修復(2) | Classic to Modern デコラティブアート的造形と家具作家の日記

修復(2)

前回のドアノッカー修復の続きです。

 

修復方針は現状の風合いを残す。

ということで今回の修復ポイントは3つ。

 

・パネルの現状の風合いを残すために、新品に見えるような再塗装をしない。

・ネームプレートを取り付けた際にできた釘穴を埋める。

・ドアノッカー本体は磨き上げずに現状の雰囲気を残す。

 

それでは、まずドアノッカーを留めている4本の木ネジを慎重に外します。

 

 

外した木ネジは無くさないように。

 

 

 

パネルに残っている釘を抜き取ります。

 

 

 

表面にはネームプレートを取り付ける時に空いた釘穴が沢山あります。

クリーニングの後、この釘穴を埋めていきます。

 

 

次にクリーニングをします。

この木製パネルはシナ材で作られフレンチポリッシュ塗装をされているので、塗膜を剥がさないよう

テレピン油を含ませたウエス(布)を使い拭きあげます。

 

 

アンティークが持つ味わいを残しつつ、汚れが取れて本来の艶が戻りました。

 

この後はいよいよ釘穴の修復です。

 

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