◆新連載32　身体～ストレスをみると

ストレスの雨から避けるためには
傘を差す方法と
雨が降らないところに移動する
方法があると書きました。

雨が降らないところに移動するためには
どんな方法があるのでしょうか

地上にいたのでは、雨を避けることが出来ません。
一段高いところに上って、どこに雨が降っているかを見極め
雨のないところに移動する必要があります。

これが、ココロのメカニズムでいうと
自分を客観視すること、
すなわち「俯瞰する」ことです。
そのためには、
自分に今起きている感情は
本当の自分ではない、幻だということに気づかないといけません。

生きていればいろんなことがおきます。
思い通りにならないこと、

切ないこと、許せないこと、腹立たしいこと
そうしたとき
「許せない」と思ったり、「怒り」や「憎悪」、「嫉妬」など
様々な負の感情がわいてきますよね。

こんなとき、あなたならどうしますか？

○自分の感情にふたを閉め、そっとしますか
○ずっと耐え忍び、我慢していますか
○それとも、その場で「何よ～」と発散しますか

どのやり方も私は否定しません。
ただ、感情はいずれにしてもカラダの中にためておくことができません。
たとえば、自分の感情を
口に出すのを我慢したり、蓋をしても
必ず出てきてしまいます。
逆にためてしまった分
歪んでしまったり、一気に爆発することがあったり
とても危険です。

そんなとき、上手に
自分の感情と自分を切り離せてみられたらラクですよね。

頭であれこれ考えるのをやめて、
他人の目を気にせず、自然のままにしたいことをしてみる
これができるためには
自分の感情は実は幻で
私自身ではないことに
気づかないといけません。

その気づく手段のひとつとして
「アホ」になることを提案しました。
自分を客観視し、感情と自分を切り離せないと
アホにはなれないからです。

こうなるためには、
常々の意識と訓練が必要です。
すぐにはできないかもしれませんが
やって楽しい技術の一つです。