おはようございます。

非正規こそが最前線!アルバイトパート育成アドバイザーの佐々木美智子です。

 

スタッフさんとのより良い人間関係づくりには「ほめるのが良い」とお伝えしております。けれども、いざほめようと思っても、どんな時にどうやってほめればよいかわからない…という方もいらっしゃるでしょう。

 

ですから今回は、特に新人さん向けの具体例でお伝えします。

 

まずは初めて入店した方向けです。

「今日は来てくれてありがとう。」「これからよろしくね。」「一緒に頑張ろうね。」

といった言葉を掛けましょう。

 

「ほめる」というよりは、感謝、歓迎、励ましの言葉を伝えるといった方が、皆さんにとっては分かりやすいかもしれません。私が認定講師になっている「一般社団法人日本ほめる達人協会」=「ほめ達」では、これらもすべて「ほめる」に含みます。

 

初日の新人さんに仕事を教え始めたら、相手が初めてであることを念頭に入れれば、自然にほめる言葉が出てきます。「初めてなのにうまいね。」「やり方としてはそんな感じで大丈夫。覚えるのが早いね。」「これで仕事を2つ覚えたね。すごい。」そんな感じでほめましょう。

 

ベテランから見れば、初めての新人さんの作業は、まだまだ未熟です。もっと速くとか、見栄え良くとか、細かいところも気を付けてほしいとか、いろいろ助言したくなりますが、そこをグッとこらえて、まずは初めてである今の状況をほめましょう。

 

主婦やシニアなど、家事や前職の経験を生かして上手にできる方であれば「さすがですね。」というほめ方が効果的です。「頼りになります。」「本当に来ていただいて嬉しいです。」と添えれば、居場所感が強まって長く働きたいと思っていただけるでしょう。

 

よくよく考えてみれば、アルバイトスタッフの方々がきちんとシフトの通りに出勤して、必要な作業や仕事をきちんとしてくれるおは、当たり前のことではありません。

 

夕方まで学校で勉強をしていた学生スタッフが、放課後に時間通りに出勤するためには、もしかしたら同級生との楽しい語らいのひと時を犠牲にしているかもしれないし、事故に遭わずに移動してこれたのは、時間を気にしながらも安全にも気を付けながら移動してきたということです。

 

制服を自分で管理する方法を取っているなら、朝学校に行く前にその準備をして、学校に必要な荷物と合わせて持ち歩いていた場合もあります。

 

「時間通りに入店できた」「制服一式忘れずに持ってきた」というのも、本当に素晴らしいことですし、大きな声で「おはようございます」と挨拶ができるというのも、ほめるポイントになります。

 

飲食店の厨房スタッフや食品工場では、帽子から髪が出ていると注意されますが、全がく出ていない人に「被り方が素晴らしい」と言ってほめても良いのでは?と思います。

 

できていて当たり前ではなく、できていることが素晴らしいことなのです。

 

ちなみに「ほめ達」お勧めの口癖として「3S」というのを推奨しています。そのSで始まる3つの口癖とは「すごい」「さすが」「素晴らしい」です。

 

今回の記事の中にも、この3Sを意図的に使っていますので、ぜひ読み返して探してみてくださいね。

 

 

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