昭和の時代には、英語の達人がゴロゴロいました。 | マークシートに慣れた英語を、世界に通じる英語にシフトさせ、あなたをグローバル社会に送り出すGlobal10の英語教室

マークシートに慣れた英語を、世界に通じる英語にシフトさせ、あなたをグローバル社会に送り出すGlobal10の英語教室

マークシートに慣れた英語を、世界に通じる英語にシフトさせ、生徒をグローバル社会に送り出すことを使命とする東京のお父さんです。

「昭和の時代には、英語の達人がゴロゴロいました。」

 

この言葉をお聞きになって、どんな感想をお持ちでしょうか?昭和の時代よりも令和の時代の方が、教材が豊富であって、AIを利用してどんどんとレポートも簡単に書けて、且つ英会話の訓練も容易にできるから、令和の方がずっと英語を学びやすいんじゃないでしょうか、と言われそうなんです。

 

しかしながら、敢えて申し上げるのは、「昭和の時代から、英語学習は全く変わっていない」と言うことです。本来の英語学習は、昭和の時代からずっと変わらずにあるのに、平成から令和と移って来て、インターネットの普及でどんどんと複雑な学習方法になって来ています。それは、平成生まれの人には、比較が出来ないからわからないかもしれませんが、厳しい言い方をすると、こう言えると思います。

 

昭和の時代の英語学習者の英語は、サビないんです!

 

それがどんな教育をすれば、サビないでいられるのか、今の10代、20代の若者にはわからないと思っています。まったく英語学習の教材やITの技術がない時代に、どうして英語力をつけることが出来たのか、想像が出来ないのです。しかしながら、今の時代よりもずっとずっと、「熱い思いで」勉強してきました。

 

なぜなら、スターと呼ばれる英語の達人がいて、その人たちに近づこうして、賢明な努力をしてきたからです。では、スター並みの英語の達人って、だれでしょうか?

 

①松本道弘先生

「ディベートの神様」と言われてきた達人です。教養雑誌「TIME」を辞書なしで読めと指導されてきました。「Give and Get」の考えは、多くの英語学習者に違いを作りました。大学の柔道部で3段の腕前で、オリンピック出場候補者でもありました。私が言う「英語は武道と同じ」と言うのは、松本先生からの教えを踏まえております。

 

②國弘正雄先生

「只管朗読(しかんろうどく)」として、音読の大切さを広めた達人です。中学と高校の英語を大切にして、音読から英語力を鍛えることを訴えました。

 

③サイマル・インターナショナルの同時通訳者

・村松増美(むらまつますみ)先生

・小松達也先生

・西山千先生

日本の会議通訳者(同時通訳者)の草分け的存在です。アポロ宇宙計画の際の同時通訳を担当した達人です。文科省英語を大切にして、「第二文型」と「第三文型」で英訳せよという指導を受けました。目からうろこが落ちる思いがしました。

 

この①から③までの先生方にあこがれて、昭和の英語学習者は、ウオークマンもなく、重いA4サイズのテープレコーダーを持ち歩きながら、NHKラジオの英会話講座を聞いて勉強していました。私も、①の松本道弘先生から直接指導を受けた者です。そして③のサイマル・インターナショナルが運営する「サイマル・アカデミー」の第一期生として勉強させていただきました。

 

④ブルース・ホルコム先生

サイマル・インターナショナルで同時通訳を学ぶために、オーストラリアから国費留学した達人です。オーストラリアでNo.1の同時通訳であって、いまでも日本で極めて精度の高い通訳の会社を営んでいます。私には、”Speak correctly. Write correctly.”を意識しながら、精度の高い英語を目指せと指導されました。そして、こう言われたのを今でも覚えています。

 

「お前は、日本人だから英語ネイティブになれない。しかしながら、英語ネイティブに近づくことはできる。その方法は、①英語圏の出身で②大学院で応用言語学を修得した人に頼んで③イギリスの「エコノミスト」の記事を題材にして④お前の書いた要約を添削してもらえ。それが、一番の近道だ。」

 

ここで、英語のライティングの大切さを感じて、アメリカの経営大学院に入学して、ゼロからEnglish Grammarを学び直して、KISS(Keep it simple and short.)という考えを叩きこまれて、いまに至っています。そして、私が出会って指導を受けた達人は、学ぶことに対して極めて厳しい姿勢をお持ちです。

 

英語を超一流から学ぶ。

 

超一流から学ぶことで、極めて大切です。そして、このような達人の先生が逝去されている令和の時代で、英語を学ぶ若者を見て、「お手本のいない寂しさ」を感じます。私は、本当に幸せです。

 

ここまでお読みいただきまして、ありがとうございます。

 

感謝

 

お問い合わせは、こちらです。