救命救急センターだより「搬送困難症例」 | 水戸済生会総合病院 臨床研修ブログ

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皆さんこんにちは。

空飛ぶ消化器内科医を目指して

早1年半以上経ちました、Naoです。

 

寒さが厳しくなってきていますが

いかがお過ごしでしょうか。今年も

さっそく低体温でECMO導入など

冬の寒さを実感しております。

 

昨年末から救急要請件数が異常に

増加しています。発熱患者さんの

不適切な救急要請もあり、特に水戸

市では救急車の稼働率が異常に

上昇してしまい、市が救急車の適正

利用についてお願いを繰り返している

状況です。

 

この背景には、やはりコロナに端を

発する発熱患者さんの受け入れ困難

があります。

 

当院のコロナ病床はほぼ満床を常に

キープしており、一人退院すれば

すぐに次が入院する状態です。

 

年末年始は、10件以上断られた発熱

患者さんが当院へ搬送されるなども

多数ありました。もはやコロナ病床だけ

では足らず、やむを得ず一般病床を

一部利用して入院対応しました。

 

先日は他県での発熱、呼吸困難の

ため救急要請され、酸素10L投与が

必要な方が、一晩中病院が見つからず、

50件以上病院選定を繰り返した結果

当院へ搬送された事例がありました。

 

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ERの一コマ

PPEで患者対応と外回り