元気をもらった話。

アメリカのジョージア州アトランタ(「風と共に去りぬ」の舞台!)の

ラジオ局のサイトに、

スティーヴン・ハフ氏のインタビュー記事。

 

インタビューを音声でも文字でも読めるので、

英語学習にもナイス。

(更にホストの方が非常にゆっくり明瞭に話されるので、

聞きとりは易しい。)

 

トピックは、

自身の昨年のアルバムに関連して、

ショパンのノクターンについてと、

アトランタ・シンフォニー・オーケストラとの

オンラインコンサートの演目、サン=サーンスについて。

(なんと、武満氏のレクイエムも演目にあった!)

 

ハフ氏は60歳。

そこからタイトルに上げたフレーズが出た。

 

60代70代が一番創造力に満ちる年代。

だから、これからだぞっという気持ちでいます。

 

とのこと。

 

私などは、

もう人生ほぼ終了、振り返り時期、終活気分なので、

年上の方のこういう言葉に、

スッと背筋が伸びる。

 

60代といえば、

先日ブログに書いた、

イギリスのジャーナリスト、アンドリュー・マー氏。

この方がホストを勤めた

BBC Radio4のStart the Weekが好きで、昔聴いていた。

各分野の識者をゲストに招き、色んなトピックで語り合う。

激論は飛ばず、和やかな雰囲気が好きだった。

 

20年以上勤めたBBCを辞め、

新たなメディアで活動を開始する。

そのインタビューを見た。

 

 

感動。

マー氏はBBCを辞めた理由やこれからしたい仕事を

このインタビュー以外に、the New Statesmanにも書いている。

 

BBCでお荷物になりたくなかった。

後輩に席を譲りたかった。

 

とか、

 

これからは、また昔のように、

議会のあるウェストミンスター辺りに、

夜討ち朝駆けの

聞屋(ぶんや)に戻りますよ。

 

って嬉しそうに語る姿。

 

すっごい元気もらえます。

 

数年前に脳卒中に見舞われ、

今も左半身に麻痺が残る。

けれど、

その分、

話し仕方も明瞭にわかりやすくはっきり伝わるよう

意識して話されているし、

何よりも、ワクワク感が伝わってくる。

 

全然挫けない。

むしろ勲章。

 

ジャーナリズムというと

知識豊富な高学歴者の職業のイメージがある。

 

マー氏にかかると、

もっと泥臭い、

足で情報をかき集める労働で、

人の話にしっかり耳を傾け、明確に説明すること、

listen intently and explain clearly

となる。

公平性がキープされるBBCを抜けたからと言って、

自分の意見を声高に叫んだりはしないと。

 

自分の職を

My trade/職人業、

hack/聞屋(新聞記者)と誇りを持って言うのは、

ブリティッシュっぽいbelittlementというか

自虐好きな風でもある。

 

ここまで書いて、

 

スティーヴン・ハフ氏(ピアニスト)60歳

アンドリュー・マー氏(ジャーナリスト)62歳

職業は違うが同年代のお2人ってタイプ似てるかも。

 

自分が尊敬する好きな人って共通してる気がする。

 

明るくて、

よく響く明瞭な声でリズムがあって、聞いていて心地よい。

文章は、単語や表現にパンチがあって、味がある。

(特に、マー氏の文章は非常によく練られていて、ついて行くのが必死な時もある。

ケンブリッジ英検で言うところのCPEレベル)

客観的、公平に物事を伝えようとする。

音楽と絵画が好き。博学。

 

この人について行けば、

偏りのない目で、

新しいことが学べる、ワクワクが味わえる、

と思わせる方々。

 

すぐくじけちゃうから、

こういう年上の方々のエネルギー溢れる前進に、

これからも勇気をもらおう。

全然トピックと関係ないけれど、

「どつく前」って行き先名が可笑しくて(殴る一歩手前か!?みたいな)

(きっと大勢の人が今までも言ってるだろうけど)

自然に笑えて元気が出る写真

 

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