シートの再生 ③ まずはフレームから | 淑女との戯れ ダットサン フェアレディ

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フェアレディSP311の再生記事を中心に、あれこれと気ままにつづっています。

取り急ぎ前回の訂正から・・・

 

前回のブログでは、背もたれから判明したウレタン素材の商品名を「エバーライト」と記載したのですが、古い写真を整理していたら以前記録した写真に写っていたのは「Eversoft」つまり「エバーソフト」という商品名が明記されていました。そんなことはすっかりと忘れていて、先日の劣化して読みづらくなった商品名を読み違え、エバーなんとかで検索したところブリジストンのホームページから現行商品の「エバーライト」を見つけ早合点してしまったという次第です。

 

そこでその「エバーソフト」なのですが、パンフレットはこちらです。

 

 

ちょっと歴史を紐解いてみます。

1950年(昭和25年)ブリジストンの石橋社長は米国でフォームラバー工場の見学をしました。

それを基に試作をし、1952年(昭和27年)「エバーソフト」として発売し、座席用、寝具用として普及します。

1958年(昭和33年)には国内市場の50%超のシェアを獲得します。

 

翌1959年(昭和34年)ドイツバイエル社とフォームラバーの製造技術の導入契約を交わします。

商品名を「エバーライト」とし「エバーソフト」とは競合関係であったが、安価で販売できる「エバーライト」が凌いでいき置き換わっていきます。

 

このような流れと、他社にも同様の競合製品が表れていき徐々にその座から消えていったようです。

 

小生の記憶の中での「エバーソフト」。まだ或る程度健在だった時の感触は、ウェットな感触という表現が適当かどうか意見は分かれるでしょうが、コンニャクみたいな感じで、ぐにゅっと掴む感じ。或いはちょっとブルンブルンとした感じだったと記憶しています。最近のウレタン素材はドライな感触で、硬めのものはギュッと掴む感じ、やわらかいものはクシュっと掴める感じかと思います。その感覚特性からも過去のものになってしまったものだったのだなと思います。

 

そのなれの果てが今回の我が淑女のシートウレタンです。

 

それでは今回の進捗状況です。

 

ゴムベルトの状態です。

これはどうにもなりませんね。

ひび割れて伸びてしまっていますから、作り直すか代替え案で対処するかです。

 

 

それと、左右のシートフレームの違いが初期のSP311にはあります。(おそらくSP310も同様かと思います。)

それは、シートバックのロック機能の有無です。

 

 

左が助手席用で金具がビス止めされています。右は運転席用で金具がありません。

助手席は簡易的ではありますが、一応シートバックは固定されますが、運転席はそれがないのでブラブラです。

シートに人が座っているから倒れてこないという発想なのでしょう。

面白いですね。

 

これが純正の仕様ですが、お手製でも簡易的なロックはできるように改良した方がよいかと考えあぐねています。

 

それらを踏まえたうえで、錆びた躯体の研磨作業をします。

いつもの3M製のCNSベベルを使います。錆と塗装を剥ぎ取るには最適のアイテムです。

CNSベベルと同様の製品が各社から出ていて、いくつかの製品は試しましたが、これには及びません。

摩耗が早すぎたり、研磨性能が劣っていたり、といったことが他社製品では感じました。

 

粗削りですが、大体研磨したところです。

 

 

そのあと、細部のブラスト作業等をしました。

 

サビ鉄用塗料で塗装し乾燥します。

 

 

庭も少しにぎやかしくなってきました。

良い季節ですね。

 

 

ミツバチもきています。

 

 

どこに巣があるのかな?

おいしい蜜の製造所