シリンダーヘッドの再生⑥ バルブガイドの取り付け | 淑女との戯れ ダットサン フェアレディ

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シリンダーヘッドの再生⑥ バルブガイドの取り付け

 
時間が経ってしまいましたが、本日バルブガイドの取り付けを行いました。
前回のシリンダーヘッドの再生⑥ バルブガイドの取り付けでは、真鍮製であるはずの蓋がアルミで出来ていて、
しかも穴が開いてしまうというハプニングがあり、その対処をしていました。
 
そしてようやく準備が整いましたので実行に踏み切りました。
 
まずは、取り外したバルブガイドのうち、良品を再利用するためのメンテナンスをしました。
2つのヘッドから取り外しましたので、INが8本、EXが8本の合計16本です。
その中から、バルブステムを通し、ガタの少ないのを4本ずつチョイスします。
それを、外観のクリーニングをし、内側はミニルーターを軽く通して浮き錆等を除去しておきます。ハッチング効果で油膜保持も期待します。
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そして、カジリ防止の意味で縁取りもしておきます。
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この後で、オイルストーンや、ぴカールのような研磨剤で、角を滑らかにしておきます。
 
ここまで出来たら、タッパーに保冷剤を共に入れて冷凍庫に保管しておきます。
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これは、金属の熱収縮と膨張を利用して取付作業する為にバルブガイドは冷やして収縮させておくためです。これだけでも後の作業が楽に進みます。
で、ここまでが、前回取り外した直後に行っていた作業です。
 
それでは、取り付けの作業に入ります。
まず準備として、下記のものを用意します。
・ストーブ
・ハンマー
・バルブガイド抜き(コピー機をばらしたときのシャフトなどで作成)
・非接触赤外線温度計
・皮手袋
・CRC556
・ハンドバーナー
 
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準備が整ったら、ヘッドをストーブに乗せて温め開始です。
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今回は200℃が目標値ですので、ハンドバーナーも用いて温度上昇を促します。
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とはいえ、冬になりかけのこの季節に外での作業です。
さすがはアルミヘッド熱くなっても冷却効果は抜群で、温めをやめると温度計の数値が直ぐに落ちていくのがわかります。
それでも、時間をかけて全体とバルブガイド挿入部付近を重点的にバーナーであぶり180~200℃くらいになったところで挿入作業に入ります。
皮手袋で、ヘッドを作業台に移動します。
 
そこで、冷凍庫から出してきたバルブガイドを準備します。
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キンキンに冷えています。
 
そして、バルブガイド抜きにバルブガイドを差込みCRCを吹きかけます。
無論挿入しやすくするためです。
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穴に差込み、ハンマーでコンコンと叩いて底突きしたら音が甲高くなるので良くわかります。
スルッと入る感じでしたので、ハンマーは最後まで入っているかの確認みたいな感じで作業が進み、アッという間に8本のバルブガイドの取り付けが終了しました。
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しっかりと根本まで入っていますね。
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逆から見てもきれいに入っているのがわかります。
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そしてしばらく放置して温度がさめたころを見計らって懸念していた歪みを測定します。
例によってステンレス定規です。
シックネスゲージは、0.05mmが入りましたので、作業前と変化がなく安心しました。
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