★★★★★★★★★★
2013年 144min.
ネタバレ ラストはしてないかもですね。
敬称 大御所名優には敬意を表してます
監督 山崎貴
製作 市川南、畠中達郎
原作 百田尚樹
脚本 山崎貴、林民夫
音楽 佐藤直紀
宮部久蔵:岡田准一
佐伯健太郎:三浦春馬
大西松乃:井上真央
佐伯慶子:吹石一恵
佐伯清子:風吹ジュン
大石賢一郎:夏八木勲
大石賢一郎(青年期):染谷将太
井崎源治郎:橋爪功
井崎源治郎(青年期):濱田岳
武田貴則:山本學
武田貴則(青年期):三浦貴大
景浦介山:田中泯
景浦介山(青年期):新井浩文
長谷川梅男:平幹二朗
小山:上田竜也
伊藤:青木健
香川:遠藤雄弥
寺西:栩原楽人
なんで三浦春馬は死んじゃったのかねえ、とこれは彼が出ている何かを観るとついてまわる話なんてすけどね。
わたしが彼を最初に観たのはテレビドラマ「大切なことはすべて君が教えてくれた」の2011年で、彼が21歳のときでしたよ。演技はド下手だったし、そもそも21歳でなんで高校の教師なんかできんねん、なんてわたしも感情的に「ダメやこいつは」みたいになってましたけれど、その後の彼の演技の上達はすさまじくって、世間からなんかずっとバッシングされていたってのもあって、気がついたらすっかりファンになってたわけですよ。そんなときに本作でしょ。こりゃあこれからの邦画界をしょってたってってくれるわい、なんて思ってたんですけどね、なんで死ななきゃならんかったのでしょうかね。誰にも相談できんかったのかなあ、って悲しくてなりませんよ。冥福を祈るしかないんですけど、ツライ話なことです。
さて、映画は、今をときめく山崎貴の監督作ですね。今をときめくってまあこのときはもうとっくに「ALWAYS 三丁目の夕日」で有名になってはおられましたが、わたしそれは観てませんで、前後して「寄生獣」が初顔合わせでございました。
本作は、公開当時にたまたま聴いていたカーラジオでの映画解説で、女性の映画パーソナリティ松岡ひとみおねえさんが「これはほんとに泣けるし、特撮もスゴイ!」なんて言ってらしたもんですから、予告編からもうなんか泣けそうだったってのもありましてね、ぜひ観なくては、なんて思ってたんですけど、けっきょく戦争映画っていうジャンルもあって(実際はそんな簡単にジャンル分けできるような映画ではないのですけれども、当初はそう思ってたわけです)二の足を踏んだ、ということでした。
でも「寄生獣」があれでしたからね、いやいやこれならこの監督は外さんやろ、てことであわててDVDを借りて鑑賞した、ということなのでありますね。
いやもうほんと、泣けました。戦争映画、っていうジャンル分けにしてしまうとこれ賛否はあるのでしょうけれども、そうじゃないんです。傑作、なんです。
原作は知る人ぞ知る、「探偵!ナイトスクープ」の構成作家でもある百田尚樹。わたし的には「ナイトスクープの構成作家」という認識しかありませんでしたから、ここまでの話を書けるとはとってもビックリでありましたね。なんか右とか赤とか言われてるみたいですけど、この映画を観たら決してそうじゃない、ってハッキリわかると思う次第です。まあ現在の状況はわたしにはわかりませんけどね。
↑出だしの映像でこれです。おおおっ、てなりますよね。
で、すぐ話が現代になります。
↑左から、風吹ジュン、吹石一恵、三浦春馬。
このシーンだけで、演技すげえ、ってなります。のっけからいちいち、おおおーっ、なわけです。
↑夏八木勲。まあ今さらわたしなんかがどうこう言えるような人じゃないです。
本作のあとすぐに膵がんで亡くなられました。ただこの本作公開年である2013年には6本もの映画に出とられまして、そのすごさがよくわかるというもんですね。テレビドラマ「Gメン’75」に1話だけ出ておられたことがありまして、1977年ですからわたしが11歳のときだったのですけれども、なんかその話がものすごく印象に残ってるんですね。なんなら夏八木勲は「Gメン'75」のレギュラーだったと思ってたくらいです。夏八木いうか夏木勲で覚えてましたし。子供ながらに、なんかすごい役者さんだ、と思ったということなのでしょうね、きっと。
おそらく撮影時は身体的にもうすでにそうとうキツかったのではないかと思うのですけれども、だからこその役者魂には涙が出ます。
昔、日曜洋画劇場でスティーヴ・マックィーンの「ハンター」という映画が放映されたとき、この「ハンター」撮影時のスティーヴ・マックィーンは末期の肺がんにおかされていたのですけれども、見事に主役を演じ切りましてね、解説の淀川長治さんが「人間、生きてさえいればなんでもできるものなんだ」というようなことをおっしゃってまして、わたしそれを思い出しました。
そんな思いを描きながら、映画にもすっかりのめりこんでいきます。冒頭のゼロ戦の映像と三浦春馬のおじいちゃんだった人が特攻隊員だった、ということから戦争の映画だということはわかってはいるのですけれども、じゃあそれに吹石一恵と三浦春馬をどうからめていくんだろう、ということにすっかり興味がわきます。のめりこませるすべがさすが小説家だなという感じなのですけれども、だからまったく違和感なく、次はどうなるんやろ、次は、次は、とどんどんハマっていく、というわけです。
↑平幹二朗。名優ばっかり出てきますね。
ここらへんでだいたいの位置関係がわかってきます。ここらへんでもなにも、まだ開始10分も経ってませんから、まったく余分な部分がないわけですよ。観ていて楽しいとか痛快とかそういうことではなく、なんか普通のこととして映画の中に自分も入っている、そんな感じです。
で。
吹石一恵と三浦春馬は姉弟で、二人のおじいちゃんが夏八木勲なのですけれども、冒頭の夏八木おじいちゃんのお葬式のシーンの時に、実は本当のおじいちゃんは別にいるってことがわかってるんですよ。吹石一恵と三浦春馬のお母さんである風吹ジュンからそれを明かされるわけですね。もちろん風吹ジュンも、自分が生まれて間もないころに実父は特攻で亡くなってしまったので詳しくは知らない、と。で、じゃあそのおじいちゃんのことを調べようって姉が提案して、三浦春馬がかつての特攻仲間宛に手紙を出しまくって返信があった人たちに会いに行く、ということなわけです。でもって最初に会いに行ったのがこの難しそうな顔をした平幹二朗、というわけです。
↑右手はありません。「寄生獣」をほうふつとさせますね。さすが白組、です。
平幹二朗以外にもいろいろと話を聞いていきますが、いい話はまったくなく、なにしろ戦争中は飛行機乗りなのに臆病者でずっと逃げ回っていた、と。いやいやどうなるんや、なんて思ってましたら、
↑田中泯さんが出てきました。
泯さん、すっごい演技です。朝ドラの「まれ」のときとのオーラのあまりの違いにわたし、とりはだ立ちましたよ。ここでは二人は門前払いとなります。まあ、家には入りましたけどね。だから「門後払い」ですかね。
↑三浦春馬はふてくされてます。
まあそら、自分のじいちゃんが、臆病者、卑怯者、なんて言われまくってたらイヤにはなりますよね。テンションもモチベーションもだだ下がりというもんです。ところが、
↑この方、橋爪功さんが出てきて雲行きが変わるわけです。
て、ここで開始まだ12分ですよ。展開がなにしろ速くって、ほんとに心地いいです。まったくムダがないってのはさすが山崎貴、ということなのですね。
↑橋爪さんの話とともに映画は戦時中に移ります。
そういう入りも完璧なわけですよ。流れが最高です。
↑岡田准一がおじいちゃん、というわけですね。
いやあ、若き演技派、ワクワクするじゃないですか。
↑こうしてずっとなんか思いつめた顔してて。
その思いがいったいなんなのか、最後はじゃあどうなるのか、ってもうすっかりのめりこんでおりますよ。
↑ゼロ戦がいっはい飛んでたり、
↑空母が爆発したり、
↑空母から黒煙が上がったり、
↑空母が沈没したり、
なんてこんな特撮魅せられても、特撮だなんて全然わかりません。ほんものにしか見えんです。イヤな絵感がまったくないわけですよ。「ジュラシック・パーク」等CG初期の映画はすっかり凌駕しとりますね。
↑濱田岳ちゃん。
若手も演技派ぞろいです。岳ちゃんは橋爪さんの若い頃だそうですけど、いいよねえ、ではありますね。
ただね、これは仕方ないのですけれども、映画やドラマでの古い人の若い頃って別人がやるわけですから、誰が誰だかわかんなくなっちゃうんですよね。だから観る前から、それがこの映画ではマイナスっちゃマイナスなんかなあ、という気はしてたわけですよ。ところがですね、これ本作ではそれがまったくないんですよ。ほんとにうまく撮ってあるんです。脚本の妙、とでもいいましょうか。演出、特撮、脚本、演技、どれをとってもマイナスがひとつもないわけです。もうスゴイしかでてきませんね。
↑飛行機に乗ってるシーンですけどね。
いやもちろん撮影の仕方はわかってますよ。よく舞台裏とか特典映像とかで観ますからね。でもこんなん見せつけられたら、観て知っているにもかかわらず本物にしか見えないわけですよ。
↑「寄生獣」のときもそうでしたけど、音楽もすごいです。
シーンにぴったり合っていて、なんかドキドキしてしまうのも音楽の力なのですね。
↑戦闘シーンも完璧じゃないですか。
というわけで、映画の要素のほとんどがまったく悪いところがなく、そのすべてが完璧で、もうなにやらずっととりはだ立ってるのです。
で、戦闘シーンのあとに
↑この静と動!
涙すら出てきます。
↑岳ちゃんに妻と産まれたばかりの子どもの写真を見せとります。
どうして生きて帰らねばならないかということを説明してるわけですよ。岡田くんはたしかに戦場で逃げ回っておりましたが、それにはちゃんと理由があったわけです。でも岳ちゃんはナットクできませんよ。
橋爪さんは、あの時代だから仕方ないと言われましたが、でもやっぱりわたしには敬愛するさだまさしの「戦友会」という曲の一節が浮かびました。すなわち、「それを正義と言うつもりはないが、時代と片付けたくもない」です。戦争って、ほんとロクでもないです。プーチンもこの映画観てくれんかなと思ったりもしましたが、まあ観たとしても、ということでしょうね。
↑姉弟の表情がもうたまらんです。
おじいちゃんは臆病者なんかじゃなくって、おばあちゃんと娘を心から愛していたんだと知った時のこの二人の表情ですよ。ここでもうわたし、涙だけじゃなく鼻水も大洪水でした。
そしてその後は、岡田くんの言葉とともに次第次第に戦争の悲惨さが語られていきますよ。
↑ここでの上田竜也も迫真の演技です。
命への緊張感もあったのでしょうが、ここでの上田はもう限界で、飛行機を操縦し続けることができなくなってしまい、基地に戻って自爆しようとしますよ。でもそれは小隊長である岡田くんがゼッタイに許しませんでした。戦争がいかにくだらなくムダなものかということを徹底的に描いている、というわけですよね。
↑このシーンに百田尚樹の言いたいことすべてが入ってる気がします。
上田竜也はけっきょく海に着水して自爆はしませんでしたが、救援に行ったらサメがいっぱいいて上田の姿はなかった、と。それを聞いた二人の会話が以下です。
濱田岳ちゃん(以下:岳ちゃん)「敵さ突っ込んで華々しく散った方がずっと幸せだったはずです!」
岡田くん「あの時点では助かる可能性があった!」
岳ちゃん「本気で助かると思ってたのですか!」
岡田くん「わからない!しかし自爆をすれば確実に死ぬ!死ぬのはいつでもできる。生きるために努力をするべきだ!」
岳ちゃん「どうせこの戦争で自分たちは生き残ることはできません。もし自分が被弾したら、いさぎよく自爆させてください!」
岡田くん「井崎!まだわからないのか!お前には家族がいないのか。お前が死ぬことで悲しむ人間はいないのか!(中略)家族はお前が死んでも悲しんでくれないのか!」
岳ちゃん「いえ」
岡田くん「それなら死ぬな!どんな苦しいことがあっても生き延びる努力をしろ!」
もう涙と鼻水の洪水に心臓の鼓動がこれ以上ないくらい速くなってしまいます。
これもさださんの言葉なんですけど、「愛する人の笑顔を守るためにどうすべきかを考えてください」ってのが頭をめぐりまわりました。
↑「娘は、小隊長がいなければこの世に生まれておりません」と。
それがすべてだと思うわけです。
↑井上真央ちゃん。岡田くんの奥さん役です。
赤ちゃんともども、一度だけ岡田くんに会うことができた、と。こういうサプライズも涙もんですね。すっかり涙腺は緩んでます。
↑真央ちゃんの演技も負けてませんね。
熱演です。
↑「必ず戻ってくる」と。
足がもげても、腕がなくなっても、生まれ変わってでも戻ってきます、て。かなわなかったですけどね。でもかなったのかな。このあとの真央ちゃんの言葉で言及されますが、そこらへんの判断は観る側われわれのそれぞれの感性にゆだねられることになっとりましたね。
↑橋爪さんの言葉にまた泣かされます。曰く。
半年前に末期がんで余命3ヶ月と診断されたのに倍も生きていられたのは、小隊長の話をお孫さんたちにするためだったのですね、と。もう、ね、いろいろなんかエンターテインメントが詰まってる映画ですよ。月並みな言葉ですけど、「めっちゃいい映画」です。
↑風吹ジュンに報告しとります。
で、ここの最後に、じゃあなぜおじいちゃんは特攻を選んだんだろう、って。
いや、そう、いろいろあって忘れてましたけど、それなんですよ。ほんと、じゃあなんで?って。まだまだ息をつかせませんね。
↑山本學さんまで出てきましたよ。
キャスティングもすごいですわ。
↑若い頃の學さんがこの子。三浦友和と百恵ちゃんの息子さん。
いや、良いですよ。三浦貴大。なんか若い頃と現代とがしっかり被ってきてます。似てないんですけど、なんか面影みたいなものがうっすらとあるような。そういう人を選んだのか、そういう演出なのか。もうここまできたらそんなことどうでもいいんですけど、だからやっぱりすごいわけですよ。
ちなみにわたし、ここのシーンの學さんのセリフで愕然としてしまいました。特攻で亡くなった人、約4400人、て……。当時の日本の人口が何人だったかは知りませんけど、そんなことじゃなくって単純に4400人もの若い命が、戦争って言う虚偽の正義の名のもとに自ら命を絶っていったんですよ。犬死ににもホドがありますよね。みんな人それぞれに人生ってあるじゃないですか。4400の人生を一人ずつ語ろうと思ったらどれだけの時間がかかるか、想像すらできません。それだけ命って重いもんなんですよ。それをいったいなんだと思ってるのか。特攻を命令したやつらは、自分たちはのほほんと生きている。そんなバカなことってあるもんですか。死んでいい命なんてどこにもないのに。わたし、愕然として、なんか身体が震えてしまいました。
↑なんかもう観入ってしまいます。
映画っていろいろすごいなあ、って改めて思いました。
↑わかりにくいですけど、染谷将太です。
岡田くんを戦闘シーンで助けて、その代償で自分が傷ついた、ってシーンで。そこで岡田くんが言うんです。「あなたたちこそ生き残って、この国のために立派な仕事をするべきだ」って。いやまさにそうなんですよ。このクズみたいな戦争を始めたほんまもんのクズよりも、若者たちの未来を守るべきなんですよ。もちろん人の命に大小はないですけど、だからみんな死んじゃいかんのですよ。戦争なんかしちゃ、いかんのですよ。
↑學さん、晴馬に向って「教官の分までしっかり生きるんだ」って。
晴馬ね、力強く「はいっ」て言ったんですよ。悲しくて仕方ないです。自分で死を選ぶのがどれほどおろかかっていうこの映画に出演して、「しっかり生きろ」って言われて「はいっ」て応えてるのに、晴馬はそのときにこの映画のことを思い出さなかったのかなあ、って、ほんとに悲しくなってしまいました。
↑泯さん再登場、です。
存在感がすさまじいです。
↑若き日はこやつです。
新井浩文……。演技は素晴らしいのに、こやつは晴馬とはまた違う別次元でザンネンでした。もったいないですけどね。ほんともったいない。まったく……。
↑別人になってしまっていました。
なにがあったんや、てわたし、またまた違う意味で心臓がドキドキしてきましたよ。
↑戦争の悲惨さが岡田くんの口から語られます。
教官だった時の教え子たちが次々と死んでゆくのを毎日見てた、って。もう悲しくて悲しくて。悲しくて悲しくて悲しくて悲しくて。
↑演技がハンパないもんですから、こちらの感情移入もハンパないわけです。
↑ここの一連のシーンは泯さん目線で語られてました。
昔話をして、その合間合間に戦争の映像が挟まれる。演出はもう圧巻です。
↑晴馬を抱く泯さん。号泣しちまいましたよ。
↑トラックから降り立つ染谷将太。
先の同じシーンでは、新井浩文に焦点を当ててのアングルだったので、染谷は後ろに映ってました。こういう演出も斬新と言えば斬新です。
いえね、これってそうなんですよ。映画やドラマで、戦争とか合戦なんかで主役にしかスポット当たってないですけど、まあそれは当たり前っちゃ当たり前なんですけどね、でもその他大勢として死んでゆく脇役たちにだってそれぞれの人生があって、それぞれの家族がある。そういう視点で撮られてるのがほんとに斬新だと思いますね。
わたし、戦国時代の大河ドラマとか観てるといつも思うんですよ。合戦が始まってあっというまに何人もが切られたり弓で射られたりして秒殺されますけど、ああ、こいつにも妻がいるんだろうなあ、子供がいるんだろうなあ、悲しんでくれる親がいるんだろうなあ、って。なんか肚落ちした感すらありました。
本作は戦争を憎む話なんですけど、いやいや実は壮大な愛の物語、です。染谷の後の姿である夏八木さんが言います。
「あの人(岡田くん)は死ぬのを恐れていたのではない。松乃(真央ちゃん)やお前(風吹ジュン)の幸せがこわれてしまうのを恐れていたのだ」
どうして最後の最後で死ななくちゃならなくなってしまったのか、どうして死を選んでしまったのか、ほんとうに自分で死を選んだのか、っていうところは最後まで語られませんでしたけど、戦争ってこんなものなんだ、っていう強烈なメッセージのような気がしました。
ラストのエンディング前からずっと号泣必至です。
↑岡田准一、ありがとう!
わたし最後まで、じつはどこかで岡田くんが生きてて戻って来るんじゃないか、って思ってましたけど、でもやっぱりそれじゃアカンですよね。物語的にもメッセージ的にもあってはならんですよ。でも、「でも」って……。
今日の一言
「命、大切にしましょうね」
あ、DVD、ブルーレイでご覧になる方は必ず特典映像まで観てくださいね。気持ち、伝わってきますよ。
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