おはようございます。

非正規こそが最前線!アルバイトパート育成アドバイザーの佐々木美智子です。

 

パートやアルバイトのスタッフが離職する原因で一番多いのが、人間関係の問題です。その中でも、特に話題になるのが、いわゆる「お局」ですね。

 

お局というと、シニア層でベテランのパートスタッフというイメージがありますが、これは、年齢に関係なく、学生アルバイトスタッフでも、店長がおとなしかったり、ルールがあいまいは職場で早いうちからリーダーになったりすると、仕事面だけでなく、職場そのものを仕切ったりすることができるため、若くして「お局」的になる場合があります。

 

よく言われていたのが、新入社員で現場をあまり経験しないうちにマネージャー職になり、指示する側の役割しか経験していないため、ワーカーの苦労や大変さがわからずに現場に対して理不尽に厳しくなってしまうというものです。

 

今であれば、人手不足のためにリーダーもワーカーと同じポジションを経験しなければならないため、苦労がわからないということはないと思いますが、そのような早い時期にリーダーになれたということは「自分は店長から気に入られている」といった思いがどこかに芽生えて、好き勝手にふるまってしまう可能性があるので、注意が必要です。

 

長年勤めているベテランシニアのお局であれば、チェーン店などで店長の転勤がある場合には、その店長よりもお店のことがよくわかっていたり、どんな仕事もきちんとできるので、可能な限り優遇して長く勤めてほしいということで、店長や社員は、多少問題があっても、あまり厳しく戒めることがありません。

 

ですから、ますます自分がやりたいように行動し、言いたいことを後輩スタッフに言いまくっては、新人が辞めたくなるように仕向けます。

 

そのようなとき、そのスタッフのために辛い思いをしている人は、どうするでしょうか。

 

ある程度社会経験を積んだ人であれば、店長に相談するケースもあるでしょう。私もゲームセンタ時代に相談したましたし、某飲食店のチェーンでアルバイトをしたことがあるという知り合いで、そのような経験談を語ってくれた人もいました。

 

私が相談したときは、指導担当のリーダーに「なんで人手不足で困っているときに入ってくれた人に、嫌がるようなことをやるのか?」と、緩く注意はしてくれましたが、そのリーダーは「パワハラとはそれを感じる人の心の問題であり・・・」などと、ネットか何かの記事で読んだことを言いはじめて。店長は「それもそうだ。」などと同意したので、そのリーダーの指導態度は変わりませんでした。

 

知り合いから聞いた飲食チェーン店の方は「制度上こちらから解雇するわけにはいかないからね。」と言って、人間関係の問題でたくさんの人が辞める原因を作った本人には、何も言わず、問題解決のための対応をしてくれなかったので、その知り合いが辞めました。

 

その知り合いが勤務していたというお店(飲食チェーン)を1度利用したことがありますが、店内の様子を見たら、テーブルは半分くらい空いているもののバッシングがされておらず。入口の待合スペースにお客がごった返している状態。つまり、オペレーションがぐちゃぐちゃでした。そして1~2年後にそのお店は閉店しました。

 

そのような状況を見たり聞いたりしてみると、店内のスタッフ同士の人間関係の問題は、絶対放置してはいけないと思います。仕事というのは、必ずしも各自が行う表面的な作業だけでなく、チームワークを駆使しての連携作業もとても大事なのです。

 

しかも、一部の人の行為が他の人の離職の原因になって人手不足を引き起こすのであれば、なおさら放置できない問題だと思います。

 

そのような方の行動を改めさせるために最も有効なのは、ルールとマニュアルの整備です。仕事の手順のマニュアルはもちろん、役割分担やその日のポジションの決め方、新人の指導の仕方など、誰もが同じやり方でやることを徹底すれば、自分勝手に判断して手出しや口出しをすることはできなくなります。

 

どうしても改善されない場合は、職場の就業規則で規定を定めることによって、職場規律を乱すなど不適切な言動があったとして懲戒解雇をすることも可能です。これはかなり重い処分となりますので、まずは就業規則の内容を共有し、注意を重ねても改善されないなど、根拠を明確にした上で運用しましょう。

 

チェーン店の店長など、店舗単位では対応が難しいため、ついつい放置してしまう場合もあるかもしれません。けれども、お店の経営そのものに与える影響を考えたり「閉店」という最悪の事態を避けたいと思うなら、必ず何らかの行動をとるべきではないかと思います。

 

どのような行動をとるべきかは、私は社員としてチェーン店で仕事をしたことがないのでわかりませんが、会社に報告や相談をすれば何らかの対応策が提示されるのかと思います。

 

「たかが人間関係、されど人間関係。」問題があるなら絶対に放置をせず、対策を考えて、より良い人間関係で気持ちよく仕事ができる職場づくりを目指して取り組みましょう。