真理の実践家である、王陽明の言葉に「事上錬磨」がある。
事上磨錬とは?【じじょうまれん】ーわかりやすく解説 - 陽明学.net
「かしもの・かりもの」の世界において、日々あたわる事情、事上をどのように受け止めるのか。
日本製鉄の橋本英二社長は新入社員に以下の様に訓示を与えている(2021年4月1日)。
「私の座右の銘を紹介したいと思います。日々の実践を通じてのみ力がついていく、という意味の「事上磨練」という王陽明の言葉です。行動や実践を通して知識や精神を磨く、ということです。皆さんへの心からの歓迎の意を込めて、この言葉を紹介します。」
日々に与えられる諸事情は、天の理である。
その形の世界は動かせない、逃げられない。これは神様からの飛躍のチャンスとして受け取るか、不足するか。
人間関係、夫婦の関係、職場での関係、世界の事情、戦争や物価高騰、異常気象に天災。
「仕込みは仕上げのためにある 」
との神様の仰せである。
身上の仕込み、事情の仕込み、色々とある、遅い早いの時期は人ごとに異なるが、必ず自分に掛かってくる逃れられない事上。他人に掛かる事でも我が事として受け取る。
その事上には意味がある。 仕込みだという。 神様からの教育的に見せている。見せられている。
そのように信じて、日々一つ一つに答えを出していく。喜んで受け取る。 その目的は、魂の錬磨、魂を仕上げて、神様の道具として役立ってもらえるためである。
事上は魂のレベルを上げるということ、そのようなポジティブな含意がある。 その試練に答えが出せないことが、もったいないとの神様の仰せである。 魂の段階を上げていく(魂のレベルアップ)。 ここに事上の意味がある。
しっかり「足許を固めること」。ここに仕込みの目的がある。
「日々に 仕込みためしで 磨くのや その度ごとに深い喜び」
「素直やで かしもの悟り 磨くのや 誠の者には 証(しるし)与える」
「日々の 心磨きは 実で行け その度ごとに 不思議自由(ふしぎじゅうよう)」(平成8年7月24日)
日々の出来事から神様と直に対話する、その心境で心澄ましていきたい。
<合掌>