手紙をオープンにして良いと

思ったことが

ブラームスの当時の気持ちを

全く理解していなかった証明でもあるかも。

 

もしそうなら、

この出版話に

ブラームスは傷ついたに違いない。

 

それも

今までの互いの手紙を

返還し合う話も出ている時期に。

 

クララにとってブラームスは

恋愛対象となった時期はなかったのかも。

 

アガーテとブラームスの恋愛で打ちのめされた時も

音楽で一番の親友の

自分への関心が消えたショックであったのかなぁ、、、。

 

クララは父に守られ

音楽に専念し

10代からロベルト一筋で

音楽以外のことは純粋で

恋愛感情の把握はあまり得意ではなかった模様。

 

クローバーお金に関してはしっかりしている。

父が苦労人で非常に細かい上、

ロベルトとの恋愛時代も

結婚後も亡くなった後も

ずっとクララはお金に苦労していたから。

 

クララほどラブレターにお金の話が出て来るのは他にないかも。

ブラームスとも孫娘ユーリエとも

手紙にはお金のやりくりの話でいっぱい。

 

オイゲーニエの回想記でも、

クララはお金がなくて

クリスマスプレゼントが買えないとか

子どもの帰省の列車は

3等車のチケットしか用意できないとか

本当に苦労している。

 

 

クララにとって

人生で一番大事なのは

家族と音楽で

 

音楽の中で尊敬し大事な人物は

夫やメンデルスゾーンもだけど

生きている人の中では

ブラームスで

嫉妬のような感情も絡みつつも

恋愛対象じゃなく親友として、、、という気がする。

 

一方のブラームスの気持ちは

恋愛から敬愛になった後、

どんな愛なのかわからないけれど

残された手紙やオイゲーニエの回想記を見ても

世界で一番愛していたのは

クララには間違いないようで

 

愛の定義とは? 愛ってなんだろう?

 

シンプルで難しい感情。

 

以上、雑記でした。

 

 

 

 

お読みくださりありがとうございました

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