勉強ができない中学生のパターンとしては、まず、識字障害などの学習障害がある場合。

 

識字障害自体は、そんなに珍しい学習障害じゃない。 たいていは、ただ練習量が不足しているだけである。

 

文字の読み書きが苦手で時間がかかるから、同じ時間勉強しても、普通の子供と比べて練習量が不足する。

 

練習量が違えば、成績が違ってくるのは当然だ。

 

これは小学生4年生頃から、ちょっとずつ勉強が遅れてくるのでよく分かる。 根気よく、基礎的な読み書き計算を練習することによって、普通の子供くらいまでは伸びる。

 

一方、そう言う障害がないのに、できない子供。 これはもう、「その場しのぎ」が累積してきたパターン。

 

いわゆる「一夜漬け」でごまかしてきたが、学年が上がるに連れて、それが通用しなくなっていくパターン。

 

地頭が良く、頭の回転が速いのに、なぜか成績が悪い生徒は、たいていそう言うパターンになる。

 

頭の回転が速いので、勉強の必要・不必要を自己流で判断してしまうパターンだね。

 

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勉強の出来ない中学生の場合、大きく分けると2通りある。

 

まずは、頭はいいのに、小学生時代ちゃんと勉強する癖が付いていなかった子供。

 

もう一つは、学習障害を抱えていたが、親がそれに気づかず、読み書き計算を指導していなかった場合。

 

どちらにせよ、小学校時代に読み書き計算のトレーニングが、足りていないわけだ。

 

出来る子供の親というのは、子供が小学校に上がる前後から、子供の読み書きと計算だけは、しっかり指導している。

 

指導といっても、単にドリルをやらせているだけという場合もあるが、出来る子供の親というのは、当たり前にそう言うことをやっている。

 

勉強するための基礎学力だけは、親がしっかり指導して身につけさせないと、子供は勉強出来るようにならない。
 

勉強出来るようにならないというか、「勉強しようとしても、勉強出来なくなる。」

 

ここが実は、大きな問題なわけだ。

 

他山の石としてご参考に。

 

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勉強のできない中学生を見ていて感じるのは、もうとにかく「勉強しなくていい理由ばかり探している」んやね。

 

友達がコピーを取ろうとすると、一緒に立ち上がる。 携帯電話に電話やメールが入ると、すぐにそれに応えようとする。

 

とにかく勉強はイヤで、嫌な連中同士が頻繁にメールし合うという悪循環。

 

勉強している間ももちろん集中しないで、何か別の事情が出来ないかな?と思っている。

 

外でサイレンでも鳴ろうものなら、ビックリするくらいのスピードで窓際に駆け寄る。

 

計算スピードは、亀の歩みくらいの超スロースピードなのに、なぜそんなに素早い????

 

中学生に携帯を持たせたら、基本的にそう言う感じになる。

 

そして勉強出来る子供というのは、携帯を持っていないか、持っていても塾内では出さないし使わない。

 

オンとオフがハッキリしていて、学校や塾内では使わないと決めている。

 

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勉強のできない中学生は、勉強がクセになっていない。

 

十年以上昔の話だけれど、雑誌でやっていたコピー塾で、「勉強ばかりやっている東大生の言い訳」とかいうお題で、「ごめんなさい。だってクセなんだもん」

というのがあった。

勉強というのは、クセなんだよね。

 

モノを知りたい・学びたいと思うのは、何かのきっかけで起こる気持ちだけれど、勉強をすること自体は、くせに近い。

 

何かしていないと落ち着かない、、、そう言うことは良くあることだけれど、そのときに何をするか?

 

勉強するヤツというのは、そこで勉強してしまい、勉強出来ないヤツというのは、そこで別のことをしてしまう。

 

たとえばゲームをしてしまうヤツもおれば、マンガを読んでしまうヤツもいる。

 

一種の勉強中毒だ。

 

だけどそんなに勉強ばかりしていられないから、体を動かしたり、散歩に出かけたり、いろんな事をする。

 

健康で、なおかつ勉強が出来るタイプというのは、そう言う風に自分の身体に関しても敏感で、だから良くできるという、良循環になっている。

 

逆に言うと、勉強がクセになっていない子供の場合、勉強をすること自体が特別なことだから、始めるのにどうしても努力が必要になる。

 

読む価値は、あると思う!

 

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勉強ができない中学生から学ぶ。その3。

できない子供にも色々あるが、失敗するのがイヤと言うヤツもいる。

やったら失敗するので、やらない、、、と言う事やね。

 

ところが成功というのは失敗の先にあるので、失敗しない事にはできるようにならない。

 

たとえば、いきなり自転車に乗れるようになる子供は、滅多にいないだろう。

自転車に乗るには様々な要素が必要で、最初は補助輪付きの自転車でハンドル操作のための腕力や、自転車を走らせる脚力を鍛えないといけない。

自転車に一年以上乗らずに久々に乗ると、ハンドル操作がものすごく重かったり、力が入ったりするけれど、そう言う経験を脳にさせないといけないわけだ。

そうして補助輪を外し、だんだん補助輪なしで乗れるようになる。

その際に、百回や二百回は失敗するが、失敗なしには乗れるようになれない。

 

こう言うときに、早く乗れるようになる子供というのは、短時間に何度も何度も失敗出来るヤツだ。

 

何度も失敗するので、乗れるようになるのに必要な失敗を ドンドン体験して、その結果、早く自転車に乗れるようになるわけだ。

 

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