どこで?何が?・・・診断の2つの軸 | 水戸済生会総合病院 臨床研修ブログ

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高齢の患者さんが発熱を主訴に

入院してきました。

 

脳梗塞の既往があって、ADLは

一応自立していたけど、ほとんど

自宅でもベッド上で過ごしている

ようです。食事などでむせこむことも

しばしば。胸部レントゲンも右

下肺野で透過性が低下している

ように見える。

 

よくありそうな、誤嚥性肺炎の

経過です。

 

抗菌薬の点滴を開始して、

徐々に解熱が得られ、全身

状態も改善傾向です。

 

ところが、2日後に判明した

入院時の血液培養では、

4本中4本からE.coliが検出

されました。

 

でも、何かおかしくないですか?

 

ここで「肺炎なのに血培からE.coli?」

と、あなたが違和感を感じたのなら

かなり臨床センスがありますね。

 

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