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前回まで、天野郁夫著『教育と選抜の社会史』を使って、
学歴主義を通して、「どのように教育制度の設計を考えればよいか」
考えました。


■教育の目的と組織の考え方

教育制度のをどのように設計すべきなのかを考える土台として、
・何のために教育を行うのか?(どのような人材を育てるのか?)という目的を明確化すること
・教育そのものが目的に合致するかをたしかめること
が大切ではないか? というお話をしました。

しかし、「どういう人材を育てるべきか」という問いへの答えを見出すことは、なかなか難しいといえましょう。
この背景として、現代は不確実性が高い時代であるから、ということが言えます。
※不確実性についてはまた議論します。
簡単に言えばグローバル化や情報化など、物事の判断にかかわる要素が多く、また判断に要するスピードも必要とされていることが、不確実性の要因です。


高度経済成長期の日本では、待っているだけで仕事が与えられるといった環境がありました。
しかし、21世紀を生きる私たちには自ら目的を創り、行動することが求められることは疑いようもありません。

次回からお話するのは、この目的を創るための考え方、そのヒントになるようなものです。


■文化を開発する

次回から、
三宅 秀道 『新しい市場のつくりかた』
という本を取り上げます。

最近、日本企業の製品はガラパゴス化している、などという意見がよく見受けられます。
もはや、「ガラケー」という言葉は一般化しているのではないでしょうか。
これは、日本の製品が独自の技術と仕様を国内のみで発展させてきた、ということを揶揄したものです。
おそらく、アップル社などに代表される企業が送り出す製品が世界中で受け入れられていることと比べて、自虐的に吐かれた意見でもあるでしょう。
技術の追求に重きを置きすぎたがために、海外の生活者のニーズとはかけ離れた機能と価格の製品を世に送り出すことになり、国際的な競争力を損なう結果となってしまっているのです。


さて、この『新しい市場のつくりかた』という本の要旨は、
・企業は技術の追求だけを目的とするのではなく、もっと別の考え方が必要ではないか?
・そしてそれは「文化を開発する」という考え方ではないか?
というものです。

この文化開発という考え方は、決して技術開発を否定するものではなく、それに付加されるべきものです。
技術開発「だけでは」だめなこともあるかもしれないね、というお話なのです。



今回のシリーズでは、

0.イントロダクション:三宅 秀道 著『新しい市場のつくりかた』
1.「需要を開発する、それが文化開発だ」
2.「文化開発に必要なもの」
3.「文化開発が行われる組織を築くために」

というテーマで議論していこうと思います。
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