バラシテ納得の構造でした!
SP311までの淑女には、手動式のウインドウウォッシャー式になっています。
ノブを押すことで、ピュッピュッとウォッシャー液がウインドウに飛ぶようになっています。
1967年のSR311からは今では当たり前の電動式ですので手動式はアナログ感をとても感じるのです。
SP310の前期とは形状が違いますが、構造は概ね同じですので参考になると思います。
小生の淑女には元々欠品で、カンガルーバッグの電動式に換装されており、取り外されたコンソールの穴には配線されていないシガライターが付いている有様。2個隣りあわせでシガーライターが並んでいるのはちょっと異様でした。
そんなことでこの部品をなんとか入手できないかと探し続けて十余年、やっとのことで手元に来たもののニップルがガタガタになって水漏れのしているジャンク品。
そのまま使うことは出来ません。室内に水まきしてしまいますからね~
そこで、再生作業をしなければならないのですが、カシめてあるので非分解構造で、本来はアッセンブル交換でのみの対応する部品なのです。
それで気になっていたのはその構造。中はどうなっているのか知りたかったのです。
ワンウェイバルブでも入っているのだろうか?なんてことです。
ネットで調べても一切の情報は出てこず、困りました。
バラすにしてもカシめをどうするかも課題です。
で、ある日ふと思い立ちました。ダメ元で、かしめを開いてみようと。
さて作業に入っていきましょう。
見たとおりただの中古品です。

チューブの付くニップル部分は、取り外し時に強くこじって外されたようで、ニップルがガタガタと揺れ動き、基板も歪んで波打っている状態です。 水漏れの後も見えます。

カシめを緩めていかなければなりません。
そこで、小型のバイスグリッププライヤーで挟んで、少しずつ広げていきます。

3周位して、ツバが垂直に立つくらいになるところまで広げました。

ニップルの付いた基板を取り外しました。
ゴムに巻き込まれるように嵌っていました。裏側は、ウォッシャー液の乾いた白い粉状のものが汚らしく張り付いています。

ゴムの蛇腹状の部品も取り外します。主要部品はこの3点です。
意外と単純な構造で、ただの蛇腹ポンプなのでした。
ノブを押した時に、ウォッシャー液が逆流しないようになるのは他のところに秘密があるようですが、それはまたの話ですね。

全体的に錆もあり、汚れもあるので、サンドブラストをします。
今回は珪砂8号を使用しました。

あっと言う間に、古いペイントも錆も汚れも落ちて綺麗になりました。

そして、ペイントを施します。

蛇腹を本体に組み込むのですが、そのときにラバーグリースを塗ることにしました。
というのは、ノブを押しても戻りが悪く引っかかるときがあったので滑りをよくするためです。

今回はここまで、次回、ウインドウ ウォッシャーポンプの再生 ②では、ニップルの修理から行います。