ほつれるのイヤですよね・・・
空調のベンチレータの開閉や、キャブのチョークにはワイヤーが使われています。
淑女の場合でも例に漏れず、ワイヤーによるコントロールをする仕組みになっています。
純正の空調コントロールの純正のワイヤーは、張りのあるピアノ線です。
古くなって錆るなどの問題が起こってくると、動きがすこぶる悪くなります。酷いものではほとんど動かない状態にもなります。当然、運転中にコントロールレバーを軽く動かして調整するなどできるものではなくなります。
そこで、メンテナンスが必要となりますが、取り外して錆を取って注油して再使用するするのが一般的でしょう。
それでも、100%の回復がされたかどうかはわからないものです。
我が淑女の場合は、どうも引っかかる感じがぬぐえないので再使用をやめました。
今回の再生に当たって、ワイヤーはすべて交換することにしました。
ただ、純正新品などあるはずがなく次の2種の代用品で賄うことにしました。
①「近年の解体車から漁ってきた中古のピアノ線式ワイヤー」
②「自転車のブレーキ用のワイヤー」
以上を使用して再生しました。
画像右の「外気導入部」は、①「ピアノ線式」、左のベンチレーターは、②「ブレーキワイヤー」で対応しました。
①流用ピアノ線式
今回使用したのは、スズキの軽自動車用です。アルト、ワゴンRあたりだったと思います。
ワイヤーアウターは直径が丁度良かったのですが、インナーのピアノ線が淑女のものより細いものでした。
少々心もとない感じもしましたが、しっかり締め付ければ全く問題ありません。むしろ細い分内部抵抗が低く、動きも軽くスムースです。もちろん流用に当たっては、そのままの長さや末端部が使えるわけではないので適宜処理します。
また、一度抜いてシリコンスプレーをひと吹きすることでさらに軽く動くようになります。
②ブレーキワイヤーの使用
どこにでも売っている汎用の自転車用ブレーキワイヤーです。
これを適宜長さ調整して切断して使用します。
ピアノ線と違って、弛みが出るのと末端部がほつれて面倒な状態になりやすいことに注意が必要です。
今回の加工について。
ワイヤーアウターの直径が小さいので、熱圧縮チューブを付けて直径を大きくし取付がしっかりとできるようにしました。
これは、アウターが痛んでいるときの補修強化としても有効です。
ワイヤー末端部がほつれないように、最終的な長さに切断する前に「半田」を浸み込ませて固めました。
ワイヤーに半田を巻き付けてから半田ごてを当てて溶かして均しながら浸透させます。
その後、取り付けてから最適なところで切断します。
こうすることで、取り付けで締め付けてほつれるといったことがしにくくなるので、何度もすることになった場合でも安心です。
特に「チョークワイヤー」などで行うのが良いと思います。
(ほつれだすと、取り扱いも厄介です。)
ワイヤーカットには、専用のカッターを使いました。安物ですが重宝しています。
丸く切断するイメージなので通常のニッパーやペンチで切断するよりもきれいに仕上がります。ほつれ止めをしていないワイヤーも、ほつれずにきれいに切れますし、アウターもです。それでも念のためインナー差込み穴の点検調整は必要かな。
ただ、ピアノ線の切断は、硬いのでしっかりしたペンチなどの方が確実です。今回のカッターは安物なので痛んでしまうリスクがありました。
結論として、新車のようにスムースに動かせるようになったので大満足です。
小ネタですが、きっと役に立つと思います。







